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頭が腐れば全て腐る

2018.02.11.21:45

今日の東京新聞の山口二郎の本音のコラム、「権力者の腐敗は、国を蝕む疫病である」というのはその通りだと思う。

前にも書いたことだけど、日本の敗戦時、昭和天皇が何にも責任を取らなかったことが、その後の日本の無責任体質に影響しなかったはずはないと思う。一番トップが何ら責任を取らなかった。上官の命令は天皇の命令だと言われて、命令に従って死んだり戦犯になった者がどれだけいたことだろう。一方で、天皇が責任を取らなかったのだから、俺に責任はないと思った参謀達もたくさんいただろう。

現在でいえば、安倍のデタラメさを見たプチ権力者が俺もデタラメをやって構わんと勘違いするのは当たり前のことだと思う。

山口二郎は23カ国、2500人以上の若者を対象にした実験の話を書いている。つまり、サイコロを振って出た数に応じて賞金がもらえたり、もらえなかったりするゲームをする。しかし結果は完全に自己申告で、嘘をつくことも可能である。

「すると、独裁者が腐敗政治を継続している国の人々の申告値の平均は、西欧諸国の人々のそれよりも高いことが明らかになった」そうである。

「権力者による政治の私物化が当たり前となれば、国民の方もごまかし、インチキを当たり前と思うようになる。(中略)為政者の公私混同は社会を内側から腐らせる大罪である。」



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「朝生」での村本大輔の主張

2018.01.05.09:18

「朝まで生TV」に出演した村本大輔という芸人が叩かれているらしい。僕は「朝生」は21世紀に入ってからは一度も見ていないし、この人の芸も見たことがない。だから本当は何も書いてはいけないのだろう。だけど、あちこち孫引きされて文字になっているニュースを読む限り、彼の発言が叩かれることについては、正直に言って不思議な気分である。

やり取りを見ていないから文字ニュースから取ってくるしかない。というわけでヤッフーニュースから一部をコピペする。

……
村本さんは1月1日未明放送の「朝生」で憲法論議。憲法9条2項を「読んだことないです」としたほか、「僕は全部それ(戦力、交戦権)放棄した方がいいかなと思うんです」と「非武装中立」を主張。「なぜ中国とか北朝鮮が日本を攻撃するという発想になるのかわからない」と疑問を述べた。

 司会の田原総一朗氏が「米軍と自衛隊がなかったら、尖閣(諸島)は中国が取りに来る。取られていいわけね?」と尋ねると、村本さんは「僕は取られてもいいです。明け渡します」と返答。「(中国が)『沖縄ください』と言ったらあげるんですか?」と問われると、村本さんは「もともと、でも中国から取ったんでしょ?」と返していた。さらには「敵を殺さないと自分が殺される状況に置かれたらどうする」と聞かれ、村本さんは「殺されます。だって誰かを殺すわけでしょ?」とも述べている。
…出典https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180103-00000010-jct-soci

これについて漫画家の小林よしのりが文句をつけているのだが、この漫画家、最近では安倍政権批判を強め、リベラル側からずいぶん持ち上げられているらしい。だけど、僕はこの人が現在のネトウヨ的社会を生み出した張本人の一人だと思っているから、彼が何を言っても、何を今更という気持ちが強い。

さて、この芸人が憲法を読んだことがないというのは論外。憲法を読んだ上で発言すべきだ。これは憲法がらみの話をしたいのなら絶対的な前提条件だと思う。だから僕はこれまでにも、憲法を変えることに賛成か反対かを問う世論調査には、まず最初の質問として、「あなたは憲法を読んだことがありますか?」というのを入れなければ無意味だと書いてきた。ただ、これはこの芸人さんの「かまし」かもしれないけど。つまり、憲法を読んでない普通の人の意見として言ってみた、ということかもしれない。

ただ、僕もこの人と同じように「なぜ中国とか北朝鮮が日本を攻撃するという発想になるのかわからない」という意見には全く同意だ。

さらに田原総一郎の質問もひどいものである(この人は11月頃に、今月中に安倍首相は北朝鮮との対応に歴史的なことをやりますよ、と大風呂敷を広げていたが、その後、この件について、どこかで何か発言しているのだろうか?)。尖閣は石原が諸悪の根源、あんなことを言いださなければ、そして野田がそれに乗らなければ現在のような面倒な事態にはなっていなかった。

いまからでも遅くないから、1970年代に両国で話し合っていた尖閣棚上げ論に戻すべきだが、ネトウヨ程度の思考法しかない安部が首相である限り、それは多分無理だろう。

さらに「(中国が)『沖縄ください』と言ったらあげるんですか?」という質問もどうかしている。中国政府が沖縄を中国の領土だなどといったことは一度もない。中国が沖縄をよこせなどと言うはずはないだろう。そもそも、中国が沖縄をよこせと言ったら、沖縄は中国領になるのか? この辺り、リアルに考えてみてほしい。中国は、沖縄は日本から独立した方がいいと言っただけだ。それは沖縄の歴史を考えた時、一理ある話ではある。しかし、一方で村本がいうような「中国から取った」というのはもちろん言い過ぎである。

ただこのやり取りの内容以上に、僕は田原総一郎の質問の出し方が、現在の日本の無教養・反知性を煽るような(無教養・反知性の風潮に乗るようなというべきか)やり方だと不快になる。つまり、あれか、これかしかない質問の仕方をしているのである。「敵を殺さないと自分が殺される状況に置かれたらどうする」という質問など、その典型である。

例のマイケル・サンデルの白熱教室で、こういう無茶苦茶な極限状況を設定して、正義はどちらかなんて言うことが流行っているけど、こういう質問の出し方を複雑に入り組んだ現実社会の問題に当てはめて単純化するのって不毛だと思う。

死刑反対というと、じゃあお前の家族が殺されても死刑反対と言えるのか、という反論をする人がたくさんいるけど、これもバカバカしい仮定だ。そもそも被害者の親族はみんな加害者の極刑を求めているかのように言うけど、そうではない人もけっこういる。ただし、それはニュースにはならない。それ以前に現在日本の殺人事件はアイルランドと並んで先進国では最小だ。さらに既遂の殺人件数は380件程度。北朝鮮のミサイルが自分の上に落ちてくる心配をするのとよく似ている。ここには北朝鮮の危険性を必要以上に強調しアピールし続けている安倍政権のやり方と同じ、事態の極端化、センセーショナル化がある。

同じように、9条をなくすと某国が攻めてくるって、あまりに単純化しすぎではないか? そもそも他国を侵略と言うとナチスドイツが思い浮かぶけど、そのナチスドイツだってアーリア民族の生存圏を確保するために戦争を始めた自衛の戦争というのが名目だ。

だから、そう考えると、逆説的だけど憲法9条がある限り、どの国も「自衛」を口実に日本を攻めてくることはできない。

無論これをもって今すぐ自衛隊を解体しろなんて言うつもりは全くない。そこまで「冒険しろ」と言うつもりはない。しかし、憲法9条は現在の実態がどうあれ、いつの日が人類が実現するべき理想が書かれているのである。いつの日か、非武装国家という理想を実現できることを願って、憲法に文字にしておくことが大切ではないだろうか? そして、この理想を手放したら人類はどうなるのだろう。

というわけで、「なぜ中国とか北朝鮮が日本を攻撃するという発想になるのかわからない」という村本の言葉は、勉強不足とかいう言い方で終わらせるのではなく、もう少し冷静に考える価値のある台詞ではないかと思う。

以前書いたこちらも併せてどうぞ。 「憲法9条があると日本を守れない?」


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通所障害者の食費負担軽減を廃止?

2017.11.28.22:46

今朝の東京新聞に出ていたニュースです。

「厚労省は通所施設を利用する低所得の障害者を対象にした食費の負担軽減措置について、来年3月末で廃止する案を有識者検討会に示した。」

国にとって一番邪魔なのは国民なのだろう。自民党のポスターには「この国を守る」と出ている。「国民を守る」と言わないところがポイントかもしれない。少なくとも今の政府はどうしたら株価を上げられるか、そしてどうしたら社会保障・教育に使う金を削減できるかをメインテーマにしているのは間違いない。

国が先にあって国民がそこの所属しているわけではない。逆である。だけど、どういうわけか、権力者でもないのに、国に自分を同化させて、大所高所から物を言いたがる人が増えた。おかしいだろう、自分の足元、自分の生活から世の中を見ていかなくては変だろう? 

上記のニュースに戻れば、仮に負担軽減が廃止されると、「障害者の食費負担は月約五千円から約一万四千円に増える」そうだ。所得が低い通所障害者にとって、この9千円の差はものすごく大きい。通所授産施設へ通う障害者の中には月に9千円稼いでいない人もいるのではないかと思う。

一方でモリカケでは億単位の値引きがなされる。僕らが国に払う税金は僕らのセーフティネットに使って欲しいとは思わないだろうか? 権力者の近くにいる人間のために、僕らの払った税金が使われるのはどう考えたっておかしいだろう。

一応、最初のニュースには続きがあって「委員からは『調理してもらわないと食事を取れない障害者もおり、廃止は疑問だ』といった意見が出され」引き続き議論することになっているとある。

ただ、これ以外にも「就労支援や障害児の放課後等デイサービスなどの事業所による送迎について、事業所への報酬加算を来年4月から縮小する考えも示した」とあり、障害児の放課後等デイサービスなどはうちの子どもも利用しているし、ニーズはますます高まっているというのに。。。

保育園の待機児童もそうだし、一般の国民の足元がどんどん切り崩されているのに、政府は「大学までの授業料無料化」などと目立つ花火を打ち上げて(だけど、これにもどうやら裏があって、卒業後に支払うというシステムにするらしい)、ついでにこの餌で憲法まで変えてアメリカの属国化を完成させようとしているわけである。 変な国になったものである。



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森達也のHPから思うこと

2017.10.28.17:12

少し前の話だけど、どこかのまとめサイトに森達也の発言を歪曲して「自民党に投票するバカは迷惑だから投票に行かないでほしい」と題された記事がアップされ、大炎上したそうである。

「この記事のもとになったのは週刊プレイボーイ誌に掲載されたインタビュー。その本文もネットに上がっているから読んでほしいけれど <http://wpb.shueisha.co.jp/2016/07/06/67558/>、 「バカ」も「迷惑」も「投票に行かないでほしい」も、元の記事のどこにもない。要するに僕はこんなこと一言も言っていない。」(http://moriweb.web.fc2.com/mori_t/ なお、これはランダムに書きかわるのでしばらくすると違う記事になっていると思います。)

これを読んで、先日の南京事件に関するネトウヨとのやり取りを思い出した。あの時僕が言ったのは、あれだけたくさんの当事者の証言があるのだから、虐殺を否定することはできない、ということだった。それに対して一人のネトウヨがそれら全ての証言者たちを嘘つきで中共のスパイであると決めつけ、さらにお前は日本の軍人を「殺人鬼のレイプ魔だと言」って愚弄しているといってきたわけである。

(ネトウヨという言葉を差別だと言っている人もいるが、「差別」とやらを、されるのが嫌ならネトウヨをやめればいいだけの話。差別というのは本人にはどうしようもない国籍や障害や経済状況などを前提にしたものだろう。)

無論、すでに書いたように、僕は殺人鬼だのレイプ魔だのという言葉など全く使ってない。つまり、このネトウヨは自分で勝手に僕がそう思っていると決めつけて、勝手にそれに対して怒って、その怒りをこちらにぶつけてくるのである。言うなれば、自分で勝手に怒りの種を作り出し、勝手に敵を作り出して、勝手に怒っているのである。いい迷惑である。

そして、これを指摘しても絶対にそのことが議論のテーマになることはない。この藁人形論法(相手が言ってもいないことを言ったことにして議論してくること)についても自覚しているとは思えない。そしてほとぼりが冷めるとまた同じことを言う。しかし、これって安倍の国会での態度と見事にかぶる。質問者の質問が都合が悪いと、まともに答えず、論点をそらし、場合によっては民進の悪口を言うだけ言って議論を封じる。しかもそこに嘘を混ぜる。嘘を指摘されても無視して、場合によってはほとぼり冷めた頃にまた同じ嘘をつく。

僕は50年後の歴史書には、2010年代後半を称して「安倍的社会」とか「安倍的手法」という言葉が使われるようになっているのではないかと思っている。何れにしてもここまで低劣な政権は過去になかったことは確かである。



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南京事件個人的論争顛末記 笑)

2017.09.23.13:00

このブログでも南京大虐殺のことについてはすでに何度か書いた。特に堀田善衛の「時間」辺見庸の「1☆9☆3☆7」清水潔「南京事件を調査せよ」という本について書いているので、そちらも見てもらえると嬉しい。

僕の考えはいたってシンプルだ。

これだけ多くの当事者の証言があり、奇跡的に残された公的文書「第66連隊第1大隊の戦闘詳報」があり、軍の命令によって虐殺が行われたことは明らかである。また、旧陸軍軍人の集まりである偕行社が「南京戦史」というものもまとめていて、そこでは具体的に「中国軍捕虜・便衣兵などへの撃滅、処断による死者約一万六千任。一般市民の死者約一万五千七百六十人」と書かれているそうである。これによれば3万人余り。中国は30万と言っているという話はひとまず置く。ただ、もし仮に3万だとしても、大虐殺である(参考までに、ナチスがウクライナで行ったユダヤ人の大量虐殺、バビ・ヤール事件、ショスタコーヴィッチが交響曲を作曲して追悼の意味でその題名にバビ・ヤールとつけた事件で殺害された人数がやはり3万強である)。何れにしても、数字の話にしてしまうつもりはない。それにどんなに研究が進んでも、タイムマシンでもできない限り、本当の数字は未来永劫絶対にわからないだろう。それは広島や長崎の死者の数も同じことだろう。

上の清水潔の本に出てくる話だが、福島に住む人で、福島県から南京へ出征した元兵士たちに聞き取り調査をし、さらに当時の従軍日記を集めた人がいる。ほぼ200名(福島県だけ)から話を聞き、さらに証言者ご本人のビデオ撮影もしたという。その話はいうまでもなく恐ろしい話である。しかし、僕は彼らを批判・糾弾しようとは全く思わない。彼らがどんな気持ちで証言したのか、それを想像するとき、仮に彼らが南京でどんなことをしようとも、きっと彼らの魂は成仏されているに違いないと信じたい。自分は女子供も含めてたくさんの無抵抗の人を殺したという証言を、嘘で言えるはずはない。心の底から、取り返しのつかないことをした、と後悔しているからこそ、証言できたのだ。

ところが先日、FBのあるグループでこうした証言者たちは嘘つきである、スパイであると書いて反論してきた人がいた。南京事件は「冤罪」なのだ、という。挙句の果てにお前は自分の目でその証言や従軍日誌などの証拠と称するものを見たのか、見てもいないのに、よく信用できるな、と書いてきた。証言があるなら裏をとるのが当たり前なのに、それすらしないで、お前は我々の父祖を殺人鬼のレイプ魔だと言って愚弄している。絶対に許さない! と。

無論、誰でもすぐに反論できるだろう。自分の目で見なければ信用できないというのなら、北朝鮮のミサイルなんかも信用できないだろう。さらに僕は「殺人鬼」だの「レイプ魔」だのという言葉は一切使っていない。当たり前だ。ほんのわずかの想像力さえあれば、もし自分がその場に、1937年12月の南京にいたらどうしただろう、と考えれば、彼ら旧日本軍の兵士たちを「殺人鬼」だの「レイプ魔」だのと言えるはずがないではないか!!

