うーむ、例によって古い話で恐縮ですが、87年の世界戦、その年のジロとツールに勝ってダブルツールを達成していたスティーブン・ロッシュ(ローチ)

(ゼッケン121、以下数字は ゼッケン)は、ツールが終わって世界戦までの1カ月以上(この年の世界戦は9月始め)を、自転車には調整程度にしか乗らず、本格的なトレーニングはほとんどしないで過ごしたそうです。
そして世界戦には同国人のショーン・ケリー

(120)のアシストとして出場、最終週ではケリーを引き連れて大集団から抜け出して先頭を引っ張って10人程度の逃げを成功させると、ラスト300メートル、ケリーとアルジェンティン

(128)が牽制しているところをアタック、一人逃げ切ってトリプルクラウンになったんでした。ちなみに、このとき後ろのメイン集団には市川もいて、たしか40位代でゴールしたはずです。
YouTubeにありました。
これを見るとロッシュが何度も先頭に出て集団コントロールをしているのが分かります。最後ロルフ・ゲルツ

(184)のアタックに反応して潰しに行くのもロッシュですね。だけど、これは結果的に逃げが決まりそうになります。頻繁に後ろを見るロッシュ。
スティーブン・バウアー

(31)とか、テーン・ファン・フリート

(107)とかブロェーキンク

(111)とかステファン・ロークス

(110)、そしてクリケリオン様

(19)も、みんな懐かしい。ルックのパンツの赤字に白十字はギド・ヴィンターベルク

(210)ですね。ちなみに今は世界戦ではパンツまでナショナルパンツになってますが、昔は所属チームのパンツにマイヨだけナショナルチームでしたから、それからも誰だか分かりやすかったんですね。なにしろサングラスもヘルメットもないから荒い画像でも誰だか分かりやすい。
というわけで長々と昔の話をしたのは、世界戦一週間前まで入院していたデーゲンコルプ、本格的なトレーニングをしないまま優勝したロッシュのようにならないか、という願いを込めるとともに、一つ前のエントリーのマクラにしようと思ったんですが、YouTube を見てたら、つい夢中になってしまいました。

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