rsn のドイツ語圏選手総括シリーズ、キッテルとデーゲンコルプの上に来たのがグライペルでした。さて、では1位はだれでしょうね?
勝利数は13でしたが、3位以内が28回。「とても満足だ。1月から9月までコンスタントに良い成績を上げられた。」
例年通りツール・ダウン・アンダーでシーズンインしたグライペルは、まずそこでステージ3勝。その後もツール・メディテラニアン(ステージ1勝)、トルコ一周(ステージ2勝)、ベルギー一周(ステージ2勝)、ツール・ド・ゼーラント・シーポーツ優勝と、まあ例年通り小さなステージレースやワンデーで勝利を稼いできたわけですが、シーズン前半最大のハイライトは
ドイツナショナル選手権での優勝ですね。集団スプリントでツィオレクとデーゲンコルプを一蹴でした。
「ドイツチャンピオンのタイトルは僕にとって最高だった。チャンピオンジャージを着るのがずっと夢だったんだ。」
なにしろツールでドイツチャンピオンジャージでイギリスチャンピオンジャージのカヴェンディッシュに対抗するなんていうのは、彼にとっては夢のようだったことでしょうね。そのツールでもステージはモンペリエで一つは勝ちました。だけど彼にとって目の上のたんこぶはキッテルでしたね。
最後のシャンゼリゼも、キッテルさえいなければカヴの連勝を阻むという栄誉を獲得できたはずだったんですけどね。けっきょくキッテルとガチンコではついに一度も勝てなかったんじゃないでしょうか。もっともそれはカヴにも言えるんだけど。
ツール後もエネコ・ツールで1ステージとブリュッセル・サイクリング・クラシックで優勝を挙げていますが、今シーズンは、こうした優勝以上に、記憶に残るのは
ツール・ド・フランドルでの長時間の逃げでしょう。結局彼の逃げがチームメイトのユルヘン・ルーランツの3位につながったと言えます。
「僕らが強さを見せられたレースはたくさんあったけど、フランドルは特別記憶に残っているね。チームとして、すべてうまく機能した。僕らの計画が完全にはまった。」
2014年は本人のモットーは健康であることとコンスタントに良い成績を上げられることだとのことです。そうは言ってもやっぱりツールの区間賞が一番大きな目標となるのでしょうね。

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