TVでは今第二ステージを放映中です。かつてオランダ人初の総合優勝者ヤン・ヤンセンの古い映像なんかが映っていましたが、このとき僅差で争ったヘルマン・ファン・スプリンゲルのことは何も言いませんでしたね 苦笑)
この時は最終日まで1位にファン・スプリンゲル、2位と3位は20秒以内でスペイン人とヤンセン、4位に1分半弱遅れてブラッケというアワーレコードの当時の記録保持者がいたんですよ。で、最終日はTT(正確には午前中に短いロードレースで午後TT)。当初はファン・スプリンゲルがリードしていて、みんな決まったと思ったみたいですね。
ブラッケも予想したほど伸びず、スペイン人はTTがダメ。ところが残り20キロぐらいから一気にヤンセンが差を詰めて、ひっくり返して38秒差で優勝。当時の最小差でした。負けたファン・スプリンゲルは長距離レースのボルドー〜パリで7勝している名選手です。ヴィキではファンスプリンヘルなんて無茶苦茶なカナを振っていますが、オランダ語のGはすべてハ音だという先入観による間違いです。
この後、89年にレモンがフィニョンに8秒差で勝ってこの記録を更新するんですが、最終日がTTだと、どうも逆転サヨナラになるようです 笑)
さて、昨日のTTでハンドルが取れて、しかもカメラがそばにいたおかげで世界中に発信されてしまったネルツ君、rsnに対して、こんなことを言ってますね。
「中間計測の前3キロで、TTハンドルが緩いな、と思ったんだ。でもパニックにはならなかった。だってそれで走れたから。その後のカーブで走行ハンドルをもっていたら、TTハンドルが丸ごと外れて前輪の上にぶら下がったんだ。」
というわけで、TTハンドルそのものは壊れたわけではなく、単に抜けちゃったみたいですね。で、栗村さんも言っていたけど、エアロポジションでも変速できるように電動変速機のケーブルがつながっていたので、ぶらぶらさせておくわけにもいかず手に持って走っていたようです。
「本来このケーブルを引きちぎってハンドルを捨てるべきだったけど、時速50キロで走っていて、そんなことできないよ。30秒から1分近くタイムロスしたんじゃないかなぁ。でもこんな目に合ったんだから、タイムについてはしょうがないよ。今後にモチベーションは高まっている。だって調子が良いのは分かったからね。」
うーん、1分損したのなら、実際はトップから30秒遅れだったんですがねぇ。ただ、デーゲよりはTT速いかな、という気もするけど。。。

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http://www.radsport-news.com/sport/sportnews_94018.htm
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