少し前に、SOQマガジンというドイツのスポーツ関連のオンラインマガジンにヴェークマンへの5つの質問というインタビューが載っていました。しかしヴェークマン、ミュンヘンに戻って手術ということで車椅子姿の写真がツィッターに載っています。顔は元気そうだけど。。。

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https://twitter.com/FabianWegmann半腱様筋と大腿二頭筋、つまり太股の後ろと前の筋肉が骨盤の腱から切れてしまったと言うことのようです。と言われてもよくわからないけど。ただ、骨折ではなかったようです。
1)あなたは13年も自転車のプロ選手としてやってきました。たくさんのトレーニング、たくさんの旅行、そしてしょっちゅう心の中でやめたいと思ってきたはずですが、それを乗り越えてきた。毎年あらたにレースシーンに加わるというモチベーションはどこから来るのでしょう?
ああ、簡単なことだよ。自転車に乗るのが楽しいんだ。ぼくは趣味を仕事にしたのさ。もちろんそう簡単じゃないことも多いよ、でも過去の勝利の思い出と、もういちどその気持ちを味わいたいという意欲が、毎回新たなモチベーションになってくれるんだ。
2)プロのトレーニングってどういうものなんでしょう?距離を稼ぐ基礎トレーニングとパワー持続とれーにんぐとならんで、自転車とは別の特別なトレーニングがありますよね?そして気候が自転車向きではない時期には南へ移住したりするのではないですか?それともあなたはいつも地元でトレーニングをするのでしょうか?
冬はクロカンスキーがぼくのトレーニングの基本になるね。でもジョギングやパワートレーニングもやるよ。ぼくは地元でトレーニングするタイプなんだ。ただそれができないときはマウンテンバイクやエルゴメーターで、規則的な、パワーに特化したトレーニングもするよ。
3)プロの視点から、ドイツでのロードレースの状況はどうでしょう? ドーピングスキャンダルが多くて、人々は自転車競技に対する楽しみを奪われたり、ロードの英雄たちに対する熱狂を失ったりしたのではないでしょうか?
むろんたくさんのドーピングスキャンダルは自転車競技を傷つけたよ、とくにドイツではね。でもメディアでは登場機会が減っても、沿道の観客は減っていないよ。このまえのフランクフルトのレースも観客はすごかったからね。
4)仕事と家族はどのようにバランスをとっていますか?あなたは家にいないことが多いでしょうし、シーズン中は奥さんもお子さんも辛いのではありませんか?あなたはプロ選手として、それをどう考えていますか?
むろんシーズン中は家族が恋しいよ。でもいまはFacetimeやSkypeなんかがあるからね。しばらく一緒にいなくても、そのおかげで楽だよ。家にいるときはトレーニングを自分で決められるから、家族との時間はたっぷり取れるよ。ときどきは家族も連れてトレーニングキャンプに、たとえばトスカナに短期間だけど行くこともできるし、それはそれで楽しいことだよ。
5) 13年の自転車プロ生活ですが、その後、つまり自転車のプロとしての生活が終わった後はどうするつもりか、聞いても良いでしょうか? あなたはしっかりした計画をお持ちでしょうか?すでに人生設計を準備しているのでしょうか?それとも将来のことは成り行き任せなんでしょうか?
今はぼくは今のことで一杯だよ。ぼくは33歳で、まだ数年はトップレベルで走れると思う。その後のことは分からないけど、でも自転車の世界から離れるつもりはないよ。それがプロスポーツの世界なのか、それともバイクインダストリーの世界なのかは分からないけどね。

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