正月というと、
去年はSFや古生物の話ばかり読んでいましたが、今年は、年末に大人買いした「進撃の巨人」15巻をまとめ読みしました。
舞台がドイツのネルトリンゲンという円形の城壁に囲まれた町をモデルとしているそうで、昔、自転車でこの町に行ったことがあるので、気になっていました。ただ、モデルにしていると言っても、はっきり言って、それ言われなければわかんないな。漫画の城壁みたいに高さ50メートルもないしね。

(左側の地図でわかるように円形の城壁に囲まれた小さな町です。で、写っているのは一緒に行ったおじさんです。拙ブログなんか見てないだろうけど、Yさんお元気かなぁ?)
それ以上に、この漫画、もっと今という時代を映しているような気がしましたね。これがヒットした理由も間違いなくそういうところにあるんでしょう。なにしろ、壁に囲まれた息苦しい感じが現代の閉塞感を象徴しているように思われます。
ものすごい死亡率の最前線で頑張っていながら住民からは白眼視されている主人公たち調査兵団に対して、住民の命などより自分たちの資産のほうが大事だと思っている権力者たちと、それを守る中央憲兵団。どうやら敵(=巨人)には、そうした権力を持つ者たちだけが知る秘密が隠されているようなんですが、あちこちに現代社会のいろんな比喩として読めるようなところもありそうです。
16巻目が待ち遠しいです。

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト