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カペル・ミュール?グラモン?ヘラールツベルヘン?

2010.04.07.08:29

CYPRESS さんの「Radsport-news.com のフランドル予想」に対するコメントで、カペル・ミュールとは昔はフランス語でミュール・ド・グラモンと言ったのではないかと書かれています。

ちょっと調べてみましょう。

物の本によると、1981年以来、ミュール・ド・グラモンにミュール・ド・ラ・シャペル(カペル・ミュール)が加えられたという書き方をしています。また、この丘のある町がヘラールツベルヘンです。

グーグルマップで見ると、まずヘラールツベルヘンの町の東側にマルクト広場があります。その脇を南から北へ通過して右折(このあたり、TVでは Vesten の石畳区間として出ます)、クランクになっているところを通ってホーイ通りへ入ります。そのまま直進するとムール(ミュール)へ通じ、さらにムールが終わると左折してアウデベルフ通りになります。ここが今回ボーネンが離れていったところですね。途中、道に突き出しそうになっている家の脇を通って、そのまま突き当たりをクランクで礼拝堂脇を抜けていくというのがコースです。

名称ははっきりしませんが、先の本で、カペル・ミュールが後から加えられたと書いてあるので、おそらく下のムールからアウデベルフの部分をグラモンの壁(ミュール・ド・グラモン)と呼び、カペル・ミュールと言われているところは最後の礼拝堂脇への登りをいうのではないでしょうか?ただ、この坂全体の名称を町の名前で、ヘラールツベルヘンの壁と言うのでしょう。たぶん。

しかし、ビデオを見直してみると、やはりすごいですねぇ。カンチェラーラ。ボーネンが離れていって、上空からのカメラが次にカンチェラーラを写すまでの間に、ワープしたか、ショートカットしたんじゃないの?っていうぐらいです。何度見ても飽きません。栗村氏の絶叫もむべなるかな、という感じ。

コメントをしてくれた CYPRESS さんに感謝。

2010,04,08 追記
どうも勘違いしていたようです。CYCLINGTIME.com の記事のコメンテーター氏の書き込みによると、オランダ語とフランス語の違いのようです。さらにヘラールツベルヘンの町のウェブを見ると、確かにフランス語ではこの町はグラモンと言うようです。

上述の書物の81年から云々を信じれば、礼拝堂までの短い激坂をカペル・ミュールないしはミュール・ド・ラ・シャペルと呼ぶのは間違いないでしょう。

どちらでも良いんでしょうけど、一応言語境界線から見ればオランダ語(フラマン語)圏なので、ヘラールツベルヘンの壁(De muur Geraardsbergen)とカペル・ミュール(Kapel muur これも訳せば礼拝堂の壁)ということでしょう。たぶん。

ただ、フランス語ではグラモンの壁 Mur de Grammont とミュール・ド・ラ・シャペル(Mur de la chapelle)と呼んでいるんでしょうね。たぶん。

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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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