僕は、この人が僕のことを父祖を愚弄すると称して「許さない」と言ったその倍以上の強い気持ちを込めて、こうした証言者、止むに止まれず自らの戦場での罪を告白した証言者たちを「嘘つき」とか「スパイ」と愚弄したこの人に対して怒りを感じる。

結論はもう出ている。僕のブログではもう何度も書いてきたことだ。この世の中には99.9%の普通の人と0.1%の悪人がいるわけではないのだ。人間は、普通の善良な人が、状況によってはとんでもないことをする、そういう生き物なのである。僕だってそうだし、誰だってそうだ。水戸黄門のように悪代官がいて、善良な町民がいるというわかりやすい世界だったらよかったけど、それは絶対に嘘である。状況によって普通の人が、とんでもないことをする。そして、状況によって、そうしたとんでもないことに慣れてしまう。それが人間なのだ。だからこそ、そんな普通の人がとんでもないことをしないで済むような社会を作らなくてはならないはずなのである。

こういう言い方をするといわゆる性悪説ですね、と言われることがよくある。でも前提はそうでも、重要なのは後ろの部分だ。「だからしょうがない」ではなく、「だからこそ社会をよりよくしていこう」という話なのだ。

以前書いたことがあるが、「教養」という古めかしい言葉がある。今、経済一辺倒の時代にこんな言葉になんの意味があるのか、という人もいるかもしれないが、教養というのは先人が積み上げたことに対するリスペクトの気持ちなんだと思う。それがないから、南京事件にしても、あるいは関東大震災時の朝鮮人虐殺にしても、多くの人々が第一次資料をもとに営々と積み上げてきた学問的な遺産を知ろうともせず、すべて吹っ飛ばして陰謀論の一言で片付けてしまうのである。議論するための前提がないから、簡単にトンデモ説に引っかかる。そして「お前、見たのかよ」と、子供の喧嘩のようなことを恥ずかしげもなく言い出すのである。

いずれにせよ、このブログにコメントを書いてきたネット右翼の人みんなに言えることだが、相手が言ってもいないことを言ったことにして、自分で勝手に悪意を掻き立てているのである。いわゆるストローマンとか藁人形論法というやつだ。先の人なら僕が旧日本兵たちを殺人鬼やレイプ魔だと考えていると妄想して、僕に対して絶対に許さないと怒っているのである。あるいは以前ここに書いてきたネット右翼でいえば、僕を年金の心配もなく高所から偉そうなことを言う奴とか、レースに出たことものないくせに偉そうに自転車レースを語る奴とか。民進党の支持者と勝手に決め付けて、民進党の悪口を延々と書いてきた人もいた。少し前までは、議論して納得させることができると安易に考えていたけど、彼らは何か「蟲」に取り憑かれているとしか思えない。つまり、彼らに必要なのは議論よりお祓いだろう。ということで、僕はネット右翼と議論することを完全に放棄したわけです。

……追記(2017,9/24, 12:00)
予想はしていたけど、やっぱりネット右翼がこの記事にいちゃもんつけてきましたが、相手にする価値もないので速攻で消去しました。しかし、最低限の基本資料すら読んだことがない(間違いないと思います)くせに、よく文句つけるよなぁ、と呆れている次第です。



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憲法9条があると日本を守れない?

2017.08.31.23:59

ちょっと時間的にタイトなので、かなり荒っぽい覚え書き程度にまとめておきます。

今日、某FBグループで憲法9条があると日本を守れないと書き込んだ人がいた。その理由は、9条では交戦権を認めていないから、攻撃されても守れないというものだった。かなり低レベルの話である。いうまでもなく、憲法13条の幸福追求権と自然権を援用すれば個別的自衛権は保障される。

憲法って条文をそれぞれ一つづつ切り離して読んでもダメなんだよ。木村草太が言うように、憲法13条には生命自由幸福追求権というのがある。万が一日本が攻められても防衛すること=個別的自衛権は、この13条をもとに考えれば憲法9条の例外と認められる。あるいは憲法以前に自然権というものがある。例えばヴィキペディアにはこう書かれている。「人類の普遍的価値である『人間の自由』と『平等』を中心とする基本的人権、並びに、基本的人権を基調とした現代政治理論において、最も基本的な概念・原理であるとされている」。

つまり人間の最も基本的な権利ということになる。誰かから殴られたら、それを防御する権利があるわけだ。日本国憲法はどこかの国が攻めてくることなど想定してないのだろうから(「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」とするものだから)、殴られそうになったらそれを防御する権利があるなんていうことはわざわざ書いてないけど、そんなことは常識でわかることだろう。

逆になぜ憲法9条があると日本を守れないのか、と問いかけると、そんなことは自分で調べろ、と返事が返ってきた。これって、拙ブログでも過去にコメントしてきたネトウヨ連中の常套句だったな、と、思わず苦笑してしまった。

教えて欲しくて質問しているんじゃないんだよね。追い詰めるために問いかけているんだよ。だから、13条と自然権のことを書いた上で、さて、では9条があるとなぜ日本が守れないのですか? と改めて質問したら、もうその後は返事がない。

質問を逆にしたらどうだろう? 憲法9条がなくなれば日本を守れる、と言われた時、どのようなものを想像するだろう? 単純に言えば、交戦権を認めるということと、軍隊を持つ、ということだろう。これで防衛は完璧? いや、軍隊を持ったところで、その軍隊が弱っちい軍隊だったら役に立たない。まず兵隊の数を確保し、優秀な(=高価な)武器を揃えなければ意味がない。仮想敵国よりも強い軍隊でなければ意味がない。そうして軍備に金を使って行ったら、社会保障や福祉はどんどんやせ細っていくだろう。当然核武装しなければ意味はない。そんなことをして国民が黙っているはずないから、それを黙らせるためには独裁制を敷くしかない。

僕は憲法9条は一つの理想を述べたものだと思う。現実には自衛隊が存在しているし、さすがに僕だって、今すぐ憲法9条に従って自衛隊を解体しろなんて言うつもりはない。だけど、現実に合致していないからダメだなんて言ったら、憲法なんて成り立たない。上に引用した前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」なんていう文言もそうだし、25条の「国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」も、そして9条の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」というのも、一つの理想だ。いつの日か、それはおそらく僕らが生きているうちには不可能かもしれないが、いつの日か、人類の英知がこの理想を実現してくれることを願っている限り、この理想を手放してはならないのだと、そう思う。

現在の国際社会がそんな理想の実現を不可能にしている。現実を見ていない、と言ってくるだろうというのも想定内。(国際社会の理解についても言いたいことはいろいろある。中国が攻めてくるはずないし、北朝鮮が日本に先制攻撃してくるはずはない。よく言われていることに、中国が尖閣と沖縄を領土にしようとしている、というのがあるけど、尖閣はここでもなんども行ってきたように、先に火をつけたのは日本の石原慎太郎だよ。沖縄を中国が狙っているなんていうのは妄想の最たるものだ。中国は沖縄が中国領だなどと一言も言っていない。)

9条に限らず、現在の国際社会の中で、日本が求めるべき理想というのはいくつもある。例えばアメリカからの完全な自主独立というのもそうだ。これは左右を問わず、よく聞く言葉だ。本当の意味でアメリカから独立する、つまり、アメリカに頼らずに独立するためには軍隊が必要だから憲法を改定すべしとは、漫画家の小林なんとかも言っている。9条があるからアメリカに頼らざるをえないのだ、と。これなども短絡的すぎると思う。軍隊を組織するための武器はアメリカから購入するのだろうか? 笑) 核兵器はどうするのだろう?

