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今朝の東京新聞から、半藤・保坂対談覚書き

2017.03.03.10:21

今日の東京新聞、半藤一利氏と保坂正康氏の対談が載っている。幾つか印象的な言葉があったので、覚え書きとして写しておきます。

保坂「デモクラシーの後にファシズムがやってくる。それが20世紀の鉄則です。ファシズムはいつもデモクラシーの後を影のように付いてくる。」

半藤「昭和3年の張作霖爆殺の時は、新聞社が批判したからうまくいかなかったんですよ。それで、昭和6年の満州事変までの間に軍部が何をやったかといえば、新聞社の幹部を呼んで、片っ端から酒を飲ませて親密な関係を作った。見事に籠絡されてしまった。」

保坂「結局、最後のところで問われたのは、普遍的なジャーナリストなのか、国家の宣伝要員なのかということです。/戦後になると、権力批判が新聞の役割だと意気込んでやってきたが、この7、8年を見れば、ジャーナリズムは国家の宣伝要員になりつつあるなあ、というのが正直な印象です。」

この二人をまさか左翼だという人はいないと思いますが、保守の評論家ですら、これだけの危機意識を持っているのが、現在の日本ということです。


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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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