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消費税は廃止にすべきだ

2020.01.05.13:43

消費税が必要だというのは、結構刷り込み効果って大きい。僕も山本太郎の話を見聞きするまではしょうがないのかな、ヨーロッパ行けばもっと高いしな、となんとなく思い込んでいた。

デンマークなんかは消費税28%だけど、老後のために貯金する人がいないし、学費は無料だし、それどころか大学生には月々日本円にして10万円ぐらいのお金が配られると聞いたこともある。そういう社会保障のために高い消費税は仕方がないのかな、と。

だけど、これが大ウソだと言うことをわからせてくれたのが山本太郎だった。まずもって、前回5%から8%にあげた時、安倍政権はなんと言ったか? この3%上乗せ分は全額社会保障の充実・安定化に使うと約束したのだ。

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だけど、実際は、この3%の全額約8兆円のうち社会保障に使われたのは16%だったそうだ。つまり、国家ぐるみで詐欺を働いたのだ。そもそもその後、社会保障が充実どころか低下させられているのは明らかだろう。老人の医療費だって上がる。最初はある程度の所得がある金持ちの老人だけだが、いずれみんな上がるだろう。

少し前のTVでも10%に上がった時の街の声として、これから先社会保障を充実させていくためには仕方がないのではないか、と話す人が何人か出ていた。つまり、国の借金は国民一人当たり800万円分とか、国が破産すると言って、これからの高齢化社会で消費税増税は仕方がないのではないか、と思い込まされている。さらに、TVやマスコミで、消費税を上げないなら社会保障費を削らなくてはと発言するような政治家や有識者たちがたくさん出てくる。これによって、消費税が何か社会保障のための目的税のような印象が与えられてしまうのだ。

財源はある。山本太郎が言ったことで知られるようになったが、これだってずっと言われていたことだ。税金の法人税と所得税の取り方を変えれば良いだけだ。山本太郎が言っているもう一つの方法、国債を発行するというのは僕にはよく分からないが、少なくとも、税金をあるところから取れ、ないところから取るな!というのは普通に納得できる話だ。

しかし、財源がどうこう言う以前の問題として、消費税が3%でスタートした時からの累計が260兆以上、それと反比例するように、法人税の税収は200兆近いという事実を見れば、大企業に金を貯めこませるために金持ちも貧乏人も関係なく消費税という税金を徴収しているというシステムになっているのは明らかである。消費税は社会保障のための目的税ではない。そんな目的のために徴収されているわけではない。

以上、上に書いたことは、ほとんど全部山本太郎の受け売りだ。だから本当はYouTubeにたくさん上がっている映像を見た方がいい。だけど、自分でも納得しておきたいので書いてみました。


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牧内昇平「『れいわ現象』の正体」

2019.12.26.12:41

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著者は山本太郎を「『脱原発』ばかりいうタレント政治家、国会では「一人牛歩」など派手なパフォーマンスを好む」(p.24)人として良い印象を持っていなかったと言う。この本も「目的は特定の政党への支持を広げることではない。まして、「山本太郎というすばらしい政治家がいる」と喧伝したいのではない」(P.16)と断りつつ、れいわ現象の正体を一言で、「現代社会を覆う『生きづらさ』」であると言い切る。

著者の意図はともかく、見事に山本太郎の応援エールになっていることは間違いない。確かに「れいわ新選組」という名称に対する批判や、「デフレからインフレに切り替わるタイミングを正確に察知できるのか」(p.95)などという批判はある。生活保護を悪だと思わせるような言説を吐いた片山さつきに対するシュプレヒコールをやりすぎだという批判もある。だけど、こんなものは瑣末なことだ。

れいわと山本太郎は、「自己責任」などという言説のデタラメさや、命の上下を生産性で決めるなという、ごく当たり前のことを主張する(後ほど書く哲学者・森岡正博は1970年代の「青い芝の会」という障害者運動にその主張の源流を見ている。青い芝の会については拙ブログでも書いたことがあるので、リンクしておきます。よろしければどうぞ)。

この当たり前の主張は、21世紀に入り、公然と大声で主張することがはばかられるような社会になってしまった。何を甘いことを言っているんだ、生きることは競争なんだから弱い者が滅ぶのは生物の理(ことわり)だ、自然淘汰だ、とばかりにダーウィニズムが生活のレベルにまで敷衍されてしまった(ダーウィンのために言っておくが、ダーウィンご本人はこんな主張をしてないそうだ)。れいわと山本太郎はこうした価値観・世界観(その延長上に相模原の障害者虐殺事件があるのだと思う)の転換を促している。

山本太郎とれいわの運動は政治運動ではない、もっと根元的な、人間の生き方の転換を目指した革命運動だと考えた方が良い。

この本の中で哲学者の森岡正博が言っているように、この運動には表の層と下の層という二層がある(p.158以下参照)。山本太郎がしばしば叫ぶように「政治でしか変えられない」社会の構造・仕組みが表の層だ。「社会正義」の話だ。彼は生きづらい人たちをいかに生きやすくするかを、「具体的な政策」として語る。


ところで、山本太郎の主張は共産主義のように全ての人が平等に、などとは主張していない。企業を国有化しろなんて言ってない。企業の自由は認めているし、金持ちと貧乏な人がいるのは仕方がないというのが前提になっている。

環境問題についてだって、僕もそうだったけど、これまでなら経済成長というのは環境問題にとって悪であるというおぼろげな感覚があった。環境を守っていくにあたり人間が一番の悪なのだとか、もうこれ以上経済発展しなくていい、多少の不便があっても僕らは人間という地球上の生物の一つとして身の丈にあった生き方をしていくべきだと、なんとなくそんなふうに考えていた。

ところが、山本太郎はそう言わない。お金をどんどん刷って社会にもっと流通させ景気を良くして、内部留保している大企業にも日本の人々に投資したくなるようにしろ、と言う。(前から書いているように、僕は経済に関しては無知だ【金持ちの家庭ではなかったのに、子供の頃からお金というものを軽蔑していた、いや、軽蔑しようとしていた、いや、軽蔑するのがいいのだと信じていた 笑】から、山本太郎がいうことが正しいのか、本当にできるのかわからない。もちろんこれが正しく、できて欲しいと思っているけど。。。)


何れにしても、こうして具体的に政治という仕組みを使って社会を良くしていこうとする運動が表の層だとすれば、上記のように、人生とは何か、僕が、君が、あるいは彼が、彼女が、彼らがこの世に生まれたのはどういうことなのか、これをじっくりと考えてみよう、というのが下の層、山本太郎の運動の「底流」だ。この運動を支える「理念」だ。

人間の生を金勘定と重ねていいのか? 何かを決断する時、それは純粋に「自己決定」という言葉で語れるのか、そしてそのいわゆる「自己決定」の結果生じたものを「自己責任」という言葉で受け入れるべきなのか? そうじゃあないだろ! 「たとえ私がどんな人間であれ、ここにいて構わないし、誰からもそのことによって責められない、という風に全ての人が心底思えるということ」(p.159) これは政治の面で変える話であるとともに、僕らの人生観にも関わってくる。山本太郎の主張の「底流」にはそういう、僕ら誰にでも関わる深い哲学(というとお大げさだが)があると思う。

山本太郎の運動は単なる政治運動ではない。


拙ブログで10年近く前、最初にブロ友になった一つ歳下の方が先日急逝されました。FBのリベラルなグループでの、誠実かつ真っ正面からの発言に、いつも敬意を抱いていました。誰かリベラルな政治家を具体的に名前を出したり応援するというのはこの方のスタイルではなかったから、山本太郎について直接語ったコメントはなかったように思いますが、口には出さずとも山本太郎の運動に関心を持っていたことだろうと信じています。この運動の行く末を見られなかったこと、さぞや残念だっただろうと思います。この場で改めて心よりご冥福をお祈りいたします。


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自らのザマアミロ感を憎むこと

2019.12.20.22:35

昨日の山本太郎と死刑制度の話をFBの山本太郎応援グループにアップしたけど、まあ、これについては評判悪いですね。昨日も書いたように、この質問って地雷かも、と思っていたし、逆に死刑制度廃止を主張する人たちが山本太郎を利用していると言われる可能性もあるな、と思ってはいたけれど。。。