そもそも核兵器に関して言えば、これは日本が所有することなど他の国が許すはずはない。隠れて開発すれば、日本の科学力を持ってすれば数ヶ月で作れるという人もいるけど、本気か? そんなことをしたら世界中から、日本も北朝鮮と同レベルの国とみなされ、国益を損ねるのは明らかである。

アメリカからの完全な自主独立も理想なのだ。しかし、それが一朝一夕に実現するはずはない。しかし、少しずつでも理想に向かって歩をすすめることは可能だろう(その際問題になるのは、日米安保の利権で大儲けしている者や武器開発で儲けようとしている連中だろう)。

しかし、理想は実現不可能に思われるから放棄しろというのだろうか? 確かに、この理想は今すぐ実現する可能性はない。だが、理想を放棄した時、僕らに残っているものはなんだろう?



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安倍と山本太郎

2017.07.04.22:21

もう、すでに多くのところで言われているし、拙ブログでもちょっとだけ触れたけど、この前の土曜日、秋葉原でのなんとかいう女性自民党候補者への安倍の応援演説。ヤジに対して「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言い放ったわけで、それに対する反応があちこちで出ています。

江川昭子さんの記事では、アーノルト・シュヴァルツェネッガーがカリフォルニア州知事に立候補した時に、卵を投げつけられ、それに対してにこやかにベーコンもつけてくれよ、と言った話が載っています。

しかし、僕が何より感動したのは山本太郎のエピソード。反安倍、反原発の威勢の良い発言には好感は持っていたけど、今回のことに関連して教えてもらった彼の発言で、本気で彼のことを応援したいと思いました。それは、2年ほど昔、新宿のアルタ前で街頭記者会見をした時、議員なんかやめろ、というヤジを受けた山本太郎が、動じることなく「ありがとうございます、そんなあなたのことも守りたい」と言ったというのです。

これをパフォーマンスだという人もいるでしょう、いい子ぶるんじゃないという人もいるでしょう。いいでしょう、これは見せかけだけのパフォーマンスだとしましょう。しかし、安倍にはこの程度のパフォーマンスすらできなかったわけです。人間としての格がまるで違うと思います。

憲法15条2項にはこんな文言があります。「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」 ここでいう公務員は議員ももちろん含まれます。だけど、安倍はまちがいなく、自分の支持者という一部のみのことしか考えていないでしょう。そして、奉仕者なんていう意識などまるでないでしょうね。 自分のことを支持してくれる人だけを国民だとみなし、それ以外は「左翼」とかレッテルを貼って、敵とみなす。これは政治家としては致命的だと思います。



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トレスコウ将軍の言葉

2017.07.02.11:13

Tresckow.jpg

写真は1944年、ワルキューレ作戦に関与し自殺したドイツ国防軍高官トレスコウ将軍です。彼はこんなことを言っています。

ヒトラーがドイツを支配したことは「百年経ってもまだ影響を持っているだろう、そして、責めを負うべきはヒトラーのみではなく、むしろ、君や私でもあり、君の妻や私の妻でもあり、君の子どもや私の子どもでもあり、通りを横切っているあの女でもあり、あそこでボールを蹴っているあの若者でもある」

ヒトラーを安倍に変えれば、日本の事です。何十年か先、日本がまともな国になっていれば、安倍政権は史上最低の劣悪な政権だったと断罪されるでしょう。しかし、それ以上に、安倍を選んでしまった今の日本社会が否定的に見られることでしょう。

昨日の都議会選挙の応援演説で、帰れやめろのシュプレヒコールを浴びた安倍は「演説を邪魔するような行為を、自民党は絶対にしない。相手を誹謗中傷したって何も生まれない」と叫んだそうです。「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と指差して言ったという話も出ています。

正直に言って、悪い冗談かと思いました。国会では首相自ら率先してヤジを飛ばし、議長から「総理、お静かに」と言われたことが何度もある人が、こんなことを言えるんですね。

自分に反対するものを左翼とレッテルを貼って、相手を誹謗中傷したのは誰でしょう? 

今の社会を議論の場ではなく感情的な罵り合いの社会にしてしまったのは誰でしょう?

総理大臣自らが党首討論を拒み、議論を拒み、質問にはまともに答えず、嘘をつき続け、そして断定的に言えば嘘も本当になると思っているような態度を見せているのに、どういう神経をしていればこんなことが言えるのでしょう?

反対する市民は、彼にとっては敵なのでしょう。徹底した話し合いで妥協点を見つけようという民主主義の手続きすら放棄し、相手に感情に訴えそうなレッテルを貼って反論したことにする。

僕が見るところでは安倍という人は頭がいいわけではない(むしろ悪い)し、発想力もあるとは思えない。瞬間的に感情的な反論をして墓穴を掘っていることが何度もある。つまり話し合いは苦手なのでしょう。こういう人物を政治のトップに置いた時代が、後世から断罪されないはずはないでしょう。ただし、これも後世の社会が今よりもずっとまともになっていれば、という大前提が必要なのは言うまでもありません。

トレスコウ将軍はヒトラーの時代には非国民でしょう。しかし、現在、ドイツで彼を非国民だという人はいないでしょう。国の指導者に抵抗することが愛国であることもあるのです。



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ファシズムの時代の到来

2017.06.28.22:28

かなりあちらこちらで拡散されているので、ご存知の方も多いと思うけど、あまりに今の日本の状況とぴったりなので、恐ろしい。ローレンス・W・ブリットという政治学者が起草したファシズムの初期症候の14条です。



これはアメリカのホロコースト記念博物館に展示されている文言だそうです。 昨夜友人から教えてもらいました。


強情なナショナリズム: 昨今のニッポン、素晴らしい!の風潮を思えば、またヘイトの横行を思えば、これほど不健全なナショナリズムが蔓延した時代は戦後初めてでしょう。

人権の軽視: 自民党の改憲草案を見れば、そして片山某という議員が言い放った天賦人権説の否定などを知れば、人権の軽視はすでに始まっていると言ってよいでしょう。

団結のための敵国づくり: 過剰に煽り立てる北朝鮮のミサイル発射により、日本人の中でも北朝鮮を先制攻撃しろと言わんばかりの人たちが増えていますね。ナチのヘルマン・ゲーリングは自分たちは外国から攻撃されていると説明し、平和主義者については、愛国心がなく国家を危険にさらすと批判すれば、どんな国でも簡単に戦争することができるとほざいたけど。日本は確かにまだ戦争にはなってないですけどね。

軍事の優先: これはもう言うまでもないでしょう。安倍は日本を軍事開発研究を大学にやらせて、それを海外に売って儲ける国にしようとしているわけですから。

性差別の横行: これは現在ひどくなってきた、というよりはもともと構造的にあったもののような気がします。何れにしても、例えば国会議員に占める女性の割合の国際ランキングでは186カ国中、日本は147番目という低さ。知らなかったのですが、北朝鮮よりもずっと下です。

マスメディアのコントロール: 安倍はマスコミのお偉いさんや、TVに出てくる解説者たちと会食を繰り返していますし、そうした会食をする解説者たちが露骨に安倍擁護を繰り返していることは、ぼんやり見ている人でもわかるのではないでしょうか。そして元NHK会長の政府が右というのを左というわけにはいかない、なんていう発言。まともな先進国なら即刻クビでしょう。 民主党政権の時は報道の自由度の国際ランキングは11位でしたが、その後安倍になってからはどんどん下落していて、今年は72位。まあ、最下位の北朝鮮は180位ですから、下を見ればまだまだ、と、あなたは言えますか?

