古処誠二の「敵影」という沖縄戦が終わった後の収容所を部隊にした小説の中にこんな台詞がある。「特攻など、どこの国の軍隊が正式化できる戦法だろう。これは(若者の)死を受け入れる心と、その心に甘える(老人の)卑しさがなければ成立しえない」(p.114括弧内アンコウ補足)
憲法九条を変えて国防軍を作る、そんなことを言っている老人たちの勇ましい言説にほだされて、その気になる若者たち。
いいだろうか? 特攻がそうだったように、言っている老人たちは間違ってもその国防軍に入って戦場に行くことはない。それどころか、彼らの息子や孫たちも、間違っても戦場には行かないだろう。
戦場へ行くのは普通の若者だ。
-----追記
特攻作戦については以前書きましたので、興味のある方は
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