
rsn(radsportnews.com)のシリーズ、ネルツの番でした。今シーズンも完全にアシストとして走りながら、ステージレースの総合で微妙な上位の成績を上げています。ポーランド一周で9位はともかく、やっぱりブエルタの印象が強いですね。サムエル・サンチェスとカーデル・エヴァンズのアシストをしながら総合18位は悪くありません。とくに序盤でエヴァンズに前輪を渡してサポートカーを待ったおかげでグルペットでゴールせざるを得なかったのですから。
ただ、ブエルタはともかく、やっぱりツールに出られなかったのが痛いですねぇ。クリテリウム・ドゥフィネで楽車で脳震盪を起こし、膝にも深い傷で、しばらく自転車に乗れなかったのが利いてしまいました。最近羽生結弦君が脳震盪にもかかわらずすぐに試合に出て論議を呼びましたが、自転車界では脳震盪を起こしたら即リタイアで安静となるようです。
本人はツールは90%の確率で出場だと信じていたようで、かなりガッカリしたようですが、来シーズンはアシスト稼業は終了して、二部チームとはいえエース待遇です。ボーラ・アルゴン18というチームですが、ドイツのチームなのでワイルド・カードで大きなレースにも出場の可能性は高いだろうと思われます。チーム監督のラルフ・デンクは、ネルツは十分に、スカイに移籍したレオポルト・ケーニヒ(ツール7位)の代わりになると太鼓判を押してますが、ホントにツールでベスト10に入れたら、すごいですけどねぇ。ただ、私見ですがアシストがちょっと弱すぎるかなぁ。よっぽどのファンでも、名前を聞いたことあるのって、ベテランのバルトシュ・フザルスキーぐらいでしょう。
ネルツ君、これまではインタビューでもアシストの鑑みたいなことしか言わなかったんですが、移籍後はちょっと強気です。「ぼくは、自分が3大ツールのどれかでベスト10に入れると信じている。この何年かアシストで走ってきたけど、来シーズンはチームを率いて走る。楽しみだよ。」
拙ブログでは20歳でデビューした時から追っかけてきたので頑張って欲しいです。

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