そして、僕がグループにアップしたら早速「あなたの子供が殺されても死刑反対と言えますか」と書いてきた人がいたので、こちらもいつものように「あなたの親が無実で死刑になっても死刑賛成と言えますか」と混ぜっ返したら、まあ、ものすごい怒り方。そもそもがなんでそんなに怒るのか、僕には理解できない。

以前にも書いたけど、酒の席でポロっと一言、冗談めかして、笑いながら、僕は死刑制度反対ですから、と言ったら、正面に座っていた人がものすごい勢いで「あなたの子供が殺されても云々」と、上で書いたのと同じことを言い出し、こちらは場も場だし、簡単にいなそう、冗談にしてしまおうと思ったのに、猛禽類が獲物に飛びかかるかのような勢いで、本気で腹を立てて食いついてきたことがあった。その人も普段は安倍を嫌っているリベラルな人だった。

このブログのコメントでもそういうことがあった。なんでなんだろう? そういうことを言う人が、本当に自分の子供を殺された当事者だとしたら、これはもう申し訳ないと謝るけど、仮定の話、想像の話なんだよね。そして死刑廃止を唱えると、それを綺麗事を言うといって腹をたてる。まるでお前の子供が殺されたら、ザマアミロと言ってやるぞとでも言わんばかりの勢い。

結局、このザマアミロというのが今の日本の社会の雰囲気を作っているキーワードなのではないかと思う。遠い昔、このブログを始めたばかりの頃にも書いたことだけど、東京都知事の石原慎太郎が、このザマアミロを体現しているように感じた。そこには何か鬱屈したものがある、何かに対する劣等感のようなものがあると思わせられた。そして彼のそうした鬱屈、劣等感に自らの鬱屈や劣等感を仮託して、一緒にザマアミロと叫んでいる人たちがいるように感じた。

だけど現在、もう石原の支援者たちだけじゃなく、日本人の多くが、右も左も関係なく、何かを叩いて、ザマアミロと言いたがっている。それはなぜか? 山本用語でいうなら、社会がとてつもなく生きづらくなっているからだ。

そして人々が誰かに、あるいはある種のグループに自分の鬱憤をぶっつけている。ザマアミロと言う相手は、例えば「パヨク」(まあ私もその一人でしょう 苦笑)だったり、生活保護受給者だったり、凶悪犯罪者だったり、朝日新聞だったり、リベラルだったり、在日外国人だったり、死刑反対論者だったり、上級市民だったり、金持ちだったり、ネトウヨや右翼政治家だったり、あるいは場合によっては産経新聞や安倍や自民党だったりもする。そう、リベラルな人たちの中にも、このザマアミロという病原菌は蔓延しているような気がする。

だけど偉そうなことを言うつもりはない。この病原菌は人間誰でも保有しているものなんだと思う。間違いなく僕にもある。ザマアミロの気持ちを持たないようにしようなんて言うのは無理だと思う。

僕の人間観はモットーにあるように、悪い人間なんていない、普通の人間がいざとなったら急に悪人に変わるから恐ろしい、と言う漱石の言葉に基づくものだ。だから差別心もザマアミロと言う気持ちも、人間である以上誰だって抱く。だけど、そうした内なるさもしく浅ましい感情を憎まなければいけない。そう思うんだよね。僕のうちなる差別意識の自覚についてはこちら 笑)うちなる差別意識を憎め!


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もう一度、山本太郎は本物だ

2019.12.19.11:29

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昨夜(12月18日)新宿南口に行ってきました。YouTube の街宣は色々みてきたけど、これまで出てこなかった質問をしてくれた人がいた。死刑制度についてだ。
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拙ブログでも死刑制度についてはサブカテゴリーにあるように、何度も書いてきた。山本太郎が主張する優しい社会、誰も排除しない社会では死刑制度はそぐわない。間違いなく彼は死刑制度反対だというだろうと予想していた。ただ、これ質問しづらいな、という気持ちもあった。

今、日本では85%の人が死刑制度に賛成だと言うそうだ。アンケートなんていい加減なものだとは言っても、それでもこれだけの数字が出ると、やはり多くの人が死刑制度に賛成なんだろう。そんな状況で、山本太郎が死刑制度に反対だと言ったとしたら、支持者を増やしたい「れいわ」にとってはあまり良いことではないのかもしれない。そんな気持ち。

だけど、山本太郎は明快に答えた、「私は(死刑制度に)反対です」と。(下のYouTubeでは48分前後から)解答は主に冤罪をもとにしたもので、司法制度の問題点と絡めていたけど、同時に犯人を殺すことで幕引きしてはいけない、という理念的なことにも触れていて、これはとても大切なことだと思う。ただ、そこまで考えず、単に悪いやつは殺せとばかりに感情的になる人が多すぎる。これはおそらく山本太郎を支持している人たちの中にもたくさんいると思う。


個人的にはこの死刑制度反対という言葉をもって、山本太郎の世界観には完全に一本の、絶対にブレない筋が通ったと思う。一言で言えば、「排除しない社会」だ。排除してはダメなんだというのも拙ブログの当初からのモットーの一つだったっけ 笑)「排除の思想」へ

その場の熱気は上のYouTubeでもある程度わかるだろうと思うけど、びっくりしたのは質問のある方と振ると同時に30〜50人ぐらいが一斉に手を上げる。これにはびっくりしました。

今回も少額だけど寄付して、車に貼るマグネットと缶バッチ、さらにTシャツまで買ってきました 笑)
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通勤自転車で使うウエストバックにつけてみました。

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これってどこで着るんだろう 笑)


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前川喜平氏の講演会

2019.12.05.10:43

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昨夜はルネ小平大ホールで前川喜平の講演会がありました。自宅の壁に山本太郎のポスターを貼ったおかげで 笑)、突然(本当に突然)ポスターとか貼っているわけではない、政治なんか興味なさそうなご近所のおばさんからこの講演会のことをわざわざ教えてもらったのでした。「おたく、山本太郎のポスター貼ってるからご存知かもしれないけど、明日ルネ小平で前川喜平さんが来るらしいわよ」と。

情報が結構コアなので、あのおばさん実は政治にもそれなりに興味があるんだな、反安倍なんだろうな、と、町内の、道ですれ違えば挨拶する程度だったおばちゃん、我が家では一目おく存在になったのでした 笑)

会場はかなり大きなホールでしたが、私がついた開始5分前には、1階はほぼ満席、2階も7割がた埋まっていました。ただ、若い人もいるけど、やっぱり圧倒的に老人が多く、もっと若い人たちにも聞いて欲しいと思ったのでした。

さて、山本太郎の街宣を見ていたから、反新自由主義に関して、言われることはほとんど重なっていたと言ってもいいですね。それと安倍批判と、安倍を取り巻く日本のトップの異常さを、元現場にいたものとして具体的にあげていたのも印象に残りました。そして文部省の官僚だった時代には面従腹背を貫いて役職についたけど、それは出世したいからではなく、自分のやりたいことをするためにはそういう権力がある役職に就かなければならなかったからだ、と言われていました。

こういうことを聞いてしまうと、前川喜平は参院選前には山本太郎の応援演説もしていたし、次のいつ来るかわからない衆院選では是非ともれいわから立候補してほしいと思ったのでした。

講演会の後は立憲民主党の末松義規、共産党の笠井亮、社民党の福島みずほが登壇して10分程度ずつ話をしましたが、その前に山本太郎からのメッセージが読み上げられました。愚直なぐらい繰り返し消費税を5%で野党共闘し、政権奪取しようといういつもの主張で、これを最初に言った以上、後の3人もこの点について何かいうかな、と思っていたんですがね。

5%の話が出た時に会場から大きな拍手が湧き上がり、末松義規、笠井亮はそれに合わせて拍手していましたが、福島みずほが手を叩かなかった(ように見えた?)のが気になりました 苦笑)

結局3人の話の中で消費税5%のことに言及したのは共産党の笠井亮だけで、なるほど民主と社民は現時点では様子見なんだろうな、と納得したのでした。

しかし、山本太郎が言っていることは、累進性の強化に始まり、公務員を増やしてもっと大きな政府にするなど、優しい社会という理念も含め、極めて社会民主主義的で、社民党なんかはいの一番に共闘を宣言しなければならないと思うんだけどねぇ。。。

(今回は敬称を全て省略です。山本太郎のことになると、どうも山本太郎氏とか、山本太郎さんとかって呼ぶのがなんとなく違和感があって、それに合わせて 笑)全員省略しました。悪しからず)


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改めて、山本太郎は本物だ

2019.11.29.16:16



一昨日、11月27日の浜松での街宣で、最後に山本太郎に酔っ払いのおじさん?(お兄さん?)が絡んできた(2時間23分30秒ぐらいから)。彼の怒りは方向が完全に間違っていたけど、あの気持ちはよくわかる。今の世の中を変えたい、そう思って前回の選挙に共産党へ入れたが、何も変わらなかった。その怒りが共産党に向かってしまう。共産党なんて何もできないクソだと。こうして思い通りにならない社会に対する怒りが、現状を変えようとしている人たちに対する怒りに転換してしまう。

まさか彼がこの次の選挙で自民党や公明党に入れるとは思わないけど、何やってもしょうがないと棄権する可能性はあるだろう。

山本太郎の街宣では以前にも似たようなことがあった。今回の酔っ払いのおじさんも全く同じだと思う。言葉が何かとても悲痛なんだよ。酔っ払った勢いで怒りを山本太郎にぶっつけているんだけど、聞いていて、もうどうしようもないぐらい痛々しい。この社会に対する不満から、社会を変えたいと思っても個人の力など無に等しい。投げつけた怒りが弾き返されて、全く逆方向に向かっていく。

*
山本太郎が語る経済政策が正しいのかどうか、僕には無論わからない。ただ、説得力はあるし、間違っていると言えるだけの知識もない。ただ、逆に山本太郎の語る経済政策が間違っていると言っている人の文章を寡聞にして知らない。朝日の論説委員(?)が、消費税をなくしても、その差額分を企業が値上げするから、消費が活性化などしないと言っていたのを聞いたことがある。

ただ、そうだとしても、赤字でも払わなければならない消費税が無くなるのは、中小の企業や個人事業主にとっては助かるんだろうと思うが、僕にはよくはわからない。

それでも、金融所得の所得税優遇をやめることや、大企業に対する優遇をやめること、法人税や個人の所得税の累進性を高めることなどは、普通の日本人なら大抵の人が普通に納得いく政策だと思う。

でも、僕は経済政策よりも、山本太郎が語る社会や国の像(イメージ)に圧倒的に魅了される。あの頭の良さや知識量、反射神経の速さやメンタルの強さ、どれをとっても、超一流だと思う。だけどそれ以上に人々に対する優しさは本物だと思う。


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ついにポスター 笑)

2019.11.15.22:01

連れ合いからもOKが出たので、ネット経由でポスターを請求したら届きました。ついに先ほど夜陰に紛れて、我が家のブロック塀に張り出しました 笑)

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うちの前の路地は駅への抜け道になっているので目立つこと間違いなし 笑)この路地では自民党と共産党のポスターが一枚ずつある程度ですので、れいわのポスターは初です 笑)というか、そもそも近辺で見たことがないですね 笑)

しかし、政治的なポスターを貼ったなんて、子供の頃から初めてのことですわ。連れ合いも同じことを言ってました 苦笑) 

で、山本太郎、昨夜は山形でおしゃべり会があったようで、先ほどネットで見ていました。いつもながら、このやり方ってヒヤヒヤさせられますね。同時に見事な切り返しに驚きます。



今回は会場から韓国の徴用工問題についての質問が出たり、かなりアヤシイ関東大震災の朝鮮人が暴動を起こしたなどと口を滑らすおじさんが出てきたり、なかなかハラハラしましたが、徴用工のことは理路整然と語っていて、これは100%同意です(45分15秒過ぎぐらいから12、3分)。

またアヤシイおじさんに対しては、メールのフォームで送ってくださいと、いなしていました(1時間24分ごろ)が、きっとその「いなし方」に不満のある人もいるかもしれません。でもなぜ山本太郎が正面から答えずに「いなした」かが、今回のおしゃべり会では、最後にわかる(2時間1分50秒ぐらいから)。つまり、この場で喧嘩したくなかったんだろうね。

それ以外にも、今回のお話会では「れいわ」は現在の政治の「組織化」を打ち破りたいと語っている(1時間1分過ぎぐらいから)。

「政治なんだから『組織化』しないとダメだろうという考え方を壊していきたい。トップダウンで受け取る人がそれを言われた通りにやるっていうことを続けていたら、この国は変わりようがないなと思っていて、一人一人が考えて、どう能動的に動くかっていうことを主体的にやっていってもらうという有象無象の集まりが権力は一番怖い」

かなりレベルの高いことが、僕らには求められていると言ってよいでしょう。同時に、山本太郎が民主主義を取り戻そう、どうすれば民主主義を取り戻すことができるのか、それをしっかりと考えていることがよくわかります。


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山本太郎・憲法改正の前提

2019.11.04.12:25

山本太郎ネタだとどうも手前味噌になってしまって恐縮ですが 苦笑)

僕は過去に憲法改正について何度か書いてきた。ブログ内検索で「憲法改正」を探せば25ほどヒットする(自転車レースのブログなので割合としては多いでしょう 笑)。そんな中でも繰り返してきたのが、憲法改正に関するアンケートのことだ。

2年半前に書いた「憲法改正賛成が半数??」をリンクしておく

要するに憲法改正に賛成か反対かを問うならまずそのアンケートの最初の質問は「あなたは憲法を読んだことがありますか?」 次の質問は「あなたは憲法とはなんのためにあるかご存知ですか?」となければ、読んだこともないし、憲法がなんのためにあるのかを知らないのに、賛成か反対かを聞かれたって答えようがないだろう。こういうことを書くと上から目線だとか言われかねないけど(実際そう言われたこともある)、一般の人々が社会に出て忙しく生活に追われている時に、憲法のことなんか考える必要性も余裕もないのは当たり前だ。

今回那覇市での街頭インタビューで彼が語った憲法改正についての意見は、まさにその通りだと思った。

次のYouTube の23分ぐらいから、「憲法改正に賛成か反対か」「今後の時代の変化でその考えが変わる可能性があるか」を問われて、こう答える。25分過ぎから。



自分は一言一句変えないという立場ではないが、人々が政治を監視しコントロールするという民主主義の根底の部分をみんなでやっていこうという状況ならば、憲法改正の議論を始めてもいいだろうが、今は50%以上の人が票を捨てている。そんな状況で憲法改正の議論などできないと一刀両断!

「例えば、沖縄そば屋に入った時にみんなが憲法の話しているぐらいの勢いになってるときだったらいけるかもしれません。(。。。)それぐらいみんなの高まりがあって、もう一度憲法ってなんだったんだろう、ってことを一人一人確認し合えるような世の中になっていれば、わたしは憲法改正の議論を深めていくべきだろうとは思うんです。したほうがいいという人も、そうじゃないって人も活発に議論するっていうことは否定しません。けれども今の状況でやるのはあまりにも危険。」(26分過ぎから)

この後の憲法9条改正の話も自民党が目指すのは真逆の方向で話を続けていく。まさに平和国家日本のための憲法9条改正案だ。

全面的に大賛成。

だけど、これはまずは日米関係や近隣諸国との関係がもっと改善されてからの、ずっと後の話になるだろうね。そもそも、憲法改正なんて一般国民にとって喫緊の問題ではないだろう。急いでいるのは安倍たち自民党の連中と彼らを応援している日本会議や軍事産業で儲けようと思っている大企業だけだよ。


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山本太郎は本物だ!

2019.10.30.22:46

FBでは書いたんだけど、やっぱりここでも書いておく。

山本太郎が酔っ払いのおじさんに絡まれ、「偽善者」と罵られるシーンだ。以下のYouTubeは約20分弱。最後まで見て、ただただ泣いた。そういう人はきっと多いだろう。



最初に聞いた時にはこの酔っ払いのおじさん、山本太郎に絡んでいるネット右翼かと思ったんだけど、もう一度聞いてみると、何か悲痛な叫びのような気がしてくる。どこにぶつけていいのかわからない社会に対する怒りを山本太郎にぶつけているのではないか? きっとこのおじさんも今の社会を変えるべきだと思っている。それを山本太郎も感じたからこそ泣いたのではないのか? 

