いやあ、昔からブエルタってひとりの選手がステージ優勝を大量に稼ぐっていう傾向が強かったんですよね。古くはマルテンス

の19ステージ中13勝とか、90年頃にもマチュー・ヘルマンス

が7勝ぐらいしたことがあるし、ジャラベール

やヴュスト

なんかもまとめ勝ちしたことがあったと思います。結局それだけスプリンターが少ないってことなのかなぁ。今回のデーゲンコルプ

は何勝できますかね?
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ハットトリック。ブエルタ第一週で3度目のステージ優勝だよ。こんなことだれも予想してなかった。僕だって、ぼくのチームだって、たぶんライバル達だってそうだろう。しかし今日は最後はパーフェクトとは言えなかった。チームとしてはこの前のようにうまく機能しなかった。スカイに主導権を取られ、ぼくらはオートバイに乗っているみたいな気分だった。スピードが異常に高く、スプリントはスーパー長かった。喜ぶための力も残ってなかったよ。ゴールライン縦横ではもう一度右側を見て、腰を下ろして、ゆっくり上体を起こし、手をハンドルから離して上へのばした。ようやく終わりだ。
僕のために自分を犠牲にしてくれたチームのみんなにはまたしても大感謝だ。もしぼくらのチームが今日、早めに加わらなかったらレース展開が変わったことだろう。しかしそうなれば、最後はぼくのために完璧に引いてくれたかもしれない。むろん簡単なことではないけど。なにしろ僕と僕らのチームは完全にマークされているからね。ここで僕が勝つかもしれないとみんな思っているからね。僕らがチームとしてこのプレッシャーを跳ね返せたことがとても嬉しい。スプリントジャージを守れたよ。このマイヨで勝てたのもすばらしいことだ。でも残念だけど、ぼくはチームメイトと一緒のバスに乗ってホテルへ戻ることはできなかった。バスのなかでのパーティーはもう終わっちゃっただろうね。僕は後からレースサービスカーで帰らなければならなかった。表彰式とドーピングコントロールがあったからだ。
ところで、ドーピングコントロールはとてもうまくいった。三度目だから、今日はすぐにぼくのサンプルを提出することができた。出るまで長時間待たなければならないってことはなかった。こんにちは、容器を満たし、サインして、さようなら。レース中から、すぐ出るように途中で止まることはしなかった【トイレタイムのこと】。ぼくらは汗をかいて身体を冷やすために、一滴でも水分が必要なんだ。暑さはホントに耐えられないぐらいだよ。そういうわけで、僕は明日、ふたたび大量の汗をかいて、水分を吸収するだろう。
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最後一瞬あれはゲシュケ

?フレーリンガー

?どちらかがスタナード

の引きに中切れしそうになって、あれ、だめかな、と思ったけどね。最後はかなり長めのスプリントになったけど、本来の先駆けスプリントで残りました。ヴィヴィアーニ

が悔しがること!でも、ブーアンニ

がライバルかな、と思っていたけど、いまはヴィヴィアーニのほうが最大のライバルかな?
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