このところ、ちょっとムキになった生活保護の問題。何が問題か、みんな分かっているのかなぁ。分かっていないまま、たんに小金持ちのくせにズルしやがって、っていう気持ちから騒いでいるんじゃないのかなぁ。でもズルでも何でもない。
前からちょくちょく書いてきたけど、憲法を間に挟んで、権力を持つものと、一般国民は向かい合っているんだよ。
前にも書いたけど、憲法第99条ではこの憲法を守る義務がある者として挙げられているのは「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」なんだよ。国民に護れと命じていないのが憲法の憲法たるゆえん。つまり、憲法って言うのは国民を縛るものではなく権力を持つものを縛るものなんだよ。国民の義務よりも国民の権利がたくさん述べられているのが憲法。国民の権利を護れ!と国に対して命じているのが憲法。だからこそ、権力を持つ者ほど憲法を変えたいと言っているわけ。連中は国民の権利よりも義務をもっと明確にせよ、と言っているわけ。それを、そうだそうだという国民がいるっていうのが、ホント、僕には理解できないよ。
今回の芸人の騒動だって、議員がそれを非難するのはわかる(わかるって認めてるわけじゃないよ)。権力を持つ者にしてみれば、国民の権利も社会保障もなんとか押さえ込んでおきたいだろうからね。でも自分たちの権利が侵害されるかもしれないって言うのに、それに対して同調しちゃう国民がいるっていうのが、僕にはホント理解できない。自分が持っている権利を捨て去ってしまうんだからね。権力を持つ者にとっては、こんな有り難い国民はいないよね。自分から首輪をつけて下さいって首を差し出す犬だよ。
というわけで、ツール・ド・ルクセンブルクだ。プロローグではアングルヴェール

が優勝したけど、第一ステージではグライペル

でした。ライブストリームはゴール地点の定点カメラだけで、とてもつきあいきれずに見るのやめちゃったけど、今日はやけに早くから中継が始まっていたので、ちょっと覗いてみたら、レース前のチームプレゼンテーションをやってます。つぎつぎとチームが壇上に上がって、司会のおじさんはドイツ語も英語もフランス語も流ちょうで、間に入るのはおそらくルクセンブルク語(レッツェブルギッシュ)でしょうか、なんとなくドイツ語っぽいんですがねぇ。単語一つ聞き取れんわ。
そんな調子で各チームの目玉選手にマイクを向けています。ロットではグライペルにはドイツ語で、イランのメーディ・ソーラビ

には英語で話しかけ、ソーラビには普段は何語で話しているんだ?と聞いて、ソーラビがペルシャ語だと答えて場内の笑いを誘っていました(だと思う)
ユーロップカー登壇で、あれ?新城選手が出てる!って思ってcyclingnews.comのスタートリストを見ても載っていない。どうみてもあれは新城選手だったよなぁ、と不審な思いを持ちつつnacoさんのところを見たら、やっぱり新城選手出場してましたね。
ところで、このレース敢闘賞のようなものがあり、第一ステージはイエンス・フォイクト

がゴール前40キロから30キロ逃げて獲得。プレイステーションが賞品だそうです。
上述のチームプレゼンテーションでもラジオ・シャックニッサンではフールサン

(フールサングと発音していました)と、「パパで大ベテランで逃げ屋の」(だと思う)フォイクトがマイクを向けられていました。
グライペルはベルギー一周でもステージ3勝しているし、このクラスのスプリンターとしてはやっぱりそうそう負けないですね。ツールでカヴェンディッシュ

にどう対抗するかはちょっと楽しみ。
というわけで、今日もやっぱりゴール地点の定点カメラです。つきあいきれません。おやすみなさい。
------2012/0602/00:05-----
とか言いながら、何もコメントのないゴール定点カメラ、仕事しながら、つい見ちゃいました。グライペル、集団スプリント圧勝でしたね。2位には大分差をつけたんじゃないかなぁ?
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