デーゲンコルプが幸せ一杯の一方で、南のバスク地方ではフレーリンガーはだいぶ痛めつけられたようです。結果を見ると、連日グルペットだったみたいですね。
-----
バスク一周は一年で一番ハードなステージレースとして、プロ選手の間では一目置かれている。
開催時期、モチベーションが異常に高いクライマー達で構成されたほとんどのチームのメンバー、ならびにロケーションと、主催者側もこうしたことに応じてコース設定をすることで、特別なものになっている。今年の場合は、悪名高いバスクの4月の悪天候はなんの問題も起こさなかった。おそらくここ何年もの間で、一回も雨が降らなかったなんて初めてじゃないだろうか。この地域の自転車競技に対する熱狂もすごいものだった。天気が良かったこともあって沿道の観客は特に多く、ツール・ド・フランスの雰囲気すらあった。最後の登りをグルペットで走っていると、沿道からピザが差し出されるんだ。もちろんそこに行くまでにムチャクチャハードなレースがあるんだけどね。5つのステージで、右へ行ったり左へ行ったり登ったり下ったり、全部で35の山岳ポイントが設定されていて、その間、一メートルだって平地がないんだ。
ぼくらのチームは怪我や健康上の問題から、ベストメンバーで参加できなかった。ウチのエースのトム・デュムランは主に最終日のTTとアルデンヌ・クラシックの準備を目標にしていた。そして、僕らはチームとしてまとまって走り、ゴールインすることを主な目的にしていた。
最終ステージは8人でスタートしたチームだったけど4人しかいなくなった。この後たくさんレースが控えていることもあって、僕は最終日のTTをスタートしないことにした。少しでも回復できるようにと思ったからだ。この最終日、トム・デュムランが素晴らしい成績を上げた。2つのひどくきつい登りが含まれたTTで、彼は優勝したんだ。これで彼のアルデンヌ・クラシックでの成績に期待が持てるよ。でも、このバスク一周で、この後のレースで必要になるハードなレース勘が得られただろうと思う。次のレースはブラバンツェ・パイルだ。
じゃあね。
ヨハネス
-----
観客がグルペットの選手たちにビザを提供、ってやっぱりビールも出てくるんだろうなぁ。

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト