というわけで、rsnのドイツ語圏選手総括シリーズ、1位はカンチェラーラでした。ま、ベルンの出身だからドイツ語圏は間違いないけどね 笑)
拙ブログ、あまりカンチェラーラを熱心にフォローしてないんですけど、6位ツィオレク、5位マルティン、4位キッテル、3位デーゲンコルプ、2位グライペルときて、これで1位の紹介しないわけにはいきませんよね 笑)
TTのスペシャリストからクラシックの王者へというのがrsnの記事の出だし。ここ数年、カンチェラーラに顕著になってきたこの特徴が、今シーズンはさらに進歩したという感じでした。たしかに今シーズンもスイス選手権、オーストリア一周、ブエルタとTTで3勝しているんですが、そして、なにより
ブエルタではマルティンを破っているんですが、カンチェラーラの勝利のインパクトはTTよりもフランドルとパリ〜ルーベですね。
他にもその前の
ミラノ〜サンレモ(3/17)でも3位で、最後の展開を作っていたのはサガンとカンチェラーラでしたからね。そしてその後の
E3プレイス・ハレルベケ(3/22)でも優勝。
フランドル(3/31)と
パリ〜ルーベ(4/7)は優勝候補筆頭で、それを見事に実現してしまいました。しかもフランドルはまたしてもワープしたみたいな圧倒的な強さ。あのサガンが苦しそうな顔してずるずる遅れていきましたからね。
「フランドルの優勝は特別だったね。去年ここで落車して病院へ送られたんだから。」
シーズン後半は世界選手権にターゲットを絞って、ブエルタは調整にしたようですが、そこでマルティンに勝ったのに、肝心の世界戦では3位に終わり、それ以上に狙っていたロードでは10位止まりでした。
「僕の目標は勝つことだった。でも自分を非難すべき点は何もない。全てやれることはやった」と潔(いさぎよ)いです。「とても素晴らしいシーズンだった。前の年と比べれば今年はとても幸運だったと言って良いね。」
来シーズンの目標はやっぱりクラシックですね。チーム自体がすでにワンデーレースに最大の重点を置いて、カンチェラーラをサポートすると明言しているようですし。最初のレースは2月の新しいドバイ・ツールで始め、その後はクラシックに向けて通常のプログラムだとのこと。そして、シーズン後半はやっぱり世界選手権のようです。
「シーズン後半は世界戦に狙いをさだめるのは秘密でもなんでもないよ。ロードタイトルがまだ僕には欠けているからね。」
今年と同様、世界戦に備えてツールはパスしてブエルタへ回るのかどうかは、まだ今のところ未定のようです。
ただ、カンチェラーラと言えば、このrsnの総括ニュースでは出てないんですが、やっぱりアワーレコード挑戦。最近のニュースではクラシックが終わった4月がそのための最大のチャンスだと言ってます。チーム監督のルカ・グエルチレーナは「ファビアンがロードからピストへ100%の調子で移行できるタイミングを見計らいたい。ピストで記録を狙うような走り方に慣れるまで、少なくとも15日は必要だろう」と言っています。場所はバレンシアかメキシコのようです。アルデンヌのクラシックの頃か、それが終わる頃でしょうかね?
ところで、これまでの記録は2005年のオンドレイ・ソセンカの49.700キロですが、このチェコの選手は2008年にドーピングで2年の出場停止になって引退したようですね。。。汗)
では、みなさん、良いお年をお迎え下さい。

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