どうしたらいいのかわからないし、その怒りをあまりに大きすぎる権力に向けたところで解消できるはずもない。だから、もっとみじかなものにぶつけてみる。怒りを向けるべき方向が間違っている。だから山本太郎は言ったのだ、「裕福でない人たちが裕福でないもん同士で石投げあってどうする」と。


これはちょっと胸を張って言いたいけど、グレタ・トゥーンベリについては拙ブログでは今年の1月に書いた。かなり早い段階で、この時点で彼女の名前を出した日本語のブログはあまりなかったんじゃないだろうか? だからちょっと自慢である。

そして僕は山本太郎に彼女と同じようなものを感じる。

「クールな本音」と称するグロテスクな悪意剥き出しの社会の中で理想を語ること。グレタの場合、それは多くの西側先進国の若者たちの胸を打ったのに、日本ではそれがまるで届いていない。ネットではむしろ彼女を揶揄する声の方が多いような気さえする。対案も出さずに批判するとか言う。嘘だろ? 16、7の娘に対案を出せ? あなたが考えることだよ。このままでいいはずはない。彼女はそう声をあげたのだ。その声が心に届いたなら、ではどうすればいいかはあなたが考えることだ(彼女のことを揶揄する人たちは、結局その心まで彼女の声は届かなかったということなのだろう)。

同じことが山本太郎にも言える。今日買ったニューズウィーク日本版で、森達也が書いていた言葉だが、現在のグロテスクな社会の中で「胸を張って綺麗事を言う」ことの大切さを、少しみんな考えた方がいい。

カテゴリーの社会に「山本太郎」を追加しました。


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山本太郎が語る生活保護問題

2019.10.24.11:21

生活保護不正受給が話題になった頃、拙ブログでも繰り返し話題にした。

あんまりにみんな馬鹿
改めて、みんなどうかしているよ
生活保護問題対策全国会議のブログに基づいて
生活保護抑制??意味分からん
雨宮処凛「14歳からわかる生活保護」
今朝の東京新聞と伊藤恭彦の「さもしい人間」

山本太郎と雨宮処凛とも繋がりがあるから当然といえば当然なんだろうけど、僕が書いたことと同じことをここで語ってくれている。しかも拙ブログでは「在特会の女王」と匿名で書いた人物を、ここでは「片山さつき」と実名で批判してくれている 笑) 実にスッキリした 笑)



世間では山本太郎に対するかなり悪質なデマが出回っている。前回山本太郎の本をここで紹介したときに、FBのあるグループでもあの本を紹介したら、山本太郎は極左や北朝鮮の拉致実行犯と関係がある人物がバックについていると言って、山本太郎がベランダで後ろ向きの人物と一緒にタバコを吸って、いかにも悪巧みをしている風情の写真 笑)をわざわざ貼り付けてきた人がいた。よりにもよって拉致実行犯と山本太郎が繋がりがあるって、蓮池さんの立場はどうなるのよ? 苦笑)

これはデマですね、と書いたら写真もあるのにデマとは恐ろしいと。。。もう笑うっきゃないよね。この人はきっとネッシーもUFOも幽霊も写真があるから信じてるんだろうなぁ 笑)

ただ、びっくりしたのはそういうことを書いてくる人が分別ありげな人だったことだ。温厚で声を荒げることもなかった父親の遺品整理などをしていたらパソコンに大量のヘイトや差別的なことを書いたFBやツィッターが出てきた、なんていう話もあるそうだ。僕はこのブログにコメントをしてきたネトウヨ氏もそうだけど、なんとなく30〜40ぐらいの人だとイメージしていたけど、実は案外僕と同世代だったのかなと。。。

人は信じたいものしか信じない。歳をとればますますそうなる。だから安倍を信じると言っている人は山本太郎を信じるようにはならないだろう。


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山本太郎「僕にもできた!国会議員」

2019.10.15.18:47



この本、最初図書館で借りて読み、カンパのつもりで改めて購入することにしました。僕は「本物」を嗅ぎつける鼻は比較的良いと思っている。そんな僕が言うぞ! 笑)

山本太郎、これは本物だ。

この本は雨宮処凛がインタビュアーになったり説明を書いたりして、議員になった山本太郎がどのような法案づくりに関与したか、それによって世の中がどう変わったかを説明してくれる。どこかの講演で、一人で何ができるか?と問われた山本は一人でできることは限られているからみんなの力を貸して欲しいと言っていたが、その一人でもできた、限られたことが、この本ではいくつも挙げられている。

例えば西日本豪雨の際の被災地への小型重機100台、女性活躍推進法の付帯決議へのDV・ストーカー問題追加、生活保護世帯の子どものための制度変更、野宿者支援、入国管理局の外国人支援。。。

これを見てもわかるように、「彼が寄り添ってきたのは、被災者やDV被害女性、生活保護世帯の子ども、野宿者、外国人といった「最も弱い立場に置かれた」人々だ。声を上げられない、あげても掬い上げてもらえない確率が高い人々だ。」(p.62) 自分の票にはなりそうもない人々たちへの支援だ。

そしてこう言う。「僕が目指す社会は、究極は、頑張らなくても生きていける世の中です。(。。。)余裕が欲しい。
 何をもって頑張るかは個人差があるので、それを測るのは難しい。でも、頑張れない時に頑張ってもロクなことがないから、ゆっくり休んで、それを国が支えて、そろそろ力が湧いてきたという時に頑張ってもらう方が、ずっと生産性は高いですよ。だって、無理しても壊れるだけだもん。
 だから、「いいよ、頑張らなくても」という世の中になればどんだけいいか。今はあまりにも地獄すぎると思うんです(152)

これって拙ブログのモットーに挙げている八尋光秀さんの言葉と完全に一致するだろう。なんども繰り返してきたけど、どうして日本はこんなに弱肉強食みたいな社会になってしまっただろう? みんなが「自己責任」とか言う言葉に乗せられて、生活保護世帯やホームレスを叩くような下劣な国になってしまったんだろう? 小泉の規制緩和とやらで「自助」「共助」ばかりが強調されて「公助」と言う視点が消えてしまった。しかし国ってなんのためにあるんだ? 人のためにあるんじゃないのか? 

いいんだ、俺は普通に頑張ってきたから普通に生活できている、頑張れば誰だってなんとかなるんだ、と言う人もたくさんいるんだろう。でなければこんな社会が続くはずはない。でも、そう言う人だって、本当はこの先どうなるかわからないではないか。

さらに、経済のことはよくわからないけど、最近では保守陣営にすら、山本太郎が言っていることは間違っていない、消費税は0%にできるし奨学金チャラも可能であると認める人も出てきたと言う。財政難なんだから消費税は必要とか、これからの少子高齢化の時代に消費税で社会保障をしっかりやってもらわなくちゃ、と言う人は見事に政府が流すデマに乗せられている。詳しくはYouTubeで山本太郎が言っていることを聞いてもらえばわかるけど。

と言うわけで、山本太郎に大きな期待をかけている人は多い。でもこれもずっと昔ここに書いたことだけど、ヒーローを待っていても、世界は変わらないんだよね。http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1100.html

この本でも山本太郎の友人で災害支援団体の人がこう言っている。

太郎にお願いだけじゃダメじゃない。そうじゃなくて、太郎、一緒にやっていこうぜって人をどう増やしていくか。太郎一人がカリスマになるんじゃ変わらないもん。太郎もそれを望んでないと思うし。(28)

こういうことなんだと思う。そして、政治を変えても社会は良くならないと思っている人たちには、ここまでの政治の失敗が今のこのような殺伐とした社会を作ったのだから、政治を変えることで良い社会にすることも可能だ、と言う山本太郎の言葉を紹介しておく。

おまけ

昨日(10月14日)の東京新聞で、魚住昭というノンフィクションライターが山本太郎のことを一種のポピュリズムだから「ヒュット極右政党に変わってしまうかもしれない危うさがある。ウオッチが必要だと感じる」と言っていたが、トンチンカンも極まれりだ。何か山本太郎に乗ることを軽薄だと思っているリベラル(=反安倍・反自民=サヨク)も多いようだ。その際の決まり文句は「ポピュリズム」だ。

ポピュリズムについては拙ブログでも、薬師院仁志の本を紹介したのでそちらをどうぞ。
薬師院仁志「ポピュリズム」覚書き

しかし、こんなユルフン【この言葉の意味、今の人たちわかりますかねぇ 苦笑】な言葉でわかったようなことを言わないでほしいね。この人も普段の発言はリベラルな方だと思うが、どうして山本太郎が極右政党に変わる? 山本太郎の何を見てるんだろう?? ちょっと呆れ返った。


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NHKをぶっ潰す?

2019.10.10.10:24

何だろう、こんなのがニュースになって大きく取り上げられるんだね。この前の参議院選で当選したというのに、それをやめて埼玉の参議院補選に立候補なんだと。名前出すのも不快なので出しません 苦笑)

何の興味もなかったから、全く気にもしてなかったが、印象としては山本太郎のれいわ旋風の影でこそこそと 笑)当選したっていう印象だったけどね 苦笑)

しかし、おかげで何か勘違いしちゃったんだろうな。聞くところによると YouTubeでぼろ儲けしているそうだけどね。本来批判するならその YouTube を見た上でするべきなんだろうけど。。。苦笑) ただ、この人の主張はNHKをスクランブル放送にしろということだけで、放送の内容については何も言わないよね。

山本太郎もNHK批判を多くしているが、NHKのどこが問題かを明確に指摘し、将来の可能性までしっかり語っている。



まさにこちらが正論だろう。

何れにしてもこのNHKをぶっ壊すと言っている人に対して、心から応援している人ってどのぐらいいるんだろう? この人に投票した人たちって、単純に面白そうだから入れてみただけではないんだろうか? 本人もそれを知っているからこそ、無名よりは悪名の精神なんだろう。書類送検されても本人は喜んでいるんだろう、さらに名前が知られるようになったと。


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「表現の不自由展・その後」シンポ

2019.08.23.14:50

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昨夜はこんなシンポジウムを見学してきました。前半は出品作品の作者たちや現場の方たちの話、後半は森達也、鈴木邦夫、金平茂紀、香山リカ、綿井健陽に司会の篠田博之の各氏でシンポジウムのはずだったんですが、こちらは時間が足りず一人一言で終わってしまいました。
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会場にいた人々からの質問票なんかも受け付けていたはずだったんだけど、完全スルーだったのは残念。
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(今朝の東京新聞にも載っていました)

東京新聞といえば、少し前に鄭栄桓(チョン・ヨンファン)という人が例の少女像について書いていて、それによると済州島には、この作者(作者は二人)による「ベトナム・ピエタ」と呼ばれる母子の銅像をが置かれているそうです。これはベトナム戦争で韓国軍(がベトナム戦争に派遣されていたというのも驚きである)がベトナムの民間人虐殺事件を起こしたことを謝罪するとともに被害者を慰める思いを込めて制作されたそうです。

つまりこの少女像は、丸木位里・俊夫妻のヒロシマや南京虐殺、あるいは水俣を扱った一連の絵と同じ態度で作られたものなのですね。そこをきちんと押さえれば「我々の祖先を貶める」などという非難がいかに的外れかがよくわかったはずです。昨日の話の中でも出ていたが、少女像の浮いたかかとは韓国政府・社会に対する批判でもあるそうです。最もこれは言われなければわからないけど。

昭和天皇のコラージュと写真を燃やすビデオで物議を醸した大浦信行氏も前半で自作について話したが、昔から天皇コラージュ作品は新聞種になって、その際にコラージュの写真そのものが新聞に掲載されたそうです。それが最近ではニュースにもされないそうで、ますます危ない社会になりつつあるとも言ってました(これを言ったのは別の人だったかも?)。

そもそも昭和天皇の写真を燃やすビデオは全部で20分にわたるそうで、写真を焼くシーンだけが取り上げられるのは不本意だとのこと。作者の立場からすれば、見ずに批判されても腹たつだけでしょうね。

皆さんの意見は再開を願うし目指したいということでしたが、香山リカ氏がこれは日本社会に蔓延している嫌韓気分の集約されたもので、再開を願うが、現時点で再開するとさらにひどいことになるのではないかといっていたのが印象に残りました。


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普天間をめぐるデマ

2019.08.16.23:46

 はじめに
なんども書いてきたけど、私の連れ合いは東京生まれだがその両親は石垣島出身で、戦後沖縄復帰前に東京に出てきて結婚し、連れ合いはいわゆる高齢出産だった。25年前に亡くなった義父は沖縄本島に家族が疎開し、本人だけ石垣に残って死ぬ覚悟で飛行場建設に従事している間に、米軍は石垣を素通り、疎開したはずの家族は全て行方不明になった。今年で94になる義母は有名なひめゆりの生き残りで、毎年ひめゆり同窓会からハガキが届く。

僕が沖縄に行ったのは20世紀の末。平和の礎(いしじ)の除幕で前年に亡くなった義父の名代みたいな感じで出席した。礎には義父の家族の名前が全て刻まれていた。当時の総理大臣橋本龍太郎が除幕式で話していたのを覚えている。当時は今ほど政治に関心はなかったので、あまり印象はない。ただ、この時代になって思い返せば、橋龍もいろいろ言われたけど、まあ、至極真っ当な政治家だったんだね。

 普天間飛行場はもともと田んぼの中にあった??
さて、2015年6月の自民党議員らの勉強会で某ネトウヨベストセラー作家がこう言った。「米軍普天間飛行場はもともと田んぼの中にあった」

しかし、これは完全なフェイクだ。問題は、このフェイクが今もネット上のあちこちで拡散されていることだ。しかも拡散している人たちは、その多くが匿名で触れ回っているのである。最近、FBでも同じようなことを言っている人がいて、思わず噛み付いたが、まあ、要するに歴史的経緯も何も知らないまま、このようなデマをネットのどこかから拾ってきて、自分の中にある嫉妬心や差別意識をストレートに発散しているんだね。この病理はなかなか根深く、ほとんどカルト信仰みたいなものなので、矯正のしようはない。本人が気づくかどうかだろう。

閑話休題。宜野湾市史には沖縄戦前の1944年、宜野湾村(当時)には22の字(あざ)があり、人口は13500人余りとある。現在の普天間飛行場に当たる土地はそのうちの14の字にまたがり、その人口は9000人弱。ここには宜野湾村役場や宜野湾国民学校があり、また1932年に国の天然記念物に指定された「宜野湾街道の松並木」や、墓や信仰対象の井戸もあった。

この信仰対象の井戸というのは拙ブログでも紹介した直木賞受賞作の「宝島」(真藤順丈)にもキーになる場所・御願所として出てくる。もっとも小説の方は嘉手納基地の中だけど。

在日米海兵隊のHPにも「普天間基地内にあるこの場所へは、普天間基地司令官の許可が必要で、文化的に重要な遺跡などへのアクセスは在日米海兵隊の厚意の一環で行われています」と書かれている。つまり、普天間飛行場は地域住民の土地や施設等を接収し、ここには歴史的文化的に重要な施設などがあることは米軍も認め、それを「厚意の一環」(!)で、住民の参拝を許しているわけだ。ハーグ陸戦法規違反(戦時中であっても私有財産の没収は禁止)との指摘があるのに、「厚意の一環」なんだそうだ。盗人猛猛しいとはこのことだ。

 住民は普天間飛行場の周りに商売のために集まってきた??
さらに冒頭のネトウヨ作家は住民が「商売になると集まって住み出した」と続けたが、これはすでに司法で決着がついていて、否定されている。詳しくは「普天間爆音訴訟」というのを調べてもらえばわかるが、要するに国は住民が自由な意思決定により、危険な場所に移転してきた、つまり「危険への接近」(=自己責任)という主張で、騒音の違法性を主張した住民に対抗したが、裁判所は「原告(=住民)は地縁などの理由で止むを得ず周辺に転居したもので非難されるべき事情は認められない」と国の主張を退けている。

普天間飛行場=危険なところというのは今では誰でもが同意するだろうが、1969年時点で普天間飛行場に所属していたのはヘリ4機と固定翼機16機に過ぎなかった。それが70年に神奈川の厚木基地のヘリを普天間に移動させたことなどにより、所属機はヘリ80機、固定翼機26機に増えて、一気に危険度が増したわけだ。つまり、もともと危険度が高いところへ住民が商売目的で移り住んだわけではない。

