いやあ、「刑事フォイル」第二話は戦争が始まってもイギリス国内に堂々と存在した親ナチ反ユダヤのファシストたちが絡む話でした。ものすごく濃いし深いし、第一話でもそうでしたが、主人公は戦時中でイギリスの国益と正義の板挟みになる。また、主人公のフォイルがいいんだわ。ミステリーの謎を解く主人公にありがちなエキセントリックさがなく、フライフィッシングが好きで教養と良識を備えた常識人で、イギリス空軍にいる息子を心配する父親で、声高に正義を語ることもない。わたしとしてはいま一番夢中です。
というわけで、マイカが山頂ゴールのステージで優勝とともに総合でもトップに立ったようですね。ツールで初勝利を挙げたと思ったら、一気に来てます。一方、拙ブログが密かに期待したネルツは26秒遅れでした。結果から見る限り、BMCはサミュエル・サンチェスやペテル・ヴェリッツら5人が先頭集団に残り、ネルツはアシストをしたのでしょうか?それとも単に千切れたのかな? いずれにしても、山頂ゴールと言いながら二十数人の集団スプリントになったようです。
スプリントと言えば、この前日のカトヴィツェでの集団スプリントゴール、優勝したのがロット・ベリソルのヨーナス・ファンヘネヒテンという選手でした。この選手はこれまでグライペルやルーランツのアシストとしてほとんど自分の成績を狙うような立場になかった選手だったようですが、今回のスプリント、時速80キロというものすごいスピードだったようです。
このカトヴィツェという町でのゴールスプリントは、コースが少し下っていて、いつでも高速スプリントになるらしいんですが、これまでの記録は3年前にいまをときめくキッテルが出した79キロだったそうで、今回のファンヘネヒテンの80キロは最高記録だそうです。まあ、風向きなどの気象条件や他の選手たちのスピードなど、いろんな要素が混じるスプリントのスピードですから、違うレースを比べてもしょうがないんですけどね。ただ、時速80キロって、かなりの下りでもなかなか出ないですよね。
さて、今日のわけの分からないプロフィールマップの第6ステージの後、最終日クラカウの平地のTTで決着が付くようですが、マイカがこのまま総合を取れるんでしょうか?

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