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ヴェークマンのアムステル分析

2016.04.20.00:01

なんだか憂鬱な状態のアンコウです。何か書こうという気にも、あまりならない。まあ、個人的に興味を引くような話題がないということもあるし、何しろ忙しいということもあるんですけどね。

というわけで、そんな中で明日のフレッシュ・ヴァロンヌに出場するファビアン・ヴェークマンのアムステル・ゴールドの分析が cyclingmnagazine.de に乗っていました。

ヴェークマンは去年までこのレースに14回連続出場だったんですね。今年はシュテルティングが招待されず、出られませんでした。

……
決定的な瞬間は?

それはもうはっきりしてるよ。エンリコ・がスパロットがアタックしたカウベルフへの最後の登りさ。あれは決してびっくりするようなアタックではなかった。彼は前の方にいてそのまま走り出して、ミヒャエル・ファルグレン以外誰もついていけなかった。最後の数百メートルでは、ファルグレンが前に出てくれたから、ガスパロットは休むこともできた。クレバーだったし強かったね。

今日の最も強かった選手は?

こんなレース展開だからね、言うのは難しいけど、ガスパロットはとても強かった。でもティム・ヴェレンスもいい走りをしたよ。もし力を温存してたら、カウベルフでガスパロットと一緒に抜け出すことができただろうね。でも本当に強いアタックだったし、ああいう冒険はいいことだ。

びっくりしたことは?

ガスバロットに誰もついていけなかったのは、ちょっとびっくりだった。でも彼はレースを通じて強かったみたいだし、最後の30キロは常にトップテンに入って走っていたからね。ひょっとしたらマイケル・マシューズなら一緒に抜け出せただろう。でもその他は、要するに、それほど強くなかったということだ。

ミヒャウ・クヴィアトコフスキがあんなに早くちぎれたのも、ちょっとびっくりだったね。結局、石畳レースの後は疲れているから、アムステルでも上位になるのは難しすぎるんだろうね。ほとんどの選手は疲れ切ってて、もうどうしようもなかったんだろう。

戦術的なミスは?

それはどこにも見られなかった。今日はとんでもないミスを犯した選手はいなかったと思う。結局戦術的な争いではなくて、サバイバルレースになってたからね。

このレースに14回も出場した立場から気がついたことは?

14年間ずっと出ていたレースだからね。TVで見てたのは変な気分だった。新しいゴール地点は、このレースを完全に変えてしまった。以前、カウベルフを登ってゴールだった時には、ケーテンベルフが勝負所だった。カウベルフではすべてを備えた最高の選手たちだけが残れた。でも今は変わってしまったね。はっきり言って、テレビで見てて興奮したのはほんのちょっとだった。自分で走っていた時は、もちろん違っていたけど。

コース沿いの観客にとってはこのゴールは楽しいだろうけど、レース自体は緊張感をなくしてしまった。最終周回はレースを魅力的にするには、ちょっと難しさが足りなかった。ただ単純に、カウベルフだけに集中していればいいんだから。そして、ラストのスピードがない選手は上でかかったアタックには一緒に行かなければならない。でも強い上にラストのスピードもあるのだったら、賭けてみるべきだろうね。今日なら多分マイケル・マシューズがそうすべきだった。というのもは、彼がもし一緒行こうと思ったら、みんな彼の後ろについたことだろう。そしてアシストがもういなくなってしまっていたら、もうブラフでいくか、自分自身で走らなければならないだろうからね。
……



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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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