コバドンガという名前は、
ドイツの自転車専門出版社の名前なので、馴染みがある山だったんですが、いや霧の山岳コースというのはいつ見ても良いですね。若い頃に午前中をかけて八幡平を登り、頂上で昼食後下りはじめたら、ものすごく濃い霧が出てきて、しかもそのうち徐行運転の観光バスが列をなしているのに追いついて、ほとんどずっとブレーキかけっぱなしで時速20キロで下ったという悔しい思い出があります。
「ぼくのチームメイトのオスカル・フレイレ

は今朝、そっとカーテンを開けて、雨が降っているのを見て、世界戦のことを考えて力を温存しておくことを決めた。ぼくらが狂ったように彼の地元のトレラベガを疾走していたとき、きっとオスカルの奴は家族と一緒に二度目の朝食をノンビリと取っていたんだろうね。ちょっとばかりうらやましいけど、むろんぼくは三回も世界チャンピオンになった人間ではないし、オスカルは2週間後に調子をトップに持って行くにはどうしたらいいかをよく知っているんだろう。
むろん今日のレースではぼくらはみんなで寒さと雨に文句を言い合っていた。くわえて70キロもの間、つぎつぎアタックが掛かり、ロータリーでも全力で走らなければならなかった。6人の幸運な奴らが集団を抜け出すことに成功したとき、ようやくちょっと息継ぎすることができた。
目下ぼくらは計画通りには走れていない。一生懸命走ったにもかかわらず、うちのチームからは、今日も決定的なグループに誰も加われなかった。レースのほうはうちのフアン・マヌエル・ガラテ

の双子の兄弟カルロス・バレド

がこのステージに勝った。奴はボクサーとしての才能だけでなく自転車選手としての才能も示したってわけだ。」
ガラテの双子の兄弟って言ってますが、そんなに似てるかなぁ?
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