アルペツィン内部での熾烈なエース争い 笑)、どうやらデュムランが勝ったようです。
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なんてヘンチクリンなステージだったんだろう。いずれにしても普通の台本通りには全くならなかった。最初かなり長いあいだ逃げを作るためのアタック合戦があって、そこでチームメイトのローソン・クラドックが落車して手首と胸骨を骨折してしまった。テキサスから来た我がチームのカウボーイがいなくなって、残念だけど、僕らのチームは6人編成になってしまった。ローソンがすぐに良くなることと、このあと激しい痛みが出ないことを祈っている。
約30キロほど走った後で、ジャック・ボブリッジを含む4人の選手が逃げた。ボブリッジは総合でたった39秒しか遅れていなかったから、【総合トップのデニスの】BMCがコントロールして逃げグループに短い紐をつけていた。だけどそれも、ボブリッジが集団に戻ってきたときまでで、その後BMCはゴール前に逃げを捕まえることには興味がなかった。
だけど、それはグリーンエッジとしてはおそらくそうじゃなかった。リードがそれほど大きくなかったので、彼らは逃げをさっさと捕まえて、途中の中間スプリントでダリル・インペイが3秒のボーナスタイムを稼いだ。その後再び新しい逃げグループが成立。でもそう簡単に自由に走らせてはくれなかった。今回コントロールに出たのはランプレとモビスターで、スピードは速かった。
マルセルにはスピードが速すぎで、最後のたくさんのアップダウンで力を使い果たした。すでに最初から、今日はオレの日じゃないと言っていたとおりだった。そこで僕らはチームリーダーのトム・デュムランのために走った。一日中集団のなかでナーバスだったけどうまくやれた。落車のせいで総合3位を失うなんて、もちろん嫌だからね。
ゴールのスプリントはもうホントにはちゃめちゃだった。ただただ真っ直ぐでちょっとだけ下っていて、どのチームもトレインを作れなかった。こんな状態では誰がベストのスプリンターかなんて関係ない。誰が頭のスイッチをオフにできるかだった。いや、スプリンターの感情を害するつもりはないけど、結局、それができるって言うのはやっぱり才能なんだ。
ゴール前150メートルで前で何人かの選手と自転車が空中を舞うのが見えたとき、僕はだいたい40位ぐらいにいた。なんとか転ばずにすんで、16番目にゴールした。まあ、どれぐらいたくさんの選手が転んだかがこれでわかるだろう?
ユーチューブのリンクを張っておくけど、本日の幸運児賞はロジャー・クルーゲに決まりだね。ユーチューブの画像の中のイアムの選手だ。
ラッキーなことに、僕らのチームでは誰もこのハイスピードの落車に巻き込まれずにすんだ。巻き込まれたみんなの怪我が軽いことを祈っているよ。そうは言っても明日は集団の中は包帯だらけだろうね。
明日はまた山岳コースだ。トムがなんとか一つか二つ順位を上げられるように、頑張ってみるよ。
じゃあまた。
ジーモン
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逃げグループに短い紐をつけていた、なんて、なんかとても素敵な比喩じゃないでしょうか?個人的にはとても気に入った言い方です。
で、本文にあるユーチューブです。
で、イアムのクルーゲがラッキーなのは認めるけど、この車載カメラをつけていた選手はそれ以上じゃない?
追記 ジェレミー・ロワの車載カメラだそうです。コメントをくれた のすけもん@inflaenza さんに感謝。ついでに別角度のビデオも教えてもらいました。最後にちらっとゲシュケがゆっくりと通過していくのが映ってます。
https://twitter.com/HeraldSunTour/status/558500332225835008
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