さて、ウルリッヒです。引退して、写真で見る限りかなりぽっちゃりとしたおじさんになってしまいましたが、ドイツでは時々思い出したようにウルリッヒのニュースが流れます。以下、 Radsport-news.com から、ちょっとまとめてみます。ただ、法律や裁判の用語は正確ではないかもしれません。
2月17日にようやく3年半にわたって審査されてきたウルリッヒに対するスイスのオリンピック委員会が審議中止の決定を出して、どうやらウルリッヒのドーピング違反に対する裁判手続きは終了したようです。つまり、裁判にすることが可能かどうかを審査してきて、結局訴訟要件を満たさないと判断したということですね。
ウルリッヒは母国ドイツでの喧噪に嫌気がさして、2006年にスイスの自転車連盟に所属することを宣言したのですが、その直後にスペインのフエンテス医師による血液ドーピング事件に関連したということで、引退を余儀なくされ、スイスの連盟に所属していたことから、ドーピング違反の罪に問えるかどうかをスイスの担当局が審査することになったわけでした。
Radsport-news.com では、これによりウルリッヒが将来監督として自転車競技界へ復帰する可能性を述べています。それとともに、ウルリッヒを訴えるのか訴えないのかを決めるのに、つまり手続きだけに3年半もかかったスイスに対して、法治国家として疑問だとの声も署名記事で扱っています。ツールや世界戦といった、いわば自転車競技が注目されるときになると、その度に担当責任者は、まもなく資料を審査し終わるから決定は今しばらく待てと言い続け、ウルリッヒは宙ぶらりん状態だったわけです。どこかの国でも検察の恣意性が問われていますが、かの地でも3年半という長きにわたり手続きを審査してきた責任者がたたかれていますね。
Ein Schweizer Skandalま、ドーピングに対しては言いたいことがいっぱいあるのですが、それもそのうちぼちぼちと。。。
一方07年にドーピング違反で出場停止処分を受け、去年レース界に復帰したパトリック・ジンケヴィッツのほうは、チェコのディヴィジョン2チームに所属してますが、なにしろ、この人、ドーピング違反でチームとスポンサーに迷惑をかけたということと、反ドーピング宣誓書に違反したということで、罰金8万ユーロとも9万5千ユーロとも言われているようです。1000万円強ぐらい?? 本人はなんとか大きなチームに移籍してグラン・ツールに出たいと意欲満々のようですが。。。。まだ29歳だし、応援していた選手だったんだけどねぇ。
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