マルティンのブログです。例によって硬めに。ただし、ちょっと長いので、途中適当に端折ります。
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そうだ、わたしは勝つことができた。この勝利はわたしにとってとても重要である。1分以上の差を付けて勝ったときよりも勝利のありがたさがわかる。これほど僅差になるとは思ってなかった。もちろんフルームが強いことはわかっていたが、痩せた山岳の選手が、あんな風の強い高速コースでこれほど走るとは驚きだった。
彼が走っていた36分は本当にハラハラした。どこかに逃げ込んでしまいたかった。落車のあと、きわどい差で敗れたチームTTに続いて、ふたたび負けるのかと思った瞬間もあった。だから逃げ切れたことで本当に嬉しかった。
私自身は理想的な走り方ができた。リズム良く走れて、平均54キロ。おおむね58X11を使った。観客は今日もすごかった。朝8時にコースを試走したとき、すでに地獄の様相だった。むろん今日のカヴに対して尿の入った袋を投げつけたのはひどい話であり、本当に悲しいことだ。自転車ファンのすることではない。昨日のことは原因が何なのか、誰が悪かったのかは関係ない。それは二人の間で話し合い、決着をつけるべきものだ。スポーツの世界でこんなことは起きてはならない。
私はゴールした後、TTが終わるまで4時間待っていなければならなかった。最初のときだけテレビ画像用に暑いなか椅子に座っていたが、その後はメディア対応をして、レース継続中はライブラジオに出て、それからシャペロンに、いまのうちにドーピングコントロールへ行っておこうと言った。
私はかなり勝利を確信していたが、一方で、ここでいかないと表彰式の後になってしまうので、時間を節約することができた。もし仮にフルームがもっと速くて、ドーピングコントロールをする必要がなくなったとしても、別に隠すことはないからだ。【レース後のドーピングコントロール義務は優勝選手とその他ランダムに何人かだから、もし2位になればドーピングコントロールはしなくてもいい】自発的なサンプルだといってもよいだろう。
それはともかく、私は今朝人生最速のサンプルを提供した。わたしたちはキャラバン隊がコースに入る前にコースを見たかったので、7時にバスが発車することになっていた。そこへ7時5分前にUCIがやってきた。ドーピングコントロールだった。彼らが、今日は私はとてもストレスがかかる日だと知っているのだと考えた。そして努力して、これまでなかったほど素早く終わらせた。
そう、今日は本当にいろんな事があった。きっとずっと覚えていることだろう。今からやっとチームメイトの所に行って、彼らと一緒に乾杯する。
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