普天間爆音訴訟原告団団長は当時の様子をこう言っている。「住民は戦後、故郷と離れた収容所に集められ、いざ宜野湾に戻ると、基地が作られていた。住民は残された土地で簡素な木造の掘っ建て小屋で暮らし、基地内では軍人が庭付きの広い家に住んでいた」。

 普天間の地主は六本木ヒルズに住んでいる??
さらに先のネトウヨ作家は基地の地主は年収何千万で六本木ヒルズに住んでいると言った。これについては具体的な数字が出ている。普天間の地主は3900人弱、うち半分以上が年間100万円以下の地料で、200万以下に広げれば75%近く。500万以上になれば7%強だ。確かに年間1000万以上の人もいるそうだが、それは別に普天間だからではなく、ご先祖様がしっかり確保していた土地で、日本中どこだって同じことだ。普天間だということが強調されるいわれはない。

そもそもなぜ沖縄だけ「軍用地主」が問題になるか、それは沖縄以外の在日米軍基地の土地はほとんど国有地だが、沖縄では上に書いたように米軍が沖縄の人々の土地を強制接収して基地にしたからである。米軍に貸しているから地料が良いかどうかは以下参照。

 地主は基地がなくなると困る??
これは普天間だけの問題ではないが、基地がなくなれば地料が入らなくなるから、地主たちが辺野古への移設を反対しているというフェイクを流す人もいるが、返還された軍用地の跡利用で雇用や直接経済効果で数十倍の効果が現れているのに軍用地主が基地撤去・移転に反対していると断定するのは悪意あるフェイクだ。

2012年4月には「跡地利用推進法」が施行され、国の責任で原状回復、土地が利用可能になるまで地主の所得が保証されることになった。つまり、この法律以前なら米軍基地から返還された場合、地主の所得保証は半年しかなく、返還後に不発弾や汚染物質が発見され、原状回復が遅れれば地主は無収入になったので、返還を積極的に求める気持ちになれなかったかもしれない。しかし、今は「土地が利用可能になるまで」地主の所得は保証される。だから地主も返還要求を言えるようになったということである。

何より軍用地主たちで構成されるいわゆる土地連の真喜志会長は、くだんのネトウヨ作家の「地主たちは基地なんて出て行って欲しくない。もし基地移転ということになったらえらいことになる」という発言に対してこの「見解は(実態と)全然違う」と指摘し、「北谷や天久、泡瀬ゴルフ場跡地(北中城村)の事例を見ても、跡地利用の合意形成がうまくいけば、返還後の方が雇用や固定資産税など経済の観点から有効に活用されている(。。。)返還が決まっている嘉手納より南の基地について、跡利用の観点から部分返還や細切れ返還とならないよう、計画的な返還を求めたい。県全体の発展を我々軍用地主も支えていく」と言っている。

つまり軍用地地主の組織である土地連会長が返還を求めているわけである。

 普天間がある方が経済効果がある??
そもそも沖縄の経済が基地に好影響を与えているというフェイクも流布しているが、2017年の宜野湾市長選に出馬した二人の候補者はどちらも普天間即時返還を主張し、宜野湾市議会の与野党も同じように返還要求を出している。経済的に基地に依存していたらこんな主張しないだろう。

普天間飛行場の日本人従業員は200人程度、宜野湾市の全従業員34000人弱の約0.6%だ。これに対して、普天間飛行場は宜野湾市面積の4分の1を占めている。市の担当者は「収入も雇用も返還後の跡地利用によって何十倍になるだろう」と予想し、基地の存在が経済面での発展を阻害していると言っている。

もっと明確に数字で示そう。最新の数字である2013年度の県内総生産と県外からの所得を合算した県民総所得はやく4兆1200億円。県が基地関連収入と位置付ける軍雇用者所得と軍用地料、米軍への財・サービスの提供などを合計すると2088億円。額だけ見るとすごいが、要するに県民総所得の中で約5%。

確かに沖縄の経済が基地に依存していた(基地関連収入が50%)時代はあったが、返還前の話だ。返還時で15%、今はもう5%でほとんど動かない。

このパーセンテージで「基地に依存している」と言うのは無茶苦茶である。例えば年収400万(日本人の大雑把な平均所得)のサラリーマンが、そのうち副業で20万稼いでいたら、彼の収入はその副業に依存していると言うだろうか?

とにかくこれまで返還された沖縄の基地跡地(那覇新都心地区、北谷、那覇市小禄金城地区)では、直接経済効果が返還前の31倍、112倍、14倍となっていて、普天間も返還による経済効果は、返還前の32倍になると試算されている。


と言うわけで、沖縄に関する様々なフェイクに対して、普天間だけに限定して書いてきたが、フェイクニュースはネット上で匿名の人々によって拡散され、事情を知っている学者や識者がそれを否定しても多勢に無勢だし、現場の一般関係者の声など「かそけき」ものだ。

そもそも人は自分が信じたいと思うものを信じるものだ。沖縄など興味もない人間にとって、沖縄の問題を考えて自分の気持ちに波風を立てたいとは思わない。むしろデマを信じていた方が安心できるし、楽チンなのだろう。

しかも最初のフェイクを流した者はそれを撤回したり謝罪したりしない。ほったらかしだ。嘘でも撤回しなければみんなが勝手に信じるというヒトラー並みの悪意。

ちなみに私の書いた元になっているのは以下の書物で、どこの公立図書館でも、普通に借りられるものばかりだ。

●沖縄タイムス社編集局編著「これってホント!?誤解だらけの沖縄基地」
●岩波ブックレットN.962 佐藤学・屋良朝博「沖縄の基地の間違ったうわさ」
●琉球新報社編集局編著「これだけは知っておきたい沖縄フェイク偽の見破り方」高文研

これらの本がフェイクではないのか、という反論もあるかもしれない。しかし、学問というのは先人の主張に対して反論や同意があり、それに対してさらに反論や同意が積み上げられるという形で、少しづつみつ重ねられていくものである。そうである以上、これらの本に書かれていることに対して、これがフェイクだというのなら、きちんとした論拠を示した上で反論するべきものだろう。その意味で、ネットに氾濫する数々のフェイクに対して、論拠を示して反論しているこれらの本は、現時点ではまず信頼するに足るものだと言える。


以上は、某FBグループでネトウヨと言ってよい人物とやりあったことが元になっている。絵に描いたようなフェイクの連続で、逐一反論するために、こちらも色々本を読んで勉強になった。ある意味で彼には感謝した方がいいのかもしれない 苦笑)


さて、このエントリーをまとめるに当たって、月並みだけど、こんなことを書いて〆としたい。

74年前の6月6日、沖縄戦の大田実司令官は自決一週間前に有名な電文を発した。その最後は「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と求めていた。

だが、戦後ヒロヒトは沖縄に米軍が留まり続けるよう願い、在日米軍基地の75%近くが沖縄に置かれ、そして今も辺野古では新基地が建設されようとしている。連れ合いの血族は今も沖縄本島と石垣に何人も住んでいて、それぞれ様々な考えを持っているので、僕としてはこの件をあまり深入りしたくない気持ちもあるが、少なくとも大田司令官の言葉はいまだに本土に届いていない。これは間違いない。

* 追記。2019年8月17日、16:25、いくつか表現を改めるとともにいろいろ加筆しました。


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山本太郎に対する印象操作に注意!

