fc2ブログ
2010 01 << 12345678910111213141516171819202122232425262728>> 2010 03

最近のウルリッヒなど

2010.02.26.09:23

さて、ウルリッヒです。引退して、写真で見る限りかなりぽっちゃりとしたおじさんになってしまいましたが、ドイツでは時々思い出したようにウルリッヒのニュースが流れます。以下、 Radsport-news.com から、ちょっとまとめてみます。ただ、法律や裁判の用語は正確ではないかもしれません。

2月17日にようやく3年半にわたって審査されてきたウルリッヒに対するスイスのオリンピック委員会が審議中止の決定を出して、どうやらウルリッヒのドーピング違反に対する裁判手続きは終了したようです。つまり、裁判にすることが可能かどうかを審査してきて、結局訴訟要件を満たさないと判断したということですね。

ウルリッヒは母国ドイツでの喧噪に嫌気がさして、2006年にスイスの自転車連盟に所属することを宣言したのですが、その直後にスペインのフエンテス医師による血液ドーピング事件に関連したということで、引退を余儀なくされ、スイスの連盟に所属していたことから、ドーピング違反の罪に問えるかどうかをスイスの担当局が審査することになったわけでした。

Radsport-news.com では、これによりウルリッヒが将来監督として自転車競技界へ復帰する可能性を述べています。それとともに、ウルリッヒを訴えるのか訴えないのかを決めるのに、つまり手続きだけに3年半もかかったスイスに対して、法治国家として疑問だとの声も署名記事で扱っています。ツールや世界戦といった、いわば自転車競技が注目されるときになると、その度に担当責任者は、まもなく資料を審査し終わるから決定は今しばらく待てと言い続け、ウルリッヒは宙ぶらりん状態だったわけです。どこかの国でも検察の恣意性が問われていますが、かの地でも3年半という長きにわたり手続きを審査してきた責任者がたたかれていますね。

Ein Schweizer Skandal

ま、ドーピングに対しては言いたいことがいっぱいあるのですが、それもそのうちぼちぼちと。。。

一方07年にドーピング違反で出場停止処分を受け、去年レース界に復帰したパトリック・ジンケヴィッツのほうは、チェコのディヴィジョン2チームに所属してますが、なにしろ、この人、ドーピング違反でチームとスポンサーに迷惑をかけたということと、反ドーピング宣誓書に違反したということで、罰金8万ユーロとも9万5千ユーロとも言われているようです。1000万円強ぐらい?? 本人はなんとか大きなチームに移籍してグラン・ツールに出たいと意欲満々のようですが。。。。まだ29歳だし、応援していた選手だったんだけどねぇ。

Sinkewitz träumt von Starts bei den großen Rundfahrten



良ければ、下のボタンを押してみてください。
関連記事
 HOME 

プロフィール

アンコウ

アンコウ
**********************
あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

カテゴリー

openclose

FC2カウンター

Amazon

月別アーカイブ

検索フォーム