ジロの方は最後の最後にメズゲッツが勝ちました。最後の伸びはキッテル並みでした。うまく前の二人のスリップに入って、しかも最高のタイミングで前に出る隙間があきました。まあ、TVの解説ではブーアンニがニッツォーロやメズゲッツやヴィヴィアーニより頭一つ抜けているような言い方をしてましたが、サガンやデーゲンコルプも含めて、このあたりのスプリンターはみんな実力的には同じようなもので、その時の列車の状況や展開次第で、誰にでもチャンスがあるんじゃないかという気がします。
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三連覇は完璧だった。わたしはとても幸せである。私にとって、またチームとスポンサーにとって、素晴らしい日々だった。ベルギー一周の私の三度目の勝利はチームのまとまりがあったればこそだったのだ。チームは偉大だった。トム・ボーネンや、パリ〜ルーベの勝者ニキ・テルプストラといった超一流選手がアシストとして、献身的に私の風よけになってくれたのだ。私のモチヴェーションもさらに上がろうというものだ。
私の三連覇は記録だそうだが、これはわたしとしては副次的なものに過ぎない。わたしにとっては、今を生き、勝利し、自分の調子が良いことを確認することのほうがはるかに重要なのだ。
強の最終ステージはわたしたちにとって驚くようなことはなにも起きなかった。わたしの勝利はまったく危なげないものだった。むろんいつでも集中していなければならなかったのは言うまでもない。落車ひとつで全てが無に帰してしまうかもしれないのだ。ただ、最後の山でのジルベールのアタックは、私が自ら追わなければならなかった。チームメイトたちは一日中前を引いて、このときはもう反応できなかったのだ。ジルベールやファンマルケ、あるいはファン・アーフェルマートのような連中は、たとえ総合で数秒差でつけているわけではないにしても、逃がすわけにはいかなかった。しかしわたしのチームは、山を越えるとふたたび素早く集団の先頭に集まり、逃げたわたしたちを吸収してくれたので、わたしはほんのわずかな間だけ孤立したに過ぎなかった。みんなには最大限の感謝を捧げたい。沿道のファンもすばらしかった。
わたしたちは、今日は幸いにも、この勝利をみんなで一緒にお祝いできた。通常はステージレースが終わるとみんなそれぞれ勝手に旅立つものなのだが、今日はツールで走る予定の石畳のコースを明日見に行く予定なのだ。ベルギー一周に参加した8人のうちの6人がそれに加わる。だからこんばんはみんなで乾杯だ。
コースの下見の後、わたしは帰宅する。今年はわたしはツール・ド・スイスに出る。ここ3年はツールの準備のために走ったドウフィネは出ない。ちょっとアクセントを変えてみたいのだ。つまりツールが始まってからの慣らし運転の段階をなくしたいと思っているのである。そしてすぐにレースのリズムで走れるようにしたいのだ。ツール・ド・スイスのほうが時間的にツールにドウフィネより近いからだ。
状況はまたお知らせしたい。
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マルティンはツール出場決定なんですかね?

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