2019.08.13.21:58

安倍と寿司友とされる御用評論家は、選挙が終わってすぐにTVで、山本太郎が、消費税5%なら野党共闘に乗ると言ったことを取り上げて、選挙公約は廃止でしょ?これ有権者に対する裏切りじゃないですか? と言っていた。しかし消費税廃止は「政権取ったらすぐやります」という公約だ。野党共闘の手段として5%という具体的な数字を言ったに過ぎない。見ていた時の僕の印象としては、こいつ知ってて言ってるな、というものだった。

また別の番組(サンジャポ)では「医学博士」と称する人が出てきて、消費税廃止なんて財源もないのに、こんなことを言いふらして、と発言していた。以下の動画では14分ごろから。


これなんか、山本太郎の話を全く聞いたことがないか、あるいは知っていてあえてこういう言い方をしたかのどちらかだね。前者ならTVで発言する資格なし、後者ならかなりの悪意ある誘導だ。山本太郎は最初から富裕層への累進課税とか法人税の強化とか具体的に数字をあげて話している。

そしてデイリー新潮の悪意に満ちた誘導記事だ。

「山本太郎が政権をとったら『ヒトラーのようになりかねない』と識者が憂慮する理由」と煽るようなタイトル。で内容を読むと、冒頭に薬師院仁志というポピュリズム研究でも有名な政治学者の名前を出して、いかにもこの薬師院教授がヒトラー云々と言っているかのような書き出し。ところが、薬師院教授はれいわは「維新の扇動的ポピュリズムとは違う」と断言していて、むしろこれは山本太郎を応援するような言葉だ。

そこから強引に「そうかもしれないが」と2013年に山本が発したブログを取り出してきて風評被害を煽ったと言いだす。しかし、山本太郎が言っているのは風評被害という言葉を錦の御旗のように掲げる国と東電が実害の責任を取れと言っているのである。

そのあとの奈良林なにがしという教授先生の言葉が続くのだが、このひと、プルトニウムを「塩とそんな大差ない」と言ったり、「地震が来ても原発が避難所になる」と言ってた人だ。他にもこの人の迷言はいろいろあるのでこちらをどうぞ

つまり御用学者が山本太郎に対する恨みつらみを語っているだけである。この記事で言われている「識者」とは原発ムラの御用学者に他ならない。書いた人はこれだけでは弱いと思ったのだろう、薬師院教授という有名人の名前を冒頭に出して、あたかも彼もまた山本太郎に反対しているかのような印象操作を行っているのである。

しかし、山本太郎は今回の選挙前に福島で演説をした時に、当時、自らの知識不足能力不足からなんとかしたいという気持ちが空回りしたこと、そしてそれが結果的に福島の人たちを苦しめたこと、それを謝罪している。


多分これからどんどんこういう煽るような記事が出てくるんだろうけど、山本太郎の語っている言葉を聞いてから判断してほしいものである。


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日韓関係悪化を煽る政府は何を目指しているのか?

2019.08.07.19:04

やれやれ、戦後最悪の日韓関係と言われいますね。企業の輸出制限(「ホワイト国」外し)なんてやらかして、互いの嫌悪感を煽り、観光客も減るし、お互いに一般の人々が貧しくなる方向でやり合っていて、しかもそれでも溜飲を下げる人達がたくさんいるってのは、あくまでも日本の場合ですが、消費税増税によって自分の生活が苦しくなるのは目に見えているのに、安倍を支持し、野党をクサして溜飲を下げている人達に通じるんでしょうか?

例の愛知の展覧会の中止問題。河村たかしや松井一郎という公的立場にある人間が慰安婦問題などデマだと言ったそうだけど、またか、と呆れざるを得ない。だって4年前に安倍だって首相として慰安婦問題に関してお詫びしてるんだよ。まあ、これに関してはその後その二枚舌で国連から遺憾の意を表明されちゃってるんだけどね。

確かに強制的に朝鮮人婦女子を慰安婦にせよという軍が関与したことを示す公文書は見つかってないらしい。だけど、ナチスドイツもそうだけど、敗戦前後にやばい公文書のほとんどが焼却されてしまったわけだから、本当は軍の関与を証明する公文書があったのか、なかったのか、なかったとしても、一部の人間が強制的に拉致した例があったのか、なかったのか、これは公文書がないことで決着なんかつかない。

ただし軍が関与して強制的に慰安婦にした例は朝鮮以外ならあって、戦後裁かれている。「白馬事件」で、ウィキにも出てますね

ネットで見ると、裁かれた(特に死刑になった)人達に対して冤罪だと同情する記事を目にしますが、そして、僕も本当の責任者が裁かれたのかはわからないと思うけど、35人の女性が強制連行・強制売春させられたことは間違いない事実です。

要するに、自国の兵士すら消耗品扱いして投降は許さず玉砕を命じ、食料は現地で調達しろと兵站を軽視して餓死するに任せ、果ては少年たちを練習機のような劣悪な戦闘機で体当たり自殺するよう命じた日本軍が、他国の人間を大切に扱ったはずはないのは、常識を備えている人間なら普通に理解できることでしょう。日本軍の死者の半数以上がアメリカ軍の攻撃によって死んだのではなく、餓死したり自殺させられたのですからね。

さて、話を戻して、日韓関係については、1965年の日韓条約があり、それにもかかわらず韓国は政権が変われば蒸し返すと言う人も多い。しかしその条約を盾に、戦時中のことは全てチャラね、と言われても韓国の人々の立場に立てば納得できるものではないだろう。しかも、バカな政治家が戦時中の韓国に対する加害行為をなかったことにしたり、美化したりするような不規則発言を繰り返す。これはもう条約とかなんとかではなく信義の問題だ。

確かに韓国の政権側にも、国内の不満をそらすために日本を悪者にしたがる気持ちがあるのかもしれない。ただし、それはお互い様で、日本の政権だって、今回のことは明らかに支持率アップのために画策されたことだろう。

これまでにもなんども書いてきたことだけど、僕の考えは、戦後生まれの僕たちが個人として戦前戦中のことを謝る必要はないと思っています。当たり前です。ただ、知らないことは罪です。これも以前書いたことがあるかもしれないけど、次のように立場を変えて考えてみれば、分かりきったことでしょう。

アメリカ人の青年にヒロシマ・ナガサキなど市民を狙ったアメリカ軍の無差別爆撃を謝罪してもらいたいと思う人はいないでしょう。でも、そのアメリカ人の青年が、ヒロシマ? ナガサキ? なんですかそれ? いや、アメリカがそんなことするはずないですよ、とのたもうたら、あなたはどう思いますか? ってことなんですよね。

今回の安倍政権の韓国への対応、一体どうするつもりなんでしょうね? 落とし所も何も無いから、最終的にはトランプ頼みなのでしょうかね? トランプに借りを作って、ますますトランプのいいなりになるんでしょうかね。これが外交の安倍? ちゃんちゃら可笑しいわ。

関連する過去のエントリー:朴裕河(パク・ユハ)「帝国の慰安婦」覚書き
            :日本の恥を世界中にばらまくのは誰?

*8/8、13:50 加筆しました。


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拙ブログのモットーと山本太郎

2019.08.06.21:53

山本太郎をポピュリストと言って否定的に語るリベラル系の人も多い。そこには自分の支持する野党の票がれいわに流れたと考えて不快な人もいるようだ。しかし投票率が5割にならない現状で、彼がそうした無関心層の掘り起こしに貢献する可能性も高いと思うし、これだけバラバラの野党をまとめる中心になる可能性も高いと思う。

そして、なにより僕は山本太郎が語る価値観を全面的に支持する。

僕はもう何度も書いてきたように、自己責任という言葉が大嫌いだ。前にも書いたけど、この言葉を発して平然としている奴を見ると殺意すら覚える 笑)まあ、これは拙ブログ内で「自己責任」で検索してもらえれば、この言葉を肯定的に書いている文言は1つも見つからないはずだ。

そして山本太郎もこの自己責任という言葉を徹底的に否定する。「その原因が自分の過失にあろうが、何だろうが、困っている人弱っている人に手を差し伸べること、そういうことが一切なくなったらそこは地獄じゃないですか」と言う。

自民党ならこれを「道徳」として語るだろう。山本太郎は「政治」として語る。政治家が道徳とか言い出して、それを国民に押し付けるのはどう考えたっておかしいだろう。政治家そのものが道徳を語れるほど偉いのか! それに対して山本太郎は、政治家として、それは政治がやるべきことだというのである。

拙ブログのエピグラムはブログ開始時から変わっていない(今日、コメントをくださった方はこのエピグラムの八尋さんと同窓だったそうだ。コメントをありがとうございました。)。当時は今から10年前、今ほど格差社会が人々の口に上がっていないかったと思うが、この国の社会の空気に嫌なものを感じて、ブログの冒頭にこのエピグラムを掲げたのだった。


社会は強い者がより強くなるように、富める者がより富むように、力をかざす者がより強い力をかざすことができるように、そのようなことのためにあるのではありません。弱い人間のためにこそ社会はあります。私たちは、そうでないときにはそうであるように社会を変えてゆかなければなりません。(八尋 光秀)


