アメリカの入国規制、アメリカの大統領にはとんでもない権力が与えられているのね。大統領令って、大統領の一存であんなことができちゃうのね。ただ司法がそれを部分的に取り消したりできるのは羨ましいことですが。。。さて、各国の首脳が批判している中、「この場でコメントする立場にはございません」と言い放った安倍には脱力します。
要するに、日本にはあまり関係ないから、余計なことは言わないでおこうということなんでしょう。イギリスのメイ首相も最初はアメリカの問題と突き放した言い方してたけど、批判を浴びて軌道修正してます。オーストラリアもアメリカのことはアメリカに任せるとかなんとか言ったようですが、マスコミの論調は批判一辺倒。安倍の脱力コメントに何も言わない日本のマスコミは、もう重症です。
この分だと、トランプの指示で拷問復活なんてことになっても、きっと何も言わないでしょう。
だけど、この安倍的態度、今の日本の社会全体を覆っている雰囲気なのかもしれません。積極的に安倍を支持するネトウヨ連中はともかく、自分に直接的な被害が及ばない限り、特定秘密保護法も安保法制も共謀罪も、自分に関係ないという社会の雰囲気。ナチスの時代もそうだったんでしょう。拙ブログで何度も引用したマルティン・ニーメラーの詩が思い浮かべられます。
ナチスが共産主義者たちを連行したとき
わたしは黙っていた
だってわたしは共産主義者ではなかったから
やつらが社会民主主義者たちを投獄したとき
わたしは黙っていた
だってわたしは社会民主主義者ではなかったから
やつらが労働組合員たちを連行したとき
わたしは黙っていた
だってわたしは労働組合員ではなかったから
やつらがわたしを連行したとき
抗議してくれる人は
もうだれもいなかった (アンコウ訳)
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