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マルティン、2014年の総括

2014.12.18.23:09

マルティン、アスタナへのライセンス認定を激しく批判していますね。「ドーピングが蔓延していると思われるチームにプロツアーチームのライセンスを与えるとは、私たちの顔面にパンチを食らわせるようなものだ」とドナウクリエ紙のインタビューに答えてます。アスタナの選手の成功の背後には「たっぷり疑問符がつく」と厳しい言葉で非難してますね。

というわけで、マルティンの今シーズンの総括が、例によって rsn に載っていました。

マルティンの今シーズンは実質4月から9月始めまででの10勝でした。つまり最初と最後は今ひとつだったということです。2月3月のドバイツール、アルガルベ一周、ティレノ〜アドリアティコと、それぞれのTTで2位にすら入れない状態でしたが、4月に入ってバスク一周でシーズン初勝利を、しかもTTじゃなくアップダウンコースでソロアタックして逃げ切りで挙げると、4日後には、こんどはTTで優勝。

このまま行くかと思ったら、4月末のツール・ド・ロマンディのTTではフルームに破れるし、短い距離のプロローグでもパッとしませんでした。しかし5月にはいるとベルギー一周のTTで優勝すると共に総合も獲得、つづくツール・ド・スイスでも二つのTTで優勝すると共に、最終日まで総合トップを走り、あわやというところまで行きました。でも山岳でもかなりよい状態だったということです。

「わたしは今年の初めに次のような目標を設定した。ステージレースの山岳コースで2011年の水準に戻ることだ。それがうまくいったので、わたしとしてはとても嬉しいし、将来のためにも大きなモチベーションになる。」

ドイツナショナル選手権のTTでも、悪天候のなか、コースを間違えたにもかかわらず優勝し、直後のツール・ド・フランスでは第10ステージでのソロアタック逃げ切り勝ちと最終日前のTTでも勝ちました。

「【第10ステージの勝利は】私のこれまでのキャリアのなかで最も美しい勝利だった。私たちはこのステージを徹底的に調べた。プロフィールからみて、とても私向きだとわかった。そこでトライしてみたのだ。それがうまくいったこと、それもあのようなやり方で勝てたことは、私にとってとても重要なことだった。」

この勝利についてはツールのオーガナイザーのプリュドムも、今回のツールで最も素晴らしい勝利だったと大絶賛でした。ところが9月半ば過ぎの世界選手権では、チームTTで3位、個人TTではウィギンズに負けて2位に終わりました。その少し前のブエルタのTTでは優勝していただけに、かなり驚きましたね。

「シーズンの最後は、わたしが望んでいたものとはちょっと違っていた。むろん直後はがっかりした。しかしスポーツに敗北はつきものだ。これはタイミングのよいときに出た警告だったのだ。原因究明が大切なことは分かっている。それと、今シーズンの他の勝利がこの敗北をすぐに忘れさせてくれた。」

2015年は「やはりTTが私が勝利を一番狙うべきものだ」とは言ってますが、同時に、TTで始まるツールも大きな目標の一つのようです。勝てばマイヨ・ジョーヌですからね。「マイヨ・ジョーヌを着るというチャンスはそうすぐに来るものではない。だからこそ、私はとても楽しみにしている」とのこと。



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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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