これと上記の山本の言葉はほぼ重なる。具体的な政策は正直に言って、現在の日本で本当に実現可能なのかは、僕にはわからないけど、上の姿勢さえ崩れなければ、僕は山本太郎を応援し続けていきたいと思っている。なんか本気で応援できる政治家が出てきたことにワクワクしている。

もう5年前にベストセラーになった小説に、拙ブログでも紹介した「原発ホワイトアウト」と言う官僚が書いた本があった。あの小説の中では元俳優の反原発議員という明らかに山本太郎を暗示する人物はデモの扇動で逮捕されることになっていた。まあ、今の日本で、そこまでのことはないとは思うが、何があるかわからないからね。太郎さんには是非とも気をつけてもらいたいと思う。


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山本太郎のこと

2019.08.01.23:50

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(先ほど夜7時半の新宿小田急デパート前。歩道橋の上にまで鈴なりの人たちでした。)

選挙前に書いたように、今回僕は比例は山本太郎と書いた。これまで彼の演説は真面目に聴いたことはなかった。天皇に反原発の直訴をしたり、一人で牛歩したり、パフォーマーのような印象だったが、好感は持っていた。

今年になって演説をYouTubeで聞いてびっくりした。同時にアジテーターという言葉が思い浮かんだ。アジテーターというと大抵は悪い意味に使われるんだろうけど、この言葉を思い描きながら、反感は全くなく、むしろ演説の迫力に、これは本物だ!と直感した。
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(かなり後ろからスマホの倍率最大で写したのでボケボケです)

今日の話でも(実は2時間もたずに腰が痛くなり退散したんだけど)僕がこのブログで書いてきたことと重なることがずいぶんたくさん言われていた。僕は自己紹介にも書いてるように北欧の社会民主主義に憧れを感じてきた。山本太郎が言うことは完全に社会民主主義的である。障害者問題についてもレベルの高い知見を有し、今日の話で出てきた生活保護の話も、僕が以前書いたことと重なっていた。また、質問者が辺野古に対する政府のやり方は中国と同じですよ、と言った時、中国と比べることはできないと即答したのも、非常に好感が持てたし、その通りだと思った。

何よりもこのブログのモットーにしている八尋光秀さんの「社会派強いものが強くなるように(中略)、そのようなことのためにあるのではありません。弱い人間のためにこそ社会はあり(中略)そうであるように社会を変えてゆかなければなりません」と言う言葉がそのまま山本太郎の発言に重なるのである。

選挙が終わってTVでも頻繁に取り上げられるようになったようだが、彼の公約に対してきちんと反論しているのを見ない。例えば消費税をやめ、所得税や法人税の累進課税化を強めるというのなどは、もっと明確な反論が出てくるのかと思っていたが、むしろ田崎スシローの消費税廃止を5%って、支持した人に対する裏切りでは?と言うトンチンカンも極まれりの印象操作ぐらいしか出てこないところを見ると、消費税廃止は可能なんだな、とかえって納得させられたりした。


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れいわ祭 2 in 新橋

2019.07.19.23:50

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新橋駅前に行ってきました。本当は明日の土曜日の新宿センキョに行きたかったんだけどみごとにバッティング 笑) せめて現場に一回ぐらいはいなくては、と思って5時から6時過ぎまで参加してきました。山本太郎の登場までは時間切れでしたが、大ファンの森達也が見られたので良かったです。
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まあ、森達也が言っているのはもうかれこれ20年近く、ずっと同じことなんですが、まだまだ言い続けてもらわないといけないんでしょうね。この後蓮池さんや立川談四楼師匠が壇上に登り、時間はあっという間に過ぎてしまいました。7時までには帰宅したかったので、もう一人、と思ったら木村英子さんの話が障害者問題の話で、ここは泣くとこじゃないと思いながらも、子供のことを思い出して涙が出て困りましたわ。
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この後、僕が帰ってから安富さん(この人の本「東大話法」は以前拙ブログでも紹介したことがあります)や渡辺さんに続いて山本太郎が壇上に登ったようです。

この場にいると本当に革命が起きるんじゃないかと思えるけど、でも帰りの電車の中の人たちを見ていると、きっと期待し過ぎてはいけないんだろうなぁと思いました。でも、この参議院選挙で終わりではない。このままれいわの名前と山本太郎の話が人々の間に浸透していけば、数年後にはひょっとしたら日本は少し変わるんじゃないか、と期待しているわけです。

山本太郎が主張していることは、共産党の言っていることとも重なっているけど、普通の日本人にとってはすんなりと受け入れられることだと思うし、拙ブログで言ってきたこととも重なっていて、ほぼ違和感なく聴けるものです。YouTubeでいくらでも聴けるので、まだ知らない方は是非短いものでもいいから聞いてみてください。


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選挙まで一週間

2019.07.14.16:38

しかし、どう考えたって自民公明与党が勝てば消費税は10%になり、社会の格差はどんどん広がり、大企業が優遇され続け、非正規雇用がふえ、原発はこのまま地震列島の上でチキンゲームを続け(地震が起こるたびに原発は大丈夫とニュースが流れるのって、それだけでも異常じゃない?)、年金も減り、自衛隊は海外の「戦争」に駆り出される(冗談ではなく、本気で徴兵制を語る自民党議員だっている、それも一人や二人ではない)。

こんなのわかりきったことなのに、それ以上になにか価値があると思うものが人々の間にあるのだろうか? 大金持ちが与党に票を入れるのは、まだわかるけど、大金持ちでもない人たちが与党に投票するって、戦争に行くかもしれない庶民が戦争しろ!って言ってるようなものだろうに。

権力を持つ連中が自分の取り巻きや「よいしょ」する連中だけを優遇し、税金を大量投入して儲けさせ、悪いことをしても逮捕させず、しかも呆れるほど堂々と嘘をつき続けている。公然と嘘をつき続けている。(嘘の内容を示せという人は、安倍、嘘でググれば幾つでも出てくるだろう。)恐ろしいのはその嘘を嘘だと指摘もせずに垂れ流すマスコミだ。嘘でも堂々と言って、それを検証しなければ忙しい人たちはそれを信じる。

僕は今回は山本太郎のブームに乗るつもりだけど、YouTube なんかで見る限りものすごい熱気だし本当に「革命」が起きるんじゃないかとすら思える。でもきっと蓋を開ければ大したことにはならないのかもしれない。海外での「革命」のニュースを見ると、日本という国は確かにネトウヨたちが言うように、特殊な国なのかもしれない。

例えば南京事件の話などすると、彼らは「日本人がそんなことするわけないじゃないか」と言う。櫻井よしこが同じことを言っているのも聞いたことがある。ずっと、彼らはなぜ日本だけ特殊にしたがるのだろうと不思議でしょうがなかったけど、ひょっとしたら彼らが言うのとは違う意味で、現在の日本は世界のなかで特殊な国なのかもしれない。

思い出してみれば、原発事故があった時、反原発集会で代々木公園に集まった人の数は「たったの」17万人にすぎなかった。海外だったらその十倍集まってもおかしくなかっただろう。この国が昔からそうだったわけではないと思う。60年安保の時はもっと人々は怒ったんじゃないだろうか? それもこれも、やっぱり当時の人たちは戦争を知っていたからだろう。戦争でどんな思いをしたか知っていたから、あの戦争で戦犯だった男がトップになるような政府に対して、そしてそういうトップがかつて「敵」として人々に戦えと命じたはずのアメリカと手を繋いで、日本を危機に陥れる可能性に対して「否」の声をあげたのではないか?

田中角栄を始め、歴代の首相たちの多くが、戦争を知っている者(=あくまでも戦争でひどい目にあった者の意味だ)がいる間は大丈夫だが、戦争を知らない人たちの時代になったら危ないというようなことを(様々な表現であれ)警鐘をならしていたのは、こういうことだったんだな。


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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、クラシック音楽(特にバッハ)、友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎても困るが)。少し前から草食動物と化そうと「努力」しています。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとして、こちらにも通知されないまま、ゴミ箱に入れられてしまいます。これは管理ページで迷惑メールをチェックすれば見られるのですが、そんなところは滅多にチェックしないので、承認待ちの印が表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す

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