(rsn) アームストロング事件の話はもうたくさん、という人も多いでしょうけど、ちょっとこの記事はみなさんに紹介しておこうと思います。フランスの「ヌーベル・オプセルヴァチュール」というニュース雑誌にでた記事だそうです。かなりショッキングです。
元フランス大統領のニコラ・サルコジが自転車競技の大ファンで、とくにアームストロングをひいきにしていたことは知られています。大統領官邸に彼をたびたび呼んで、アームストロングからはニコラ・サルコジの名前が入ったロードレーサーをプレゼントされたりしたそうです。
その見返りだったのかどうだったのか。。。
2010年、7月に両者が会ったのち、数週間後にフランス・アンチ・ドーピング機構(AFLD)の予算は半分に削減され、AFLDの長を長年勤めたピエール・ボルドリがその職を辞することになりました。その時のアームストロングのツィッターの発言は「あばよ、ピエール」
ボルドリはこう言っているそうです。「アームストロングは私個人を狙い、大統領にわたしをクビにするように頼んだにちがいない。私は大統領官邸で処置の撤回を求めたが、それに対する返事は私信の形でも受け取っていない。」
これだけでなく、アームストロングが復帰する前の年の2008年のツールでは、AFLDの主導によってチームホテルの捜索が繰り返し行われ、リカルド・リッコやシュテファン・シューマッハー、ベルンハルト・コールといった上位選手がドーピングで失格になっています。
ところがアームストロングが復帰した2009年、ドーピングはUCIが主導的な地位になります。そして、アスタナのゴミ箱から輸血用の機材が見つかったときにも、検察の捜査は最初の段階でストップさせられたままで、選手に対する尋問も捜査も行われなかったそうです。AFLDのミシェル・リュウは「疑いなく、アームストロングに手を出すなと言う指令が、かなり上のレベルから届いていたのです」と言ってます。
UCIはツーカーの間柄のアームストロングに、あらかじめチェックの日時について教えていたのではないかという疑惑も晴れていません。サルコジに頼んで、ドーピング捜査に力を注ぐAFLD、いわば目の上のたんこぶを排除し、自分の息のかかったUCIをもってくる。まあ、本当かどうかはわかりませんが、フランスの雑誌の記事でした。
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