今回はやたら長いです。
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だから私はこのスポーツを愛しているのだ。今日は信じられないぐらいハードだったが、それでも本当に素晴らしかった。今日二人でチームTTをする計画はほとんどなかった。しかしアタック合戦の後、突然私はジュリアンと二人だけになっていた。私たちは集団から逃げ出していたのだ。正直に言えば、最初は、このまま行くべきか、迷った。かなり繰り返し監督と無線でやりあい、このまま行くべきか、それとも後ろで追いかけてくる他の選手たちを待つべきか話しあった。結局二人だけで行くことにして、私たちは完全に力を出し尽くした。私は無論すぐにTTモードに入った。約20キロほどをかなり本気の走りをしたのは、後ろからたくさんのアタックがあって追いついてこようとしていたからだ。しかし、私たちはいつの間にか差をひろべ、最大で6分のリードを奪えた。
今日は、軽めのプロフィールで、逃げが決まるチャンスとしては最後の日だった。同時に、スプリンターチームがレースをコントロールしようとするかははっきりしなかった。私たちは、最後があまりに起伏があるので、スプリンター勝負を望まなかった。結局ゴール20キロ前で捕まったとはいえ、私たちは十分うまくやった。
ジュリアンは私が一緒に行けるスピードで上りパートを引き受け、同様に私は平地を引き受けた。そうして、私たちは、後ろから来るグループに捕まっても、最後にジュリアンがその集団に混じれるようにしたかった。昨日、すでに彼は逃げグループで走り、機材トラブルでステージ優勝のチャンスを逃していた。そのせいで、彼が後で言ったことだが、今日は私についてくるのが辛かったそうだ。特に途中で私がエアロポジションで走ったし、彼はTTスペシャリストではないのだから。何れにしてもチームメイトとこんな破天荒な行動に出られたことはすごいことだ。途中、私たちは時々、自分たちのやっていることで微笑みながら顔を見合わせた。本当に楽しかった。
ゴール後に敢闘賞を二人でもらえたのも素晴らしいことだった。これはツールの歴史でも初めてのことだそうだ。チームの雰囲気はステージ優勝した後のようだった。夕食ではみんな饒舌だった。今日は後々まで語られるに違いない歴史を作ったのだ。
今はうちのトレーラーのアイスクーラーからやっと出てきたところだ。きっと回復に役立つだろう。明日は幸運にも休息日だ。
それはともかく、私は、今日の4時間も続けられたパンチ力が、TTのステージでは足りなかった。9位という成績にはもちろん不満だらけだ。しかし、3週間のレースではバッドデーだってありうる。そこにはいろいろな理由があるだろう。食事の失敗、食べ方が少なすぎた、飲み物が足りなかった、休息に失敗した、あるいは免疫システムが忙しかった、などなど。残念だが、そういうものだ。また報告する。
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