旅行から帰って、取っておいてもらった一週間分の東京新聞を少しずつ読んでいるんだけど、やっぱり拙ブログとして反応せざるを得ないのは麻生のナチスの全権委任法のように国民に内緒で憲法を改正したいという発言。あまりにあからさまな心情吐露に、ホントにこの人は無知なだけではなく、頭が悪いんだなと思った。ただ、それ以上にこのニュースに対するマスコミの反応のおかしさが気になる。
同時に、拙ブログではずっと現在の日本が ナチス台頭前夜
の ドイツに 似ていると言い続けてきたわけで、それを副総理とやらが 自らをナチスのようにやりたいなんて言うなんて、もう語るに落ちたとはこのことだな。
2年前に鉢路経産大臣が、死の町と放射能つけちゃうぞという発言で更迭された。あんな発言、誰にも迷惑かけていないし、それどころか、今ではどうやらあの「つけちゃうぞ」発言はどこかのマスコミのでっち上げだったらしいこともわかっている。だが、あの程度の発言で更迭だ。
今回の麻生の発言は、日本の政治家の無知ぶりを世界中に知らしめたわけで、まあ、連中の好きな言葉で言えば「日本の国益」を大きく損なった、更迭どころか、万死に値する妄言だ。
さすがに東京新聞では大きく扱っているが、他のマスコミはどうなのだろう?どうも鉢路大臣のときのマスコミの騒ぎっぷりとくらべて、あまりに違いがありすぎないだろうか?
----8/9,22:23追記
植草さんのブログに麻生の話した内容がかなり詳しく書かれているが、こんな内容の話を擁護する人間が いるって言うのが驚きだし、また麻生の話の中には呆れるほど沢山の事実誤認がある(内容の支離滅裂さもすごいが)。公式の場での発言なんだから、少しは勉強しておけばいいのにね。ヒトラーの全権委任法のやり口なんてネットですぐに調べられるしね。
しかし、ナチスをどういう意味で持ち出しているのかは明らかだよ。ナチスのようにやってはいかんと言っているのではなく、ナチスのようにやるやり方を学んだ方が良いっていっているのは、これは普通の日本語の読解力を持つ人なら、まず間違いようがないんじゃないの?

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