一方のフランスでは、ラストはFDJが完璧なコントロールでしたね。あれ、フランスもブーアンニの連覇かぁ、と思ったら、ブーアンニのカタパルトかと思ったデマーレがそのままゴール。去年は同じパターンでゴール直前にブーアンニにさされていたけど、今年は逃げ切れました。たぶんFDJのなかでは二人のどちらが勝ってもよいと、エースを決めていなかったんでしょうね。
さて、デーゲンコルプです。
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もちろん2位ではがっかりだよ。表彰台に登ってドイツチャンピオンマイヨのすぐそばを通ったら、やっぱり悔しいよ。でも今日は自分を非難するつもりはないね。たぶんいくらか早く風を受けてしまったのかもしれない。アンドレ【グライペル】に対して、スプリントの開始が少し早すぎたのかもしれない。でも、純粋なスプリンターの彼に対して勝ち目があるとすれば長めのスプリントしかなかったんだ。僕は彼の前に出たけど、彼のスタミナはスーパーだった。結局彼は勝つべくして勝ったね。
時速が65キロで始まって、最高速では70キロを越えるような下り気味のゴールでのスプリントは僕向きではない。だから僕は悔いはないよ。このゴールラインで、グライペルとまともにスプリントで張り合ったら、おそらく大差をつけられていただろうね。だから僕は彼を慌てさせてやろうと思って、長めのスプリントを仕掛けてみたんだ。
最後はマルセル【キッテル】の代わりに僕が行ったのは、彼が痙攣で最後いなくなってしまったからなんだ。本来は彼のスプリントのために走るのが僕の役割だったんだけどね。すでにラスト2周の段階で、彼は調子が良くないと伝えてきた。それでも僕は最後まで、彼が集団に追いついてこないか、気にしていた。でも彼はもう戻ってこなかった。
これから二日ほど家で過ごして、火曜日にツールへ出発する。僕は自分の調子に満足している。今日はスプリントで負けたけど、自分のパンチ力は見せられたんだからね。
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デーゲンコルプはいずれナショナルチャンピオンのタイトルは取れるでしょう。

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