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デーゲンコルプのブログから、ハットトリック

2012.08.25.12:13

いやあ、昔からブエルタってひとりの選手がステージ優勝を大量に稼ぐっていう傾向が強かったんですよね。古くはマルテンスの19ステージ中13勝とか、90年頃にもマチュー・ヘルマンスが7勝ぐらいしたことがあるし、ジャラベールやヴュストなんかもまとめ勝ちしたことがあったと思います。結局それだけスプリンターが少ないってことなのかなぁ。今回のデーゲンコルプは何勝できますかね?

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ハットトリック。ブエルタ第一週で3度目のステージ優勝だよ。こんなことだれも予想してなかった。僕だって、ぼくのチームだって、たぶんライバル達だってそうだろう。しかし今日は最後はパーフェクトとは言えなかった。チームとしてはこの前のようにうまく機能しなかった。スカイに主導権を取られ、ぼくらはオートバイに乗っているみたいな気分だった。スピードが異常に高く、スプリントはスーパー長かった。喜ぶための力も残ってなかったよ。ゴールライン縦横ではもう一度右側を見て、腰を下ろして、ゆっくり上体を起こし、手をハンドルから離して上へのばした。ようやく終わりだ。

僕のために自分を犠牲にしてくれたチームのみんなにはまたしても大感謝だ。もしぼくらのチームが今日、早めに加わらなかったらレース展開が変わったことだろう。しかしそうなれば、最後はぼくのために完璧に引いてくれたかもしれない。むろん簡単なことではないけど。なにしろ僕と僕らのチームは完全にマークされているからね。ここで僕が勝つかもしれないとみんな思っているからね。僕らがチームとしてこのプレッシャーを跳ね返せたことがとても嬉しい。スプリントジャージを守れたよ。このマイヨで勝てたのもすばらしいことだ。でも残念だけど、ぼくはチームメイトと一緒のバスに乗ってホテルへ戻ることはできなかった。バスのなかでのパーティーはもう終わっちゃっただろうね。僕は後からレースサービスカーで帰らなければならなかった。表彰式とドーピングコントロールがあったからだ。

ところで、ドーピングコントロールはとてもうまくいった。三度目だから、今日はすぐにぼくのサンプルを提出することができた。出るまで長時間待たなければならないってことはなかった。こんにちは、容器を満たし、サインして、さようなら。レース中から、すぐ出るように途中で止まることはしなかった【トイレタイムのこと】。ぼくらは汗をかいて身体を冷やすために、一滴でも水分が必要なんだ。暑さはホントに耐えられないぐらいだよ。そういうわけで、僕は明日、ふたたび大量の汗をかいて、水分を吸収するだろう。
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最後一瞬あれはゲシュケ?フレーリンガー?どちらかがスタナードの引きに中切れしそうになって、あれ、だめかな、と思ったけどね。最後はかなり長めのスプリントになったけど、本来の先駆けスプリントで残りました。ヴィヴィアーニが悔しがること!でも、ブーアンニがライバルかな、と思っていたけど、いまはヴィヴィアーニのほうが最大のライバルかな?


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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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