想定はしていたけど、というより、実はちょっと挑発したところもあったのだけど (ちと意地が悪い)、安倍批判をしたら、やっぱり常連のネトウヨさん 笑)からコメントが来ました。しかも長大だけど内容も根拠も論理もまるでない感情的な言葉を投げつけてくるコメント。要は自転車レースのブログで政治の話をするな、するなら政治ブログを名乗れ、というものだと読み取った。
まあ、拙ブログでは僕が自分の責任で自分の思う事を書いているわけで、それをとやかく言われる筋合いはないわけ。人の家の庭にある花を、知らない人から、この花はこの庭にふさわしくないから、別の場所へ移動させろ、と言われたら、普通の人ならどう反応するだろうね 笑)
ところで、最近こんな本を読んだ。書いたのはイスラエルから日本に移住した人だ。
イスラエルという国がナチス化していることがわかる一方で、日本もまさにそうしたイスラエル的な方向へ向かっていることもわかる。イスラエルでは「戦争」を「作戦」と言い換えているなんて、「戦争」を「事変」と言い換えてた旧日本軍部や当時のマスコミを連想させられる。また、ナチスの強制収容所の次のような話も、拙ブログとしては素通りできないところだ。
「尊厳を剥奪された光景を毎朝のように目にしたドイツ兵。整列時におびえる人々を鬼の形相で虐げたドイツ兵。彼らはいつの時点で非人間的な行為を躊躇なく行えるようになったのだろうか。彼らには声を上げる機会、疑問を投げかける機会はいくらでもあったのだろうが、残念ながら彼らはそれらすべての「帰還不能点」を見逃して、通過してしまったとしか思えない。/この「帰還不能点」は大きな変わり目ではなく、小さな点の連なりだった。」(200)
帰還不能点。どこかでみんなが声をあげなかった、上げるチャンスはいっぱいあったはずなのに、あげなかったことで、もうのっぴきならない、引き返せないところへ突き進んでしまったんだろう。現代日本での帰還不能点がすでに過ぎてしまっていないことを祈りながら、僕はこの自転車ブログでも、時々政治の話、安倍批判を続けていくつもりだ。
最後に、この著者ダニー・ネフセタイさんがFBでメリルストリープの発言を取り上げてこんなことを書いている。
……
大人の責任
ゴルデングローブ賞にて社会的発言?
えっ!?
ゴルデングローブ賞ってみんなで楽しく過ごす場ではなかった?
いえいえ
昨日のメリル・ストリープの発言はまさに大人の責任の発言でした。
現在のゆがんだ世の中
トランプ・プーチン・ネタニヤフ・アベ・・・を産んだ社会を
考えると社会的発言はいつでもどこでもやる必要があリます。
「ここはあくまでも楽しい場にしたい・・・」
「社会的発言をすると人が集まらない・・・」などはもう古い!
第3次世界大戦前夜、反対の声をあげましょう。人権が当然と認められている世界のため声をあげましょう。はっきりと。
メリル・ストリープ、ありがとう。
……
……注記……
この記事、もともとはコメントしてきたネトウヨ氏に対して反論をかなりしつこく書いていたんだけど、力強い援護コメントや拍手メッセージがいくつも届いたので、かなり穏便になりました。当初のままアップしていたらさぞかし荒っぽい記事になったことでしょう 笑) コメントや拍手メッセージを下さった方に御礼申し上げます。

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