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ゲーム、ベット(賭け)、勝ちぃ。去年のデーゲのようにおれも最初のステージと今日の最終ステージの勝利でツール・ド・ピカルディの総合優勝をものにしたぜ。俺達はすべてをひとつのカードに賭けたんだぜ。むろんゴールスプリントというカードにな。俺はコカールと同タイムだから奴より前にゴールしなきゃならねえのは知ってたさ。奴もだからこそ、ゴール10キロ前の中間スプリントでボーナスタイムを取りにきたんだろうな。奴はそこで確かに3秒稼ぎやがったぜ。でも、そのしっぺ返しは大きかったぜ。俺達はヨーナス・アールストランドを競わせて、コカールに簡単にタイムを取らせないようにしたぜ。ヨーナスのおかげでコカールは目一杯スプリントすることになったぜ。だからファイナルスプリントの10キロ前ですでに目一杯スプリントして、結局そこから回復しきれなかったんだろうな。
最後はコカールはどこにもいなかったぜ。俺を今日も完璧にサポートして風よけになってくれたチームエイトが、200メートル前まで完璧に引っ張ってくれたぜ。それから俺はイカれたみたいに、体中の隅っこに残っていた力を総動員してペダルを踏んづけたぜ。昨日のフラストレーションも一緒になって、フル回転だったぜ。ゴール写真を見てくれよな。二車身差だぜ。昨日の不満を補ってあまりあるぜ。
今日の勝利は大満足だぜ。だけど総合優勝はもっと嬉しいぜ。2011年のZLMツール以来、二度目のステージレース総合優勝だぜ。ステージ優勝するなんて、スプリンターにはそうそうあるこっちゃねえからな。そういうわけで与えられたわずかなチャンスをものにできたから嬉しいってわけだぜ。
数日は家にいて、その後トレーニングキャンプに行くぜ。シーズン後半への準備だぜ。でもいまはまずはこの勝利を楽しむぜ。
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なるほどね。中間スプリントはタイムを取らせないためというより、疲れさせてゴールスプリントに万全の体制で臨めなくするためにも、誰かを送り込まなくちゃいけないってわけなんですね。
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