rsn ミルラムでのこの2年をどう思ってる? G 「非常にたくさんのよい思い出がある。ただ、ドイツのメディアにさらされて戦うのは簡単ではなかったね。今後はもっとずっとよくなると思う。メディアを通じてはそれほど伝えられなかったことも、僕にとっては大切なことがいくつもある。実際、ぼくらは部分的にはきちんとした成績を上げたんだ。この2年の僕自身の力を伸ばすことに関しては満足してないけど、この2年を忘れたくはないね。」
rsn 2011年シーズンのために何をしたい? G 「大きなレースで勝ちたいね。それと、【シュレックの】ツール・ド・フランスでの勝利に貢献したい。」
rsn チーム・レパード・トレックにはたくさんのすばらしい選手がいるね。どのレースできみは自由に走ることができるんだい? G 「たくさんのレースで自由に走れると思っているよ。契約では結果を残す選手としても期待されているんだ。僕らのチームではいつだってもっとも強い選手のためにみんな走ることになっている。だから、みんなできるだけ好調を維持していなければならないんだ。エースの役割について議論することはきっとないね。みんなプロフェッショナル意識が強いからね。でもお互い仲も良いんだよ。人間関係もうまくいくさ。」
rsn 調子を上げるに当たってどうしようと思ってる? G 「むろん夏のツールにベストコンディションに持って行きたいね。なんて言ったってツールが最も重要なレースだからね。でもその前哨戦でも良い成績を上げたい。2月末から3月はじめには良い感じに持っていきたいと思っているよ。」
rsn ツールまでのレースプログラムはどう見てる?またジロを走るの? G 「なにより1週間程度のステージレースを走る予定だ。ジロは去年すでにかなりひどい目にあったからね。特に最終週は体調を壊したし。ツールのことを考えれば、【ジロに出るのは】とてもリスキーだとわかっていたんだけど、チームがそう望んだからね。だから今年は、もしツールを調子よく走りたいなら、ジロを走るのは問題外だね。2010年を見てごらんよ、ジロを本気で走った選手たちは、みんなツールで3週間コンスタントな成績を上げることはできなかっただろう?」
rsn きみは自分のことをグランツール向きの選手だと思っている?それとも一週間から10日ぐらいのステージレース向き? G 「3週間のステージレースをうまく走ることはできると思っている。ここ2年はツールにトップコンディションで参加できなかったけど。でもいまはこれから1,2年はこのチームでツールを上位で完走することが大切だね。これはまずは僕の最大の目標さ。」
rsn. 新しいチームになってきみ自身に変化はあったかい?つまり、たとえばトレーニングの方法とか。 G 「それはあったさ。ポジションについていろいろ試してみたよ。トレックと一緒に試して、そしてこのメーカーがいかにプロフェッショナルかもわかったね。ここでは100%プロフェッショナルな環境にいられる。楽しいよ。」
rsn. 神様がきみのところにきて、『2011年、きみはたった一つのレースにしか勝てないけど、どのレースに勝つか選べる』と言ったら? G 「神様よりも自分自身を信じたいね。ぼくは勝つレースがたった一つなんていやだし、それがどのレースになるかは、楽しみに待つことにしたいね。」