結果を見ると、ニーアマン

は5分半弱の遅れだから、昨日のトラブルには見舞われずにすんだんだろうとは思っていましたが、なるほど、エースのヘーシンク

が遅れ気味で、アシストとしての役割をフルに発揮していたようです。集団の後ろではTVに映らないところで地味にアシスト選手たちがハアハア言ってるわけです。
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なんちゅうステージじゃ!
今ちょうど目がさめたところだ。そして今日はこのツール最初の休息日。昨日のことをもう一度振り返るのによいタイミングだ。正直に言おう、ぼくはプロトンの中の集団落車の大混乱も、先頭グループのとんでもない落車も、チームメイトのルイス・レオン・サンチェスの勝利も、直接、そこに居合わせたわけではなかった。
ぼくのレースはただただ、ロベルト・ヘーシンクをスタートからゴールまで連れて行くことだけが使命だった。彼は朝から、昨日よりも痛みがひどいと言っていて、ぼくらは彼を何とかなだめすかしてこのステージを走らせようと苦労した。LLサンチェス

やカルロス・バレド

、バウケ・モレマ

やローレンス・テン・ダム

が逃げグループに潜り込もうと努力している一方で、ラルス・ボーム

とマールテン・チャリンギィ

とぼくは、ロベルトをプロトンに留めるようがんばっていたんだ。
ステージの最初の80キロで、ぼくらは5,6回ちぎれかけた。ロベルトが集団のスピードに付いていけなかったからだ。ぼくらはなんとかタイムリミット内でゴールまでたどり着きたいと思ったほどだった。100キロを過ぎた頃から徐々にロベルトの調子が良くなって、ぼくらは彼を励ましてモチベーションを上げさせ、後れを取らないようにさせて、結局最後の最後にちょっとだけ遅れただけですんだ。
まさか、彼が他の優勝候補とほぼ一緒にゴールし、結局彼らから8秒しか失わなかったなんて、夢にも考えていなかった。ぼくはゴール前1.5キロ地点でロベルトを送り出したんだけど、そこでルイス・レオンがステージ優勝したことを知った。ステージ優勝のチームになったんだ。しかしたくさんのレースを去っていった選手たちにはお見舞いを言わなければならない。
ここ数日、少しなくしていたモチベーションはいままた高い水準へ戻ってきた。昨日のステージ、怪我のためにスタートしなかったジャンマ【ホアン・マヌエル】・ガラテ

も、夜にはみんなと一緒に笑えるようになった。
今、ぼくは休息日を喜んでいる。あしたはツールの後半に向けて新たな気持ちでスタートする。
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結果から推測すると、ヘーシンクから6秒遅れのバレドがゴール前でアシストをしたのでしょう。そこからさらに1分10秒から1分40秒ほど遅れたニーアマン、モレマ、テン・ダムがゴールの登り前あたりまでヘーシンクを守り、10分以上遅れたチャリンギィや15分遅れたボームはゴール前60キロぐらいにある2級山岳あたりでお役ご免になったんでしょうか。ヘーシンクはアシスト使い捨て状態でなんとかゴールにたどり着いてみれば、なんのことはない、有力選手たちから8秒しか遅れなかったわけです。しかし、こんな形でバックアップされては、エースはそう軽々しくレースをやめるわけにはいきませんね。それはそれで結構なプレッシャーでしょう。
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