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キッテルのインタビュー(rsn)

2016.02.07.15:26

興奮冷めやらぬキッテル、rsnの独占インタビューです。長いです。携帯云々の処はどうも会話がかみ合ってないみたいだけど、ひょっとしたらこちらの誤訳かもね 笑)

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マルセル・キッテル、総合優勝おめでとう。ひどい数ヶ月が終わって、今再び表彰台に立てた気分は?
MK: 過去の記憶は少し薄まったぜ。いずれにしても、おかげで、またこういう経験ができることがありがたいと思えるよ。

すばらしいシーズンスタートで肩の荷は軽くなった?
MK: ちょー幸せだぜ。もちろんプレッシャーはあったし期待が大きいのもわかってた。俺自身もそうだったけど、去年のことがあって不安はあったぜ。現在の俺たちがチームとしてどのレベルなのか、これまでのところがどのぐらいうまく機能しているのか、そんなこともはっきり分からなかったしな。俺は調子が良いことは分かっていたけど、それだけじゃあうまく行かねえこともあるし。こういう勝利でスタート出来たことが重要だぜ。新しいスプリンターを信頼してもらえて、チームにとっても重要だし、逆に俺自身もチームを信頼出来るから、俺にとっても重要だ。俺たちみんなにとって全く重要なスタートだったんだ。

すぐに結果を出したい、出さなければならないというプレッシャーはどうだった?もしなかなか勝てなかったら、どんなコメントになったんだろう?
MK: ああ、去年の経験から知っているのは、言い訳は不要だってことだ。俺は自分自身で高い目標を立てていた。俺は昔の強さを取り戻したかった。そして今は俺が成し遂げたことで幸せを感じているぜ。一年を棒に振ってみて分かったぜ。なにしろ携帯にもメッセージが少ししか届かねぇんだ。いまはまた違ちがってくるぜ。いずれにしてもこれに関しては平静でいられたし、それがここドバイでも役に立ったぜ。

ん? 携帯が静かだと快適だってこと? でもやっぱり勝利のほうがいいだろう?
MK: スプリントすること、ゴールスプリントでのこの特別な気分を味わうこと、これが俺にとってこのスポーツの魅力なんだぜ。この気分のために俺はやってるんだ。この気分が嬉しいことになるか嬉しくないことになるかは関係ねえ。俺にできることをするだけだ。この気分がないのは悲しいぜ。この気分を味わえないのは嫌だぜ。

新しいチームでポジションが変わったよね。ジャイアント・アルペツィンでキャリアを始めて、キミは成長したし、チームもきみのおかげで成長した。エティックス・クイック・ステップではキミはスターとして加入したし、チームはすでにいろいろとやり遂げているチームだ。何か違うだろう?
MK: もちろんだ。俺は去年60勝もしたチームにいるんだ。勝ったのは一人二人じゃなくていろんな奴が勝ったんだ。俺は新加入だし、プレッシャーもあるぜ。チームは選手ととてもプロフェッショナルな関係を持っている。だからみんなリラックスしている。むしろ大きな目標のために走る覚悟をみんなから感じるぜ。このチームのレベルがどれぐらい高いかはこのドバイで実証された。これを続けたいぜ。一方で、うまくいかないときには誰か別にレースで勝てる奴が4人も5人もいるってことだ。これはこれまで知らなかったことだぜ。

新人として、なにか入会の試験、いわば受け入れ試験みたいなものに合格しなければならなかったんじゃないの?
MK: 幸いにしてそういうのはなかったね。過去に、そういうのがあるって話を聞いたことはあるけど、今年はありがたいことになかったぜ。ラッキーだったのかもしれねえな。俺たちはトレーニングに完全に集中して、なにも変なことは起きなかった。

エティックスのやり方に敬意をはらったんだね。昔はどんなことがあったの?
MK: たいていチームミーティングでのことらしい。週末をみんなで一緒に過ごし、みんなで出かけて、新入りに酒を飲ませたんだ。自転車に乗ってるときだけじゃなく普段もどんな奴かが分かるってことだろ。

ところで冬は地獄のトレーニングをしたそうだね。エティックスではずいぶん印象的だったようだし、他のチームでもベルギー人選手たちがきみのトレーニングをずいぶんリスペクトしながら話していた。どんなことをしたんだい?
MK: 冬場はやることはすべてやって、トレーニングに完璧に集中し、健康にも注意しながらチームとうまくやっていくっていう目標を立てたんだ。でもこの冬はみんないいトレーニングができたんじゃないか?天気がよかったもんな。俺個人としてはベルギー人と一緒というのは新しい経験だったぜ。連中はいつもアウタートップで走るんだ。トレーニングでもだぜ。以前だったら慣れなかっただろう。考えを変えなければならなかったぜ。最初は慣れなかったぜ。でも最後は身体にとって新たな刺激になったぜ。トレーニングで新しいことができて嬉しいぜ。このおかげで今年のスーパーなスタートが切れたのかもしれねえ。

このドーハでのスプリント二勝よりも、ハッタ・ダムでの登りでのパフォーマンス【4位】のほうが印象深いんだけど。クラシックの王者カンチェラーラとジルベールから千切れなかったんだからね。クラシックでも戦える新しいマルセル・キッテルを発見したんだろうか?
MK: いやいや、2011年のブエルタを思い出して欲しいぜ。俺は登りがあったステージでもスプリントで勝ったことがあるぜ。このぐらいできるってのは分かってたぜ。もちろんそういう能力を示すのは嬉しいぜ。でも俺の限界だってわかってる。この日はうまくいったってことだぜ。

ハッタ・ダムの結果で、クラシック、たとえばミラノ〜サンレモみたいなレースに出る気になった?
MK: ポッジオはハッタ・ダムの200メートルよりずっと長いからな。でもミラノ〜サンレモにいつか出るってのは俺の個人的な目標だぜ。これに出ずにキャリアを終えたくはねえ。でも出るだけじゃしょうがねえ。勝負出来るときに出たいぜ。
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うーむ、クラシックでキッテルに可能性があるのはミラノぐらいでしょうかね。身体はでかいけど屈強、頑強っていう感じじゃないからねぇ。うまくポッジオでアシストに連れていってもらえれば、カヴも勝ったことあるしね。でも口ぶりから今年は出ないんでしょう。



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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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