今回の地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
(rsn)--------
昨日はまだホントに今日という日を楽しみにしていた。残念だけど全部全く違うものになってしまった。願っていたこととは全然違ってしまった。いや、あんまり低劣な表現にならないように言うなら、全くつまらない一日だった。ホントに目が覚めない方がよかったような日だった。
何か理由があったわけではないのに、2時間も寝ることができなくて、とても悪い夜が終わって始まった一日だった。当然今朝は半分死んだみたいに目が覚めた。すべてが辛く、前日の苦痛がはっきり感じられた。
気合い十分で、他のみんなより前に今日のTTコースを偵察するために着替えて出かけようと思ったけど、監督がコースはホテルから20キロぐらい離れていると教えてくれたので、自転車でそこまで見に行くのは、ぼくのスタート時間が早いし、無理だとわかった。自動車はもうこの時間になったらコースを走れない。
さらにスタート地点まで、せめてウォームアップをかねて自転車で行こうと思ったら第二の問題がわかった。通常ぼくらはレーサーシューズをいつもチームバスに置きっぱなしにしておくんだ。だって身の回りのものだけで手一杯でそれ以上あちこち探したくないからね。そして昨日ぼくもレースが終わった後にそうしておいたんだ。ところが今朝、それをバスから出しておくのを忘れて、スタート地点へ行っちゃったんだ。他のみんなのはだいじょうぶだったのに。それで、ぼくはシューズなし。
ぼくはチームカーでスタート地点まで行かなければならなかったってことさ。結局ぼくが計画したように、自転車でスタート地点へ行こうと計画したチームメイト2人の道案内をするはめになって、このコースに45分もかかった。おかげでぼくのタイムプランはめちゃくちゃ。それから45分、ローラー台でウォームアップをしてレースに備えなければならなかった。
15時9分ちょうどにスタート台に上り、TTポジションをとったらすぐに、今日はあかんってわかった。ひとりぼっちの戦いだった。小さなギア、大きなギア、登りでシッティングでいくかダンシングでいくか、なにをやっても同じことだった。なんにもならなかった。TTで必要な信じられないほど重いリズムで走れなかった。
1分後にスタートした選手に、ゴール5キロ前でおいぬかれたときは、自転車を降りてしまおうかとすら思った。怒りと失望で側溝に飛び込んで、このドラマをおしまいにしてやろうかと思った。
でも、ゴールに到着したとき、目を疑った。遅かった、ドツボだった、それがわかった。信じたくなかった。今日は「ぼくのプロキャリアで最悪のレース」という項目で新記録達成だ。こんなの誇れないよ、いや、もっときちんと言おう。ホントに恥ずかしい。
今日ぼくはなんにも良いことをここに書けなかったけど、最後にトニー・マルティンのすばらしいレースに心からおめでとうと言っておきたい。いくらほめても足りないぐらいすばらしい結果だった。明日はぼく自身のことでまたなにか良いことが書けると良いけど。
では、あした。
ドミニク
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