うー、書こうかどうしようか迷ったんだが、やっぱり我慢できない。なんというか、もういい加減にして欲しい。石原慎太郎である。またぞろ、ネトウヨの悪意に満ちたデマを信じて、与党幹部に帰化人が多いと発言している。そもそも帰化したからなんだというのだろう?帰化して日本人になった人がスパイだとでもいうのだろうか?
この人のやり方は少数者を悪者にして大衆の喝采を浴びるというものである。障がい者や在日外国人をたたいて、一般の人々の中にある、普段それと意識しない差別感情をたきつける。それがあたかも決然たる強い指導者であるかのように勘違いさせようとする。人々もそうした都知事を見て、自分も強い人間になったかのように勘違いする。
石原慎太郎に関しては、
世に噛む日日の映児さんが詳しく書いているが、ぼくも全く同感。
こういう言い方をすると、あまりに言い古された左翼的言辞とみなされるんだろうけど、それでもあえて言うぞ、このやり方はユダヤ人やロマ、障がい者や同性愛者をあからさまに差別し強制収容所に入れて殺させたヒトラーのやり方と、それを喝采を持って迎えた当時のドイツ人一般大衆の関係を連想せざるを得ない。ホント、そっくりだよ、これって。ナチスの蛮行という歴史的教訓がなかったら、この石原人気から思うに、今の東京でナチス的蛮行が繰り広げられていたかもしれない。
ぼくは日本人の先祖って、戦争にあけくれる大陸での生活を嫌って逃げてきた人たちの子孫なんじゃないかと思うんですよね。いや、正確には知りませんよ、でも、日本人のDNAには石原慎太郎的なものではなく、もっと平和共存思考的なものがあるのではないかと信じたい。
石原慎太郎の土俵に上がって、あえて誤解を恐れず言うなら、そうした石原慎太郎的なもの、ネトウヨ的なものこそ、日本人にとって異質なものなのではないだろうか。ま、これを突き詰めていくと、逆にこちらが逆差別と言われそうだから、これ以上はやめておきますけど。
追加(4/20 9:55)
ゲンダイ的考察日記さんにも同じテーマがありました。是非読んでみてください。
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