HP に監督のポイチュケのインタビューが載っていました。話題はシーズンオフの間の選手たちの練習についてです。
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選手たちはシーズン終了後、いつ再びトレーニングを開始するのでしょうか?
ポイチュケ: ウチのチームは1月終わりから10月半ばまでレースに出場した。こうした集中的なレースシーズンが終わった後は、選手たちは皆3週間の休息を取ることが大切だ。この時期はスイッチオフして、心身ともにリスタートし、来シーズンのエネルギーを蓄えなければならない。この時期は絶対的に重要だ。だから我々はどの選手も長く充分な休息を取らせたい。ウチの選手たちのほとんどは11月の第一週にトレーニングを再開する。非常に多くのレースを走ったり、あるいはシーズン中の疲労が顕著な選手に限り、休息はもう1週間ほど延長することになる。
この11月の時期、トレーニングの種類と目的はどのようなものでしょう?
ポ: 最初の週は集中的な特別トレーニングではなく基礎トレーニングになる。選手たちには穏やかな基礎トレーニングとパワートレーニングで練習を再開させる。2週間したらゆっくりと強度を高めていくことになる。これに加えて持続性を高めるトレーニングになるが、この目標は、シーズン中はおろそかになりがちな背筋と腹筋を鍛えることだ。こうしたトレーニングの第一段階はどの選手も同じで3,4週間続ける。12月になったら、春に絶好調に持って行きたい選手には別のトレーニングを用意する。
シーズンオフは通常の栄養摂取とは別のものを食べてしまいがちですが、体重増加はトレーニングのスタートに影響しますか?
ポ: 選手たちがシーズンオフに体脂肪を増やすのはウエルカムだよ。これも体調回復には必要なことだ。選手たちはシーズン中は体重もリミットまで絞ってとても僅かな体脂肪率で身体を動かすんだ。シーズン前にこれを蓄えることは、この後のトレーニングのためにも大切なんだ。加えて、それによって免疫力も高まる。特にいまの冬のシーズンは感染症にかかりやすいからね。
感染症は別にして、冬場のトレーニングでは、春のシーズンに臨んで、どのようなリスクがあるのでしょう?
ポ: 最も大きな危険は入れ込みすぎだね。だから選手たちはみんなトレーニングの始めは余り集中的なものではなく、穏やかなものから始めなくてはならないんだ。こうした張り切りすぎの傾向は、若く経験の浅い選手や、前のシーズンに不満がある選手によく見られることだ。彼らは次のシーズンにむけて極度にモチベーションを高めてしまって、この時期に頑張りすぎて、シーズンが始まるとそのしっぺ返しを食らうことになる。
通常選手たちは個人契約のトレーナーのもとでトレーニングすることになります。チームの監督としては選手やトレーナーとどのように連絡を取り合うのでしょう?
ポ: トレーニングを始めるにあたり、私たちはまず共通の規則を決めるんだ。そこにはなにより、どの選手もいつからが最初のレースに出場するかを知っていなければならない。シーズン前、11月終わりの最初のチームミーティングで、さらに細かく決める。そこでは選手全員と個別に話し合い、調子をどう整えるか、レースプログラムをどうするかを決めるんだ。このときに現在のトレーニングの状態を話し合い、トレーニング上でもし間違いがあれば、早めに修正することになる。
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先日の
キッテル移籍の時にもちょっと触れたように、選手たちは個人トレーナー(マネージャー)を雇っていて、基本的にはチームキャンプ以外はその指示で練習をしているんですね。
さて、15年シーズンには不満しかないでしょう、ネルツ君は入れ込みすぎないと良いんですがね。

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