今日の東京新聞、半藤一利氏と保坂正康氏の対談が載っている。幾つか印象的な言葉があったので、覚え書きとして写しておきます。
保坂「
デモクラシーの後にファシズムがやってくる。それが20世紀の鉄則です。ファシズムはいつもデモクラシーの後を影のように付いてくる。」
半藤「昭和3年の張作霖爆殺の時は、新聞社が批判したからうまくいかなかったんですよ。それで、昭和6年の満州事変までの間に軍部が何をやったかといえば、
新聞社の幹部を呼んで、片っ端から酒を飲ませて親密な関係を作った。見事に籠絡されてしまった。」
保坂「結局、最後のところで問われたのは、普遍的なジャーナリストなのか、国家の宣伝要員なのかということです。/戦後になると、権力批判が新聞の役割だと意気込んでやってきたが、この7、8年を見れば、
ジャーナリズムは国家の宣伝要員になりつつあるなあ、というのが正直な印象です。」
この二人をまさか左翼だという人はいないと思いますが、保守の評論家ですら、これだけの危機意識を持っているのが、現在の日本ということです。
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