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フレーリンガーのブログ、麗しのイタリア

2013.03.07.23:06

今日の東京新聞の夕刊はTPPの不平等条約ぶりがトップニュース。これって他の大手マスコミには載っているんですかね? アメリカを始めとする最初にTPPに入った9カ国以外の国には交渉打ち切りも再交渉もできないという極秘念書なんだそうだ。つまり、一度参加するといったらもう足抜けできないし、拒否権もない。そうなれば、確保したと安倍が称している「聖域」なんて保障されるとはとうてい思えない。食の安全と皆保険制度だけとっても、みんな、ホントにそれでいいの?

というわけで、パリ〜ニース、案の定、キッテルは影も形も見えませんでした。残り10キロぐらいでしょうか、雨の中の下りでのアタックと7人ほどの逃げグループを後ろから追走するグループの追いかけっこは、おもしろかったですね。

一方のティレノ〜アドリアティコはチームTTで始まったようですが、下馬評通りマルティンのオメガファーマが優勝でした。このレースにはアルゴスからはデーゲンコルプとフレーリンガー、それにゲシュケも出ています。

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先週末には二つの、たぶん今年最も美しくセンセーショナルなワンデーレースに出場した。土曜はストラーデ・ビアンケがイタリアでのきたる2週間の始まりになった。

トスカナのレースにぴったりの名称だ。全部で60キロが未舗装路を走るんだ。2008年と09年にでたときと同じように僕の結果はパッとしないものだった。ポジショニングが最悪で、レースの中盤の「クロカンエリア」で落車のために二回止まって、徐々にメイン集団から後れてしまった。結局ウチのチームではフランソワ・パリジャンしか完走できなかった。

次の日はウチのチームは大いに期待したレースだった。伝統的なジロ・デ・ラツィオは最近何年か開催されていなかったが、オーガナイザーはローマ・マキシマという名称で新しくすばらしいレースを開催してくれた。スタートゴールがローマの中心のコロッセウムの脇なんだ。レースガイドには「グラディエータ—たちが戻ってくる」って書いてあったよ。たくさん古代のアトラクションがあるけどこの特別な舞台はホントにすごい経験だったよ。

それに応じて、じつに色とりどりの観客たちも自転車のファンというよりは旅行者たちだったね。僕たち選手は少なくともスタート前はいくらか町の見物ができた。

先週までのスペインと今週からのイタリアでのルームメイトのジーモン・ゲシュケが8位に入った。残念ながら僕は最後、彼をアシストすることができなかった。3つの比較的長い登りの最後で集団が分裂し、僕は後ろのグループに取り残されてしまった。こういうわけで僕としてはこの二つのレースは不満だらけだ。トレーニングはうまくできていたんだけど、レースでは高いレベルに達していない。もっとレースのレベルの負担をかけるために、この週末のレースが必要だったんだ。僕らのチームの4人の選手が戻り、他の4人がイタリアにとどまっている。

二日ほど自由な日があるけど、その後は今年最初の大きなステージレースが始まる。ティレノ海とアドリア海のあいだのレースは水曜にチームTTで始まるんだ。

チャオ

ヨハネス
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うーん、チームメイトのフランソワ・パリジャン、何の冗談だろう?とおもったら、ホントにそういう名前の選手なんだ! しかもカナダ人だって。

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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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