フレンク・シュレックは去年の7月14日に遡って、そこから1年の出場停止の処分が下されましたね。まあ、薬が出ちゃった以上、しょうがないでしょうね。ただ、1年は、他のケースと比べると軽いかな? その一方でUCI(国際自転車連盟)とWADA(世界アンチドーピング機構)の対立も深刻化。拙ブログは最初からUCI批判派でしたから、ここはやっぱりがんばれWADA、と言っておきます。
というわけで、火曜日から始まっているオペラシオン・プエルトの中心人物、エウフェミアノ・フエンテス医師の裁判ですが、初っぱなから、裁判所はフエンテスにパソコンのデータ提出を不要とし、その後もフエンテスは一貫して、顧客にEPOを投与したことはないと言い続けています。
押収された血液の入った袋からEPOが検出されたのは、自分がやったのではなく、それ以前にその血液の持ち主がやったものが検出されたのだと主張、さらに実際に押収されたEPOの入った箱は、自分の娘が癌なので化学療法のために個人的に使用するためのものだと言ってます。またアルベルト・レオンというフエンテスの運び屋の役割を果たしていたと言われる元マウンテンバイカーのトランクが彼の診療所から見つかったのですが、ここがよくわからないのですが、おそらくそのトランクの中からEPOが見つかったんだと思いますが、これについても、フエンテスはこのトランクの中には彼が使う日常品や着替えが入っていると思っていて、開けたことは一度もない、と全面否定。しかも、このアルベルト・レオンはすでに自殺しているんですね。
他にも元選手のヘスス・マンサノが証言台に立って、2004年にケルメチームはチームで組織的にドーピングをしていて、その際名前が挙がったのがフエンテスだったと証言すると、フエンテスはマンサノはコカイン中毒で、プロ選手としてはコカインは生死に関わる重大なものなので、彼を自分の患者とすることを断ったと反論。
ただ、一応、フエンテス自身が、自分の顧客は自転車選手だけではないと明言しましたね。これまでは伝聞だったり憶測だったみたいだけど。もちろん名前は出してないみたいですけど。
結局期待するほどの進展はないかもしれませんね。フエンテスのパソコンのデータが提出されず、しかもフエンテスの顧客名簿は本人が銀行の貸金庫に保管しているということで、オペラシオン・プエルトもこのままウヤムヤになってしまうんでしょうか?
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