安倍自民党は憲法96条を変えると息巻いている。これは憲法を変えるためには衆参議院の各三分の二以上が賛成しないとダメだと規定している条文だ。三分の二ではなく半数にするというわけだ。
まえから拙ブログでは書いてきたように、憲法は国民を縛る法律の親玉なのではない。憲法は権力者を縛るための法律なのだ。昔の王様は自分のやりたいようにやったから、そういうことが出来ないように王様を縛るためのものが憲法。
よく考えてみれば、すぐにわかることだ、権力者が自分を縛る法律を変えやすくすることがどれほど危険なことかっていうことだよ。
他の国で憲法改正してない国はないとか言ってるらしいけど、たしかにドイツなんか戦後憲法改正を何十回もしているけど、でもすべて三分の二以上の賛成という手続きを経て変えているんだよ。そもそも半数で変えられるなんて普通の法律と同じじゃないの。
いまは国会議員の半数が賛成すれば憲法を変えられるようにしようなんて言っているけど、かりにそうなって、そして何年後かに民主主義国ではなくなったら、北朝鮮みたいな国になったら(冗談じゃないよ、本当にそうなる可能性はゼロではないと思っているよ)、あるいは軍事大国になったら。。。憲法はそのときどきの権力者の都合の良いように変えられるだろう。そういう逆のことは考えないんだろうか?
しかし、この件に関しても大マスコミはまったく批判しないのはなぜなんだろうね。
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