数日前に連盟のお偉いさん問題に関して腹を立てた日記を書いたら、昨夜2月23日の朝日新聞の夕刊に、清水宏保元選手が傾聴に値する意見を述べていますね。
「バンクーバー五輪では、JOCの役員、メンバーが大挙して現地入りしている。予算は限られている。そのため、選手を手塩にかけて育てたコーチや、トレーナーがはじき出され、選手に快適な環境を提供できていない。お金の使い方が逆だろう。」
よくぞ言ってくれたって感じですね。
ただ、この前段に韓国のスポーツ界のことが書かれていますが、かつての共産圏や旧東独のスポーツが国威発揚のために使われ、その結果として過剰なメダル主義に走ったことを考えれば、こんな不況のご時世に、日本のスポーツ界が韓国のようになる必要はないと思います。
80年代、東独に2年ほど住んでいた友人は、ロードの自転車なんて町中でも郊外の道路でも一度も目にしたことはなかったと言っていました。
でも競技スポーツの場では、以前
リントナーの死亡記事でも書いたように、次々と名選手を生んでいったわけで、これはやはりある意味でスポーツを巡る国のシステムとして異常だろうと思います。上記の清水元選手の言葉どおり、「生涯スポーツが、また競技スポーツのすそ野となる」はずですから。
ただ、いずれにしても、清水元選手の記事と同じ日の朝刊に出ているどこかの馬鹿な都知事の「国家を背負ってないから、結局、高く飛べない、早く走れない」なんていう発言は噴飯モノですよ。
この人の発想はマラソンの円谷選手の時代からちっとも進歩してない。こんな奴が東京でオリンピックをなんて言っている以上、オリンピックを東京でやっては絶対にいかんのですよ!
ましてや、そこから「大学生が太平洋戦争があったということを知らないでいるような時代」なんて言っているけど、太平洋戦争があったことを知らない大学生がどのぐらいいるのでしょう?
どう考えたって知っている大学生のほうが圧倒的多数だと思うよ。こんなピンぼけ極右レイシストが都知事でございとふんぞりかえっている、「そういう国は非常にいびつだとしか言いようがないと私はおもいますね。」(都知事の発言)
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