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現状の放射能がほんとうに安全なのか?

2011.04.01.15:48

ちょうど今回も、以前書いたことがあるが、小沢事件とよく似ている。素人には結局よく分からない。わかるのは、小沢一郎がやろうとしたことは、マスコミや司法や民主党にとっても困ることだったんだろう、ということ。普通に考えれば、どうしたってあまりに偏っていた。今回の放射能にしても、同じように、TVに出てくる専門家はみんながみんな大丈夫と声を合わせているように思える。そんな中、こんなブログを読んだ。確かに、原発反対派の人の声はTVからはほとんど聞こえてこないし、出てくる東大教授たちがいわゆる御用学者たちだろうとは思っていたけど、かなりショックである。

INSIGHT NOW!から引用する。
http://www.insightnow.jp/article/6430

--------引用開始----------
東電のカネに汚染した東大に騙されるな!

純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 芸術学部哲学教授
純丘曜彰 教授博士/健康・医療
2011年3月27日 03:54
/寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用して世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。/

 なんと5億円! 寄付講座だけでも、これほどの大金が、東京電力から東京大学大学院の工学研究科にジャブジャブと流し込まれている。これは、東大の全86寄付講座の中でも、単独企業としてあまりに突出した金額だ。(詳細データ http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/pdf/20110301kifu.pdf 本記事のコメントも参照せよ)

 東大だけではない。 東工大や慶応義塾大学など、全国のあちこちの大学の大学院に、東京電力は現ナマをばらまいている。これらの東京電力のカネの黒い本性は、2002年の長崎 大学大学院で暴露された。そもそも東京電力が、自分の管区とはほど遠い長崎大学に手を伸ばしたことからも、手口の異様さがわかるだろう。

 長崎大学医学部は、戦前の官立六医大の一つという伝統を誇り、その大学院医学研究科を2002年4月から医歯薬学総合研究科へと発展させることになった。ここに突然、東京電力が、9000万円で講座を寄付したい、と言い出した。テーマは、低線量放射線の人体影響。そのうえ、その趣意書からして、原発推進とも受け取れる表現が踊っていた。これに対し、当時の学長、池田高良(まさに被曝腫瘍が専門)は、趣意書の書き直しのみで、カネの受け入れを強行しようとした。

 このため、学内外から猛烈な反対論が沸き起こり、夏には混乱の学長選となった。おりしも、東京電力は、福島第一原発三 号機で、炉心隔壁のひび割れの事実を伏せたまま、97年にむりに交換し、二千人近い作業員にかなりの被曝をさせ、その後もこの事実を隠蔽し続けていたこと が、ようやく発覚した。もはや、なぜ東電が被曝後遺症を扱う池田学長に唐突に大金の話を申し出たのかは明白だ。かくして、代わって斎藤寛(公害問題が専 門)が学長に当選。長崎大学は、9月に臨時教授会を開き、東京電力の寄付講座受け入れを取りやめ、すでに大学側に振り込まれていたカネ全額を東京電力に突 き返した。

 1956年に水俣病が発見された際、地元の熊本大学は、ただちに現地調査を行い、有機水銀が原因であることを特定し、チッソに排水停止を求めた。ところが、日本化学工業協会は、東大教授たちに水俣病研究懇談会、通称「田宮委員会」を作らせ、連中が腐った魚を喰ったせいだ、などという腐敗アミン説をでっち上げ、当時のマスコミも、この東大教授たちの権威を悪用した世論操作に乗せられて、その後も被害を拡大し続けてしまった。

 いままた、同じ愚を繰り返すのか。「核燃料70%の損傷」を、燃料棒292本の7割、204本のそれぞれにほんの微細な傷があるだけ、などという、アホ な詭弁解説をまともに信じるほど、いまの国民はバカではない。なんにしても、テレビで口を開くなら、まず、東京電力から受け取った黒いカネを、全額、返し てからにしろ。

 テレビもテレビだ。公正、中立、客観を旨とする以上、解説を学者に頼むなら、原発賛否両方の学者を公平に呼べ。調べるプロなら、連中のウラ事情ぐらい調べておけ。

/by Univ-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka
--引用終わり(改行が少し変わっているかもしれません、あしからず)--

同時に政府や東電が大丈夫と言い続けるのはパニックが怖いからではなく、賠償問題を気にしてのことだという話も大いに納得できる。http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

ただ、問題は、現時点で放射能汚染はどの程度あぶないレベルなのかどうか。たしかに原発が政財学マスコミを巻き込んだ巨大な利権の絡むものだというのは間違いないとしても(ここ数日の朝日新聞などはなんとなく反原発的な論調が見えるけど、どうも本気じゃないような気がするんだなぁ)、本当に安全かどうかは別の問題だ。以前書いたように、小沢がやろうとしたことが一般国民にとってどうなのかが一番の問題であるように、とりあえず現時点で、今回も放射能がほんとうに一般国民にとって大丈夫なのかが大切なのである。

しかし、むかしダイオキシン汚染カイワレ大根騒動の時だったと思うけど、菅直人って大丈夫ですって言いながら、カイワレをほおばるパフォーマンスをしたことがあったよね?今回もそんなに大丈夫って言うのなら、首相に限らず、専門家が、「まずは隗より始めよ」だよねぇ。少なくとも陣頭指揮じゃないけど、30キロ圏内に行くべきじゃない?


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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