バルギルと言えば、去年のツールの下りコーナーでインを付いてゲラント・トーマスだっけ?ふっとばして大顰蹙を買った選手ですね。ジャイアント・アルペツィンとしてはグラン・ツールで総合を狙わせたいフランスの若い選手です。
水曜に事故被害当事者(手首骨折)としてプレス発表で彼が事故の状況を話したようです。
「トレーニング初日で、車が突っ込んできたとき、僕らはホテルへの帰り道だった。僕らから300メートルぐらい離れたところでその車はコーナーを曲がってきた。この車は間違った車線を走ってきて、スピードも出しすぎだと思った。その後スピードは落としたけど、左車線を走り続けたんだ。ぶつかるときにやっとブレーキをかけた。こちらは50キロぐらい出ていて、相手も同じぐらいのスピードだったと思う。」
運転手は普段左側通行のイギリス人女性だそうで、ヨーロッパ大陸はご存知のとおり右側通行。わたしの知り合いもヨーロッパでレンタカーを借りて走り出してすぐに右折で路肩に後輪を乗り上げたと言っていました。
事後直後、、怪我をした6人は路上に横になったままお互いに大丈夫かと声を掛け合っていたそうです。どうやら7人で走っていたようです。一人だけ無傷で済んだようですが、それが誰かは名前を出してないです。
「僕らのうち一人が車をよけることができて、救急隊に連絡し、看護してくれたんだ。カオスだった。最初の何日かは冗談を言い合っていたけど、今は起きたことを実感し始めて、もっとひどいことになる可能性だってあったんだと、背筋が凍る思いもしている。」
練習中の事故ではスペインのハビエル・オチョアがよく知られていますが(兄は死亡)、たしかに不幸中の幸いだったのかもしれません。しかし時速50キロ同士で正面衝突すると、自転車に乗ってる方は普通は死んでもおかしくないですよ。

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