やはり噂通りでした。自立支援法一部改正法案が可決されてしまいました。12月3日は国際障害者デーでした。わざわざこの日を狙ってこういう事をするとは、なんとグロテスクなことか、とあきれています。以下、障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会からのメールの一部です。
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自立支援法の「復活」を許さないため、「改正」法案の廃案求め連日、
ねばり強い運動を広げてきましたが、卑劣な政治の取引によって、
国会最終日に、異例の委員会が開催され十分な審議もなく採決し、
そして「ボタン一押し」の本会議で可決・成立させられました。
参議院議員会館前の抗議集会では、
「私たち抜きに私たちのことを決めないで」にまったく反している。
民主党PTが8回57人からヒヤリングしたと言うが、
一言一句変わらないでは何も聞いていないことと同じだ!
またもや政争の具にされた。二つの法案の交換条件に差し出された。
「議員立法だから今日通した」と聞くが、旧与党・厚労省案で大嘘だ!
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現時点で足りないところは政令、省令でいくらでも対応できるはずのものをわざわざ法律として通そうとするのはなぜなのでしょう。しかも、どのニュースでも一律一割負担を廃止し、応能負担に改める法律と言っているが、実際は「100分の10」(つまり一割ということで、悪い冗談だろ?)という文言が入っているわけで、結局「新自立支援法」にすぎません。ただ、まだ、基本合意(前回引用した長妻厚労大臣が語った言葉)と内閣府に設置された障がい者制度改革推進会議があります。今は3年後の新法にこれが反映されることを祈りたいと思います。
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