国家の治安に対する執着: 特定秘密保護法ですでにかなり怪しくなっていたところへ、テロとはまるで関係ないと大臣ですら口を滑らした共謀罪ですからね。これもドンピシャでしょう。

宗教と政治の癒着: 公明党は直球ど真ん中ですね 笑) 安倍一派だって日本会議や、噂されている統一教会との関係を考えれば、完全に当てはまるでしょう。

企業の保護: これは僕にはよくわかりませんが、安倍一派と経団連や財界との密接な関係を考えれば、ある程度当たっているのかもしれません。

労働者の抑圧: 一般的な左翼運動に対する嫌悪と、現在の組合の情けなさを聞く限り、これも当たっているのではないかと思うのですが。。。しかし、労働者の権利を求める運動に対して、労働者たちが嫌悪感を隠さないというのはどういうことなのでしょうね?僕には理解できない。

学問と芸術の軽視: 伝統芸能に対する補助金をカットした市長もおりました。昨今の無教養を称揚するような風潮、教養をバカにし、無視する風潮を見れば、これもかなり当たっているでしょう。

犯罪の厳罰化への執着: 凶悪犯罪は減っています。殺人事件は僕が生まれた頃の6分の1ぐらいになっています。それなのに、21世紀に入って死刑判決や無期刑判決が増えているし、少年犯罪に対する厳罰化を求める声などを見ると、これもかなり当たっているのではないでしょうか。

身びいきの横行と腐敗: これはもう笑うぐらいドンピシャでしょう。森友、加計、レイプ魔の野放しなんていう話もあるし、この後もまだ控えているという噂もあります。これについてはここで言葉を費やす必要などないでしょう。

不正な選挙: これは僕は現時点ではないだろうと思っていますが、直接的な不正はなくても、民意をきちんと反映できていない(自民党の得票率と議員数のアンバランス)現在の制度が、すでに不正であるということもできるかもしれません。


牽強付会という人もいることでしょう。でも、少し冷静に考えてみれば、20世紀にこれらのうちで当てはまると言えたものがいくつあったでしょう。 そう考えれば、かなり恐ろしい段階に来ていると言っても、あながち穿ち過ぎとは言えないのではないでしょうか。



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日本はどういう国になればいいと思っているの?

2017.06.16.22:43

政治の話は、もうあまりの馬鹿馬鹿しさに呆れ返って、文章にする気にすらなりません。安倍一味は、日本をどんな国にしたいのだろう。そして安倍を支持する人達は日本がどういう国になればいいと思っているのだろう。 20年後、東アジアの状態はどうなっていればいいと思っているのだろう?

共謀罪に賛成する人達のまともに説得力のある意見を聞いた試しがない。賛成意見のことごとくが法律の専門家達に反論を食らっているし、それに対する再反論はほとんどが論理的ではなく非常に感情的である。

あの金田という馬鹿大臣の答弁の日本語を聞いただろうか? まるで決まった文言をランダムに繋ぎ合わせているみたいな、前提部分と結論部分の齟齬を楽しんでいるみたいな、そんな答弁。

しかも公明党の元弁護士の姉ちゃんは、そんな答弁を「誠実かつ真摯」って言ってすましている。この画像は孫子の代まで残るのだよ?

弁護士は自分が弁護する被告が嘘をついていることが明らかであっても弁護すべき職業の倫理があるんだろう。しかし、議員も自分の属す政党の方針に従わなければならないのだとしたら、それは憲法違反ではないのか? 憲法第15条には「すべての公務員(ここでは議員のこと)は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない、というのはこういうことを言うのではないのか? まあ、この姉ちゃんだけを批判してもしょうがないが。。。

何れにしても、これで腹を立てていない日本人は、要するに日本が民主主義国家であろうが独裁国家であろうが、興味がないんだろう。日頃北朝鮮の話に怒ったりあざ笑ったりしているんだろうに、自分の国が北朝鮮のような国になっても構わないのだろう。それ以外考えられない。

うーむ、デーゲンコルプのスイスでの状態について書こうと思って枕にちょっとだけ政治の話を書くつもりだったのに。。。



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ここまでひどい答弁があったか?

2017.06.08.23:59

いろんな総理大臣がいたとは思う。しかし、ここまでものすごい答弁をした総理大臣は過去に、絶対にいなかったと思う。これはもう歴史に残る頓珍漢な答弁だ。6月5日の衆院決算行政監視委員会でのやりとりの文字おこしを読むと、本当に何を言っているのか理解できない。どうして、これをTVは放映しないのか。ちょっと長いけど、面白すぎるのでご容赦を。

………… 以下ネットから …………
● 民進党・宮崎「総理、働きかけが証明されたら、どんな責任とるんですか?」「責任って何ですか?」

● 安倍「今、また認識の間違いをされますから、説明しますが、構造改革特区と国家戦略特区、この違いをよく理解されていないんだと思います。まずですね、まず、どちらにせよ、サブスタンスを議論するんですから、まず皆さんの時は、構造改革特区というのは、上がってきたら、めくら判ですか?違いますよね。あがってきたら、’めくばらん’ではないんです、これ、あがって、あがって、あがってきた、あがってきたものをですね、あがってきたものを精査するわけですよね、で、あがって、あがってきたものについては、先ほど申し上げましたように、自民党政権においては、熟度等も含め、あるいはですね、獣医師会等との関係においても、対応不可、対応不可であったわけであります。そして、国家戦略特区、国家戦略特区に於いてはですね、まさに、今治市ということで、それも上がって来るんですよ、で、大きな中で、国家戦略的にですね、国家戦略的に穴をあけていくということで、決めて行きます。ですから、その中で、我々も、医学部を決めました。医学部を決める、新たに新設をしました。で、医学部を決めに際して、私が成田市とか、言ってるわけではないんですよ、たとえば、私が、~市とか、言ってるわけではないんです、もし、そう思っておられるんだったら、全くこれ、考え方、変えられて、というか、ですね、全く理解が、全く理解が間違ってると、言わざるを、そこで勝手に色々なことを決められるのだったら、そもそも諮問会議の意味がないじゃないですか(与党席から一斉に「そうだ、そうだ」)私は根本的に、宮崎さんは間違っている、こう思いますよ、で、いずれにせよですね、いずれにせよ(メモを見る)、えー、、、この、今の、あの、めくばら、めくら判についてはですね、ちょ、ついては、言葉として、問題がありましたので、訂正をさせて頂きますが、しかしですね、いわば、これはですね、あの、基本的にはですね、上がってきて、上がってきてですね、先ほど申し上げましたように、国家戦略特区諮問会議、民間議員がですね、民間議員が、民間議員が、真摯に議論をするんですよ、ですから、皆さんの議論に対して、民間議員の皆さんは、怒ってますよ、怒ってますよ、ですからその意味に於いてですね、どんな決定においてもですね、どんな決定においても、その決定に、問題があるんであれば、責任をとるというのは、当然のことであろうと」

● 委員長「安倍総理、質問にお答え下さい、あの、責任とは何か」

● 民進党・宮崎「だから、責任とは何か?、辞めることが責任なのか?」

● 安倍晋三…「いや、責任をと、責任があるから、責任を、私の、、私の責任をとると、ゆ、ゆ、え、これ、中身についてはですね、中身については、あの、敢えて申し上げる必要はないと思います」

● 民進党・宮崎「責任とは、言う必要がないって。いや、総理がね、申し訳ないんですど、構造改革特区と国家戦略特区について、全く理解されていないということが、よく分かりました。」

