マルティン、しばしレースのない状態でしたが、ブログ更新されていました。しかし、いつものように硬めの口調でいきますが、今回はかなりユーモラスです。
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この二日間(日曜と月曜)ツールのコースになっている石畳区間の視察をしてきた。荒れた石畳で安定して走れる技術と、この区間について知識を得ることが私のテーマだった。私はこのステージが総合争いで決定的なものになるだろうと思うのである。個人的には二つのシナリオが考えられる。つまり、私はプロローグでマイヨ・ジョーヌを獲得していて、この石畳でそれを守らなければならない。あるいは総合トップに僅差で追いすがっていて、マイヨ・ジョーヌを奪い取らなければならない。そういう二つのシナリオである。どちらにせよ、このステージを万全な形で走れなければならないのだ。そのためにもこの視察は重要であり、そしてそれができて私は満足している。
しかし予期せぬちょっとしたハプニングもあった。というのは私はレーサーパンツを持って来なかったのだ。しかも、走り出す直前にそれに気付いたのである。つまり忘れてしまったわけである。日曜日だったため、店舗も開いておらず、私は最悪のケースを覚悟し、黒いボクサーパンツとレッグウォーマーで何とかしなければならないと思った。黒いボクサーパンツにしたのは、そうでなければ目立ってしまうからだ。
むろんそんなことになっても、私は走っておきたかった。そこで即興でいろいろ始めてみた。手袋にくっつけるつもりで持って来たテープ付きクッションをパンツのクッション代わりにして、ボクサーパンツに貼り付けてみた。かなりヘンテコだったが、とりあえずそれで一緒に来てくれることになっているチームカーのところへ出かけていった。ともかく私についてくれるのは【コーチの】ロルフ・アルダークとマッサーひとりだけだった。つまり私にレーサーパンツを貸すことができる他の選手が一緒ではなかったのだ。そこでマッサーがどこか店が開いてないかという淡い希望とともに出かけていった。帰り道で彼は一人のホビーレーサーと出会った。そこで彼に借りられるようなレーサーパンツを持っていないかと尋ねた。奇妙なことにこのホビーレーサーはレーサーパンツを二枚重ねばきしていたのである。なので上にはいていたレーサーパンツを貸してくれるように説得し、それが功を奏した。サイズはXXLだったが、わたしはなんとかレーサーパンツをはいて試走することができたのだ。私のチームスポンサーが、私が契約外のパンツをはいて走っているのを見逃してくれると良いのだが。今日、【チームコーチの】トム・ステールスがチームのロゴ入りパンツを持ってきてくれた。
もちろん、くだんのホビーレーサーには借りたパンツを返せるように住所を聞いてある。そしてさらに私は御礼として私のマイヨを一緒に送るつもりだ。
しかし、慌てた。自分がレーサーパンツを忘れるなどとは夢にも思わなかったからである。
ドウフィネが始まったら、またこのブログで報告するつもりでいる。
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ちょっとこれだけだとわかりづらいんですが、宿の部屋で気が付いたのでしょうね。そしてボクサーパンツってブリーフのことだよね?それをはいて待機していたチームカーのところまで行ったと言うことでしょうか。で、あわててマッサーが車で近場を探しに行って、レーパン二枚重ねばきのホビーレーサーの太った(XXLってどういうサイズ?)おじさんから一枚借りたということでしょうかね?
しかし、マルティンのマイヨをこれでゲットなんて、運が良いですねぇ。こんなことになったら、私なんかなけなしのレーサーパンツだってマルティンに差し出しますよ 笑)

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http://www.tony-martin.de/de/たしかによく見ればエティックス・クイックステップのパンツではないですね。でも、どこのでしょう? いずれにせよ、だからなのか、写真がめずらしくピンぼけ気味です 笑)
しかし、マルティンのボクサーパンツにレッグウォーマー姿、これこそ写真をアップして欲しかったですね 笑)

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