YouTubeに元ちとせの「腰まで泥まみれ」という曲がアップされている。
ルイジアナで渡河訓練のをして、部下は戻ろうというのに、馬鹿な隊長は進め進めと命令して一人おぼれ死んでしまう。それに対して引き返した部下たちは助かった。腰まで、いな、首まで泥まみれなのに 馬鹿な隊長は前進しろという。そしてこの歌では死ぬのは命じた隊長だった。
しかし、現実に過去の戦争を見れば、進めと命じた連中は生き残って、死ぬのは命じられた部下たちばかり、というのがほとんどだ。自分が命じたことなど、戦争だったのだから仕方がなかったのだと開き直って責任をつゆほど感じない。
ただ、この歌は命じた者が勝手に死ぬなら死ね!という歌ではないだろう。ざんねんながら隊長が進めと言ったら、部下は通常それを拒否できない。「やがてみんな泥まみれ」になるまえに、馬鹿な隊長を引き留めなくてはならないっていう歌なのだろうね。

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