● 安倍晋三…「あのー、まぁ宮崎委員が言ってることは、端から、端から破綻してますよ。今、じゃぁ総理が決めるということは、総理はご存じなかったと言ったんだけど。つまり、それは、私が決めてないから、私が知らなかった。これ、言ってることがですね(笑う)全くですね、全く論旨が破たんしてると思いますよ。いいですか、場所等をですね、決めるのは、まさに、まさに国家戦略特区諮問会議ですよ。あの、読みました?議事録、オープンになってますが
(宮崎「全部読みました」)
いや、おそらく、いや、それは、私はなかなか、だから、読んでいるとは、いや、それはねー、あの、、、
(宮崎「大した量じゃないんだから」)
いやいや、、すみません、それはね、なんか相当動揺されましたが、それは読解力の、読解力の問題だと思いますよ、読解力の問題なんですよ、その中で、その中で、じゃ、その中で、例えばですね、医学部と獣医学部の意味、についての議論もなされて、なされていますが、ご存じですか?
(委員長「いいから、答えなくていい」)
だ、だ、だ、ご存じないようですが、つまり、それはですね、保険診療、保険診療でやっている、医師とですね、自由診療でやっている医師、これは、保険財政、あるいは国家財政にかかわりがないので、根本から自由にすべきだという議論が、これは結構強くありました。しかし、国家戦略特区というのは、その中で何とか錐のように穴をあけて行こうということです。そして、それに関わる人たちがいる、業界の人たちがいる中で、錐をあけて行こうと言う中で、議論を進めたわけで、ありまして。突然ですね、たとえば、加計学園のために、一校に絞るということにしたわけでは、なくて、コウイ的に(広域的に?)コウイ的に、獣医師系養成大学等の存在しない地域に限る、一校に限るという要件は、獣医師会等の慎重な意見に配慮したもので、ありまして。これは、獣医師会等から、こういう要請があったんですよ。これは常に、たとえば医学部を作る場合にもですね、医師会と、相談を、します。その中でですね、最初は医師会、強い反対がありましたよ。厚生労働省もそうです、その中で、何とかということで、国際的な大学を作るということで、成田を決めた、わけで、あります。また、安倍政権下においては、東北にも医学部を、作った。それは、いわば、被災地、あるいは、原子力災害から、立ち直っていく中に於いて、そうしたものも含めて、医学部も作ったわけでございますが、今回の場合においてはですね、今回の場合においては、鳥インフルエンザとかですね、口蹄疫、狂牛病、これ、一気に広がっていく伝染病、動物から動物、動物から人にうつって行くと言うものに対して、産業医が不足している、あるいは産業獣医が不足している、あるいは獣医公務員が不足している、獣医師が地域に偏在をしているという中に於いて、四国に一校もないというのは、どう考えてもおかしいわけでありますし。四国の多くの議員、ま、獣医師と特別に関係ある人は別ですよ、四国の、多くの人たちも、これは強く望んでいることでありまして、これはまったく、私は、問題がないんだろうと、このように、考えているわけであります。いずれにせよ、私がですね、私の意志で、どこだということをですね、決めるということは、全く、あり・えない、ということは、ハッキリと申し上げておきたいと、思います」

● 民進党・宮崎「何か、質問を何をされたのか、忘れてしまったようで、最後まで質問(の答?)はありませんでした。ま、色々、デタラメがありましたけれど、例えば、獣医学部ないのは、四国だけじゃないですよね、北陸もないし、信越もないし、北関東もないんです。そして……、
委員会は終わる...
………………………………

ちょっと長くて、全部読んでくれた方には感謝だけど、全部読まなくても、真ん中あたりを拾い読みすれば、何言っているのか訳が分からないだろうと思う。質問には答えず、相手の論理は破綻していると言い、自分の動揺を、さも相手が動揺しているかのように言い(「それはね、なんか相当動揺されましたが、」)、自分の読解力の無さを相手に向けて非難する(「それは読解力の、読解力の問題だと思いますよ、読解力の問題なんですよ」)。相手に向かって議事録をきちんと読んだのかと、居丈高に言うかと思えば、相手が読んだというのに、読んでないと決めつける。そのシュールさに呆れる。最後の宮崎議員の言葉は、もう気の毒になってしまった、という感じだ。

確かにこういう形で安倍がどもるのまで文字にするのは意地悪かもしれないが、それでも、これはあまりに酷くないだろうか。



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これらは氷山の一角ではないのか?

2017.06.01.10:34

だいぶ大昔、20世紀の頃、飲み会でこんなことを話したことがある。女性で痴漢にあったことがないという人はあまりいない(あくまでも当時の話だ。今は知らない)。一方で、男で痴漢するようなやつって知り合いにいない。もちろん、言わないだけだろうけど、実感として自分の周りでそういうことをしそうな奴って思いつかない。ということは、痴漢をする奴は出来心などではなく、常習的に痴漢しているに違いない。一人でたくさんの痴漢をしているってことだ。そんなことを話して盛り上がった。

このところ話題の、安倍べったりのジャーナリストのレイプ疑惑を、今朝の東京新聞で読んでいて、これが被害者の言うとおりだとしたら、犯人はきっとこれまでも、同じようなことを繰り返してきて、それを握りつぶしてもらっていたのではないか、と疑いたくなる。

だけど、問題は今回の被疑者だけではないのかもしれない。籠池、加計とこれだけ次々と安倍に近いものたちが便宜を図ってもらってきたらしいことがわかってくると、これは氷山の一角なのではないか、と思えてくる。まだまだ握りつぶされたこと、もみ消されたことが山のようにあるのではないか。そんな疑いがぬぐえない。

同時に、幾つかのマスコミがこれだけ安倍に擦り寄るのは、ひょっとして便宜を図ってもらった、あるいは図ってもらうつもりなのではないか。巷では安倍よいしょ軍団は「すし友達」だなどと言われているが、そんな程度であれほどよいしょするだろうか。むしろもっともっと大きな便宜を図ってもらっているのではないのか、そんなことすら思い浮かぶのである。



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なんでもありのカルト政権

2017.05.31.23:04

誰がどう見ても、嘘だろうというようなことにシラを切り続け、国連からの勧告に居丈高に抗議してみせる。周辺で起きる不祥事はことごとく握りつぶし、知らぬ存ぜぬで通す。

ここまでなんでもありの内閣は記憶にない。多分、戦前にもなかっただろう。彼らは完全に日本国民をバカにしきっているのである。嘘をついても問題ない、どうせ国民は関心なんかないんだからすぐに忘れる。嘘はできるだけ胸をはって偉そうに言えば、ますます効果的である。何か一生懸命にやっているような雰囲気がでるからである。本来国民に忘れさせないように報道し続けるべきマスコミの多くも、忘れさせようと争点ぼかしをしたり、個人攻撃をしたり、と、必死である。

しかし、権力に都合の悪いことをいう人間に対して、人格攻撃の露骨なキャンペーンを張る全国紙ってなんなんだろう? こんなこと、過去にあったのだろうか? 今回だけは、読売新聞という新聞社を心底軽蔑している。

これって、右翼とか左翼とかの問題ではないだろう、権力が日本国民をバカにしきっているのである。それを許せるというのは、いわば「信者」以外いないだろうと思うのだが。

ここまで低劣な内閣は、日本どころか、現在の世界を見回しても、そうそう見当たらない。少し前に、安倍をヒトラーに比べることに怒り狂ったネトウヨ氏がコメントしてきたことがあった。しかし、今の安倍の様子を見ていれば、ヒトラーに比べることは妥当ではないかと思える。

しかし、安倍にしろ菅にしろ、どんな気持ちで嘘をつき続けているんだろう? 自分が言っていることが嘘だと分かった上で、あんなところで嘘をつけるのは、多分自らの恥の思いを吹き飛ばすほどの強い信念があるんだろう、カルトな信念が。

前にも書いたが、この政権は必ず歴史の審判が降る。ただ、それまでにどれほどの時間がかかることだろう? その間にこの国は、この社会はどれほどひどいことになっていくのだろう? 果たして取り返しはつくのだろうか? 

