
Arturo さんがコメントで速報してくれました。なんということでしょう、ピンボケですが、ちょうど上記の本が先週届いたのでした。題名は「ぼくらは若く怖いものはなかった」
フィニョンというと、89年NHKが衛星放送でツールの全ステージを放送した最初の年で、そこでツール史に残る大接戦でしたからね。日本では特にその時のイメージが強いのでしょう。まあこれは日本だけではないんでしょうけど。
上記の本の出だし。「『ああ、あなたのことは知ってますよ。あなたはツールに8秒差で負けちゃった人ですよね!』『いいえ、ちがいます、私はツールに2回勝った者です』」
フランス人の好みか、負けたほうが記憶に残っちゃうんでしょうか。プリドールなんかも、ついにアンクティルに勝てなかった男と言われるけど、本人はブエルタに総合優勝した男と言ってほしいみたいですからね。
個人的にはフィニョンはこれですね。最初に買ったサイスポ。84年の9月号です。

当時は誰でもみんな持っていたルノーエルフのヘアバンド。ぼくも持ってました。当時はまだなんだかよく分かっていなかったから、イノーに勝ったフィニョンと言われても全然意味不明でしたが、レースシーンの美しさに魅了されて自転車にのめり込んでいったのでした。

しかし、ツールを見てから亡くなるなんて、アンクティルの逸話を思い出しました。胃がんで余命幾ばくもないアンクティルは胃の切除手術を勧める医師に「手術するならツールの後にしてくれ」って頼んだそうです。アンクティルも53歳でしたかね。フィニョンが現役ばりばりのころでしたっけ。
合掌
良ければ、下のボタンを押してみてください。

にほんブログ村