凄い雪でしたねぇ。最後のトレ・ツィメ・ディ・ラヴァレードって、1960年代後半に初めてジロのコースに出てきたんですが、その時は無効ステージになっているんですね。最後が当時としては激坂過ぎてまともに登ってきたのは先頭を一人逃げていた選手だけ。後ろから追走していた選手たちはTVカメラがないのを良いことに伴走車につかまったり、報道バイクにつかまったり、観客に押してもらったりして登り、最後のゴール直前で、(TVカメラのせいでまっとうに一人で登って)逃げていた選手を吸収してゴールスプリント。ジモンディが優勝したんですけど、その後審判がこのステージではスポーツマンシップに欠ける行為が頻出したという理由で、なかったことにしちゃったんですね。
というわけで、クネースのジロ日記。ちょっと口調をかえて、お爺さん風に。その理由は最後にね 笑)
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ちゃお、皆の者。今日のスタートはすばらしかったぞ。わしらは常に前方にいて、チーム総合でわしらのリードを危うくするような奴を逃げグループに入れないようにしたんじゃ。しかももっと良いことに、わしらのチームからひとりの者をそのグループに送り込むことが出来たんじゃよ。
いつの間にか4人の選手が逃げておって、それで折り合いがついたわけじゃ。レースのはじめは確かに寒かったが、雨は降ってなかったし、本当に良い感じだったんじゃがな。コルチナ・ダンペッツィオからは雨になりおった。エウスカルテルがコントロールしておって、サンチェスが何かを企てているようじゃった。わしらにとっては好都合。それなら普通に走って合わせていけば良いんじゃからな。
最後の登りはかなりハードでのう。雨に雪が交じりだしおった。だが、わしはうまくやるべきことができたぞ。2回遅れたんじゃが、短い下りでもう一度追いついて、リゴ【ベルト・ウラン】をサポートすることができたんじゃ。ゴール5キロ前で仕事は終了じゃ。あとはゴールへよろよろと到着したというわけじゃ。ほぼ4分遅れぐらいじゃったな。
上は雪が降っておった。クリスマスじゃったら嬉しかったじゃろう。すべては白く、わしの自転車ももう黒くなくなっておったぞ。
明日はブレシアへ向かうんじゃ。ステージはまた200キロの長すぎるステージじゃが、なんとか時間を潰すことにしよう。楽しみじゃ。
またあした。
クネージーあらため、クネ爺(うーむ、もっとはやくこの表記にすれば良かった 笑)
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