そして、もっと恐ろしいのは、ここまでデタラメをやった政権が存在したということで、この後に続く政権も、同様にデタラメをやってもいいのだ、という保証を与えてしまったことである。



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嘘と開き直りの内閣

2017.05.26.22:32

昔、逸見政孝というキャスターが、某大学の教授の論文盗用で、本人にインタビューをやったことがあった。某教授は盗用を認めた上で、このことを逸見の番組にリークしたのは自分の学生で、大学院の博士過程へ進級させなかったからこんなことをしたのだ、と言っていた。一瞬何を言っているのかよく理解できなかった。

つまり、某教授は自分の盗用を認めた上で、それを「タレ込んだ」学生を「意趣返し」だと非難したのである。ものすごく嫌なものを見た、という気持ちになった。しかし今進行中の加計問題は、これよりもっとひどい。さらに読売の下劣な、マスコミとは思えない御用新聞ぶりには、ほとほと呆れた。

ここまで劣化した内閣は、おそらく明治以降の日本の政治上でもなかったのではないか? 少なくとも戦後、ここまでひどいのはなかった。

安倍はもし自分が森友に関わっていたら首相はおろか、議員だってやめると言い放ったのだから、さすがにそこまで嘘はつかないだろうと思っていたが、誰がどう見たって関わっていた。しかし嘘を嘘で固めて開き直り、そのまま強行突破したわけだ。今回も同じく嘘を嘘で塗り固めて、本人は海外へ出て行ってしまった。

だが、こうしてでたらめなことをやっていけば、人々はますます政治不信になり、選挙に行かなくなる。彼らはきっとそれを目論んでいるのだろう。浮動票というやつがなくなれば、あとは組織票で自分たちが勝てるから、一般人は政治に関心を持たなくなってくれた方がいいのだ。

かつて森喜郎が「無党派層は寝ててくれ」と言い放った。これは彼らの本音だろう。さらに、彼らは学んだのである。劣化した政治を行えば行うほど、無党派層は政治に無関心になり、選挙に来なくなる。そうなれば組織票の勝負になるというわけである。見事な策略である。自分たちがやりたい放題やればやるほど、人々は関心を失っていき、自分たちに有利な状況になるのである。海外からの批判は否定して怒っておけば、一般の人々には何かやっているように見えるのである。



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戦後最低最悪政権

2017.05.20.00:25

正直に言って、なんかもう脱力するしかないですね。まともな議論もしないまま強行採決。おぞましい話です。こんな法律ができたら、このブログだってどうなるかわかったもんじゃない。

しかし、安倍にせよ、彼を支持する連中にせよ、例えば、50年後の日本の姿ってどんなイメージを持っているんだろう? 50年後の日本はどんな国になっていればいいと思っているんだろう? 

数日前に斎藤美奈子も東京新聞のコラムに書いていたけど、現代の社会、現在の内閣、安倍は、何年後かはわからないが、歴史の審判を受けるのは間違いないと思う。 20世紀を知っている人間から見れば、ここまで民主主義を破壊した政権はないし、ここまで露骨な形で人々を欺いた政権もない。まさに日刊ゲンダイの見出しを借りれば、「チンピラ内閣」だ。ここまでデタラメな政権は他に思いつかない。

だが、どんな独裁政権だって、かならず倒れ、そして歴史の審判にさらされる。歴史の流れが、この世に生まれた人間全てが幸せになることを願う人々に味方するのであるなら、現在の政権が戦後最悪の政権だという審判は、いつの日か、間違いなく下るだろう。



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今日は憲法記念日

2017.05.03.20:38

今更改めて憲法の話なんて、僕には無理だ。しかし安倍が北朝鮮が危ない危ないとあちこちでふれまわり、そのおかげか、このところ、憲法改正(改悪)に賛成というのが50%前後にまで高まったそうである。

拙ブログでは何度も書いてきたけど、このアンケートってどういうものなんだろう? まず一番最初に聞くべきは

   「あなたは憲法改正に関心がありますか?」

と、

   「あなたは憲法を読んだことありますか?」

でなくては有意味な回答など得られないのではないか?

安倍がマッチポンプのごとく、自分で危機を煽っておいて、あたかも憲法を変えればこの危機に対応できるかのような印象を与えようとしているのは明らかである。だけど、日本の憲法を変えれば北朝鮮が核開発を止めるようになるのか? 中国が日本に好意的になるのか? ちょっと冷静に考えてみれば、憲法を変えて一番喜ぶのは権力者とアメリカの軍需産業だ。

これまでにも何回かここで引用したことがあるが、憲法99条の条文はこう書いてある。

「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」

天皇や政治家、裁判官や公務員、つまり権力者は憲法を守れ!ということだ。憲法とは国民が権力者たちに守れ!と言っているのである。だからこの99条に国民が守れとは書いてない。

国民に守れ、と言っているのは憲法に基づいて創られた法律だ。先の各アンケートに回答した人々はこの真逆の関係を知っているのだろうか?

憲法を変えようと言えるのは国民だけであって、権力者が憲法を変えようだなんて言い出すのはこの99条に違反する行為である。そもそも憲法というものの意味を知れば、安倍ら権力者が憲法を変えようなんていうのがなぜなのか、わかろうというものだ。しかも現政権内には国民に主権などないと言い出す議員だって複数いるわけなのだから、彼らが意図しているものは明らかだろう。



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北朝鮮の先制攻撃? ありえないだろ?

2017.05.02.22:10

うーん、どうしちゃったんだ? この国は? 電車の中で大学生が数人で話をしていた。さっき、授業中に外で大きな音がしたので、思わず北朝鮮のミサイルかと思ったぜ、と一人が言う。それに対して、聞いていた方が口々に、いやぁ、冗談なんねえよ、笑えねえなぁ、と答える。

なんだろう、これは? 先日もミサイル発射情報で地下鉄が止まった? こんなの笑うべきニュースだろう。いつ北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射するなんて話になったんだろう? ましてやサリンを積んだミサイルなんて首相が言うか??

冷静に考えてくれよ! 北朝鮮が先にミサイル攻撃してくるはずはないだろう? ミサイルを撃ってくる可能性があるとしたら、アメリカが先に攻撃した場合だけだ。だとしたら日本がやるべきことは明らかだ。

それとも、北朝鮮のミサイルは精度が悪いし、失敗だらけだから、狙ってこなくても日本に墜落する可能性があるというのだろうか? 世界中でロケットは打ち上げられている。その度に近隣の国々が失敗して落ちてくるかもしれないから、万が一の場合は窓に近づくな、とか伏せろって言うか? あれはなんだったんだ? 本気か? ジャパニーズピープル??

アメリカの選挙の直前、クリントンはアメリカが世界の保安官であるべきだと思っているバカで、トランプはアメリカのことしか考えないバカ。でもトランプなら戦争にならない、と言っている人がいた。そんなものか、と思ったが、トランプは確かにアメリカのことしか考えないので、日本や韓国が戦争になっても構わないと思っているのかもしれない。そんなのにホイホイと尻尾振って付いて行こうとしている日本の総理大臣ってなんなんだ? さらに、今朝ほどのニュースではトランプは北朝鮮との対話の可能性を匂わせたらしい。このニュースに一番慌てているのは安倍だろう。



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「自己責任」という言葉について

2017.04.22.14:26

自己責任という言葉が嫌いである。特に政治家や役人からこの言葉が出てくると、一瞬殺意すら覚える(ちなみに私は死刑に反対 苦笑)

誰かが書いていたのだが、この自己責任という言葉は20世紀には広辞苑をはじめとした辞書には載っていなかったそうだ。確かに、調べてみて驚いたのだが、全10巻の小学館の「日本国語大辞典」昭和55年版にも載っていない。

なぜ嫌いか? 僕の感覚ではこの言葉には弱者を切り捨てて顧みないようなものが感じられるのである。だけど、僕が嫌いでたまらないこの言葉、世の中では結構この言葉が好まれているような気がする。要するにわかりやすいのである。自分で決めて、自分でその結果を負う。そこには何か潔さのようなものが感じられる。

同時に何か困った状態に追い込まれた人を、この言葉を使うことで、突き放すことができる。少なくとも、俺の責任ではない、だから俺は知らないと安心できるのである。

すべてを自己責任としてしまえばわかりやすい。それぞれの人が他人の権利を侵害しない限りにおいて、何をしてもいい、その代わりその結果には自分で責任を負う。すっきりしていて、実に分かりやすいけど、ことはそう簡単ではないだろう。そもそも他人の権利を侵害しない限りっていうことの定義は難しい。これがすっぱり分かりきったことだとしたら、裁判所なんか不要だろう。それどころか「国」だっていらなくなるだろう。

ところで、本来人間というのは、他人が幸せそうにニコニコしているのを見ると、自分も幸せになるものではないだろうか? 他人の不幸を喜ぶのは、その人の「性格」の問題ではない。その人の置かれが状況が不幸だからなんだと思う。なんか抹香臭いエセ教祖みたいな台詞で面映いものがあるけれど。

21世紀に入って、競争社会が一気に加速した感じだ。みんな遅れまいと必死な感じがする。競争だから絶対に遅れる者は出る。だけど、他人に構っていたら自分も遅れてしまうかもしれない。だから遅れた者は放っていく。その時にそういう自分の負い目を軽くしてくれる言葉、それが「自己責任」という呪文ではないだろうか。遅れたやつが悪いのだ。努力が足りないだけなのだ。遅れるのは自己責任だ。

でも先に書いたように、人は本来困っている人がいれば助けたいと思うものではないのだろうか?

