rsn(radsport-news.com)でマルティンの2015年のプランについてインタビューが載ってました。ちょっと長いので2回に分けます。今回は主に来年のツールのことですね。
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rsn:マルティンさん、つい一月前にツールのコースが発表になったときは、あなたは休暇中でした。情報はどうやって知ったのでしょう? またコースの印象はどうでしょう?
マルティン:わたしは一日か二日後になってインターネットで知った。しかし、ユトレヒトで短いTTで始まることはすでにだいぶ前に聞いていたから驚きはしなかった。このTTの初日はわたしにとっては、世界選手権とならんでハイライトになる。マイヨ・ヴェールを着るチャンスはそうそうあるものではない。だからわたしはそれを楽しみにしている。
rsn:ですが、今回のTTはとてもみじかいですね。ガッカリしたのではありませんか?
マルティン:主催者のことは理解している。TTがもっとあればクリス・フルームが圧倒的に有利になるから、総合争いを盛り上げるためにこうしたのだろう。彼の特徴を考えたのだろうが、残念ながら、わたしにも不利になってしまった。わたしはグラン・ツールでは二回の長いTTが入っているものだと思う。しかし、初日にマイヨ・ジョーヌを取れるなら、これでも十分だ。そして私たちのチームにとっては、これも大切なチームTTもある。
rsn:最初の大きな山岳は第10ステージまでありません。しかし、ユイの壁のような急勾配や石畳、あるいはチームTTやふたたび導入されたボーナスタイム制度で、総合順位争いが左右される可能性があります。もしユトレヒトでうまくいったとして、ドイツのファンは一週間ぐらいはあなたのマイヨ・ジョーヌを期待しても良いのでしょうか?
マルティン:最初にマイヨ・ジョーヌを取れれば、それはわたしにとってすばらしいことだ。しかし、確かに落車などがなければ、一週間はそれを期待することはできるだろう。
rsn:現在11月ですが、あなたは現在徐々に来シーズンに向けてトレーニングを始めているところですね。これまでのところはどんなじょうたいでしょうか?
マルティン:もちろんモルジブでの休暇中も自転車は持っていっていたが、きちんとしたトレーニングを長時間することはまだない。ならしているところだと言って良いだろう。12月からの本格的なトレーニングに向けて、準備中と言うところだ。今は筋肉や骨や腱を長時間のよりハードな負荷に慣れるようにしている。それゆえに、わたしはこれまでのところ比較的短い距離を走り、5時間も山を走るようなことはしていない。むろん寒さもあるからだが。
rsn:シーズン最初のハイライトが普段より短いTTであることで、あなたのトレーニングは変わるのでしょうか?
マルティン:ツールが近づいてくればトレーニングはたぶん変わるだろう。出場するレースもよく考えなければならない。なにしろこれまでのように第8ステージか第9ステージにあるTTの勝利を目指すために、ツールの最初の週を生き残ることを考えるのではなく、初日にピンポイントで絶好調に持っていかなければならないのだから。それゆえ、準備はとくに特別によく計画を立てなくてはならない。それ以外にもスタートとカーブの速度をこまめにトレーニングしなければならないだろう。ユトレヒトでは10分の1秒でマイヨ・ジョーヌを取れるかどうかが決まる可能性があるのだ。
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つづきはまた明日。

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