遅れた者にも努力不足とか自己責任なんていう言葉で説明できない理由があるはずだ。そもそも子供の貧困率が異常に上がっている現在、競争のスタートラインすら既に大きく違っているのだから。

僕は一般の人たちが「自己責任」という言葉を使うのは、何か逆の意味での悲痛な叫び声のような気がするのである。この言葉で自分自身を納得させざるをえない時代状況に対する叫び声。本来、この言葉はおかしいよ、としっかり言ってもらいたがっているのではないか、そんな気がするのである。


このテーマについては、まだまだ、ねれてないけど、個人的に今ちょっと忙しくて、また続きを書くと思います。今回の記事は少し前に書いた「すでに国の体をなしてない」という、復興大臣の発言批判の記事にコメントを書いてくれた方とのやり取りから考えたことです。「自己責任」という言葉についてはもっとしっかり考えてみたいと思っていたし、まだこれからも考えていくつもりですが、まずはコメントを下さった方に感謝するとともに、そのあと、別の形でコメントを下さった常連のミニさんの文章が秀逸なので、このテーマに関心がある方は是非お読みいただけたら、と思います。

「すでに国の体をなしていない」の記事へ



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憲法改正賛成が半数??

2017.04.18.22:37

アムステルで優勝したジルベール、実はレース中の落車で腎臓を強打していて、一週間以上の安静が必要と診断されたそうで、フレッシュ・ヴァロンヌもLBLも出場できなくなりましたね。しかし、落車した瞬間、数秒気を失っていたというんだけど、気がついてすぐに自転車に飛び乗り、結局優勝だもんね。どういう体してるんだろう??

というわけで、憲法改正に賛成がアンケートで半数を超えたそうだ。いや、本当なのか? アンケートっていったって分母の大きさや対象が誰かによっても変わるだろうから、あてにならないとも言える。

だけど、これまでにも何回か書いたけど、憲法改正に賛成か反対かを問うなら、まず、アンケートの出だしは、憲法を読んだことがあるかどうかを聞いてほしい。国民のどのぐらいの割合で憲法を読んだことがあるのだろう? 普通ないよね。 さらに憲法って、何のためにあるのか、も聞いてほしい。 憲法はただの法律の親分ではない!

もうあちこちで言われているけど、権力を持てば人は傍若無人になる。人を自分の言う通りにさせたがる。だから、それはできませんよ、と憲法が縛っているのである。憲法は国民がそれを守るためにあるのではなく、権力を持つものが守るためにあるのだ(教育・納税、勤労は除く)。

こう考えれば、言論の自由というのは、国民が権力を批判するための言論の自由だということがわかるし、決してヘイトスピーチが言論の自由だというわけではないのは明らかだろう。

権力を持つ者たちが憲法を変えたいというのは、泥棒が刑法を変えたいというのに等しい。

特に自民党の憲法改正草案などは、自分たちを縛るものから国民を縛るものに変えようとしているのが明白である。

このところの大臣たちの露骨な失言(あれは失言ではなく、本音なんだよ)を考えてごらん。教育勅語にはいいところがあるというのは、いざとなれば国のために国民は死ねと言っているのだ。国のためというと聞こえはいいが、要するに権力を持つ俺たちのためにお前らは死ねと言っているのだ。

教育勅語にもいいことが書いてある?? バカ言っちゃいけないよ。金日成のチュチェ思想にだって、きっといいこと書いてあるよ、知らんけど。ハムラビ法典にだってコーランにだって新旧の聖書にだってマグナカルタにだって論語にだって、他にもいいこと書いてあるものは古今東西山ほどあるよ、きっと。だけど、いいことの中に一言、いざとなったら天皇のために死ね、と書いてあったら、それはアウトでしょ。

福島の自主避難は自己責任だというのは、原発という国策のせいで故郷を離れざるをえなくなった人たちのことは、もう国は知らないよ、という意味だ。国って何のためにあるんだ? 何のために僕らは税金を払っているんだ? 軍事産業を儲けさせるためか? アメリカを喜ばせるためか? 役人の天下り先を確保してやるためか? 政治家が偉そうに友人たちの便宜を図って土地の取引を格安にしてやるためか?

国策として原子力を推進して、安全だ安全だとさんざん言い張り、挙句、あのザマで、それで被害を受けた人たちが逃げたら自己責任か? 自分たちは責任なんかとるつもりは全くないにもかかわらず??

学芸員が癌だなんていうのは、もう文化なんていらない、金儲けのことをもっと考えろ、と言っているわけだ。人権なんかないと言いたくてしょうがない人たちにとって、文化活動なんていう、ものを考えたり感じたりするようなことをされては困るわけなんだろう。国民の精神が豊かになれば、俺たちに逆らうに違いないと思っているんだろう。国民はバカであってほしい、そして、バカはバカなりに何も考えず、俺たちのために働け、と言っているのである。

こういう連中が、自分たちのために憲法を変えろと言っているわけだ。 え? ちょっと冷静に考えれば笑うでしょう? 

ホワイ、ジャパニーズピープル! 頭大丈夫か?と言いたくなる。

人々の感覚としては北朝鮮が怪しい動きをしているから、というのが理由なんだろう。でも、憲法変えたからといって、北朝鮮がどうなるんだろう? 中国が日本の憲法を変えたことによって何か日本にとって都合の良いように政策変更するんだろうか? 権力者たちは危機感を煽って憲法を変えれば良くなるというような印象を与えようとしているだけだよ。その実、彼らが憲法改正で狙っているのは、自分たちの好きにやれるように縛りを外したいということだけだ。 北朝鮮も中国も、まるで関係ないよ。



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バカが威張る社会

2017.04.17.15:36

哲学者の内田樹がツィートで面白いことを言っている。



これを読んだ瞬間に連想したのは、以前にも拙ブログで書いたことがあったが、小津安二郎の「秋刀魚の味」の中のワンシーンだ。http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2376.html

戦時中水雷艇の艦長だった笠智衆がパチンコ屋で、かつての部下だった加東大介とあって、意気投合してバーで酒を飲む。バーのマダムは岸田今日子。そこで加東大介が言うセリフが戦争が終わって、「バカが威張らなくなってよかった」だった。

内田のツィートに戻るが、次々と生じる馬鹿大臣の妄言の数々、国会答弁を聞いていても、馬鹿じゃないの?と思いたくなるような低レベルの答弁の数々。嘘をついてもそれを訂正することもなくスルーしてほとぼりが冷めるのを待っているだけ。そして、何よりわざとまともな議論にさせないようにしているとしか思えない。今の社会は文字どおり、小津が言う「馬鹿が威張る」社会だ。



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プロフィール

アンコウ

アンコウ
**********************
あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、クラシック音楽(特にバッハ)、友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎても困るが)。少し前から草食動物と化そうと「努力」しています。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとして、こちらにも通知されないまま、ゴミ箱に入れられてしまいます。これは管理ページで迷惑メールをチェックすれば見られるのですが、そんなところは滅多にチェックしないので、承認待ちの印が表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す

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