ボーラはポリットやコンラートが出ていく一方でダニエル・マルティネスを獲得ですねぇ。イギータに次ぐコロンビア人。
いや正直言うとコンラートが出ていくのはちょっと残念なんですけどね。ただ、この人もポリットと同じで、ツールのステージ優勝した後、なんかパッとしないままでした。山岳アシストとして活躍するかと思ったんだけど、むしろ山の前半のアシストで、文字通りの山場になったときにはすでにいないことが多かったですからねぇ。まあ、役割分担なんでしょうけど。
で、マルティネスですが、正直、名前聞いてもピンときませんんでした 苦笑)今更ながら調べたら、
20年のツールの13ステージでケムナとシャハマンを振り切って優勝した選手 でした 笑)
過去の成績を見ると、20年のクリテリウム・デュ・ドゥフィネや22年のバスク一周、今年のアルガルベ一周と、1週間の難度の高いステージレースで勝ってますね。チーム上層部はエースとしても、ステージ狙いでも、あるいは有力アシストとしても使える重宝な選手で、しかもエースとして出てダメでも役割をすぐに切り替えられる柔軟な対応力にも期待しているようです。
グランツールのどこかで、イギータとセットで使ってみたい気がしますが、ただ、3週間のレースだとちょっと線が細い気がしますが。。。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
スポンサーサイト
いやあ、残り数百メートルで追いついてきた時、先頭を引っ張っていたので、こりゃあ無理だなと思ったんですが、よもやの2勝目でした。手上げるのが早過ぎで、ひょっとしてひっくり返ってない?と不安だったんですが大丈夫でした。
ニコ・デンツのタイプを知らなかったし、2018年のジロでモホリッチと1対1のスプリントで負けてたので、スプリントがあるタイプではないんだろうと思っていたんだけど、実はスプリント自信があったんでしょうね。
しかしたまげたなぁ 笑) スプリンターが複数のステージで勝つのは良くあるけど、逃げに乗っての2勝はレベル高い勝利ですね。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
八人が発表になりました。プロフィールを見ると、スプリンターが勝てそうなステージもいくつかあるんですがね。ボーラは完全に総合狙いの布陣です。
このところ得意の複数総合エース体制ですね。ヴラソフとケムナで、去年のジェイ・ヒンドレイについでマリア・ローザを狙うと言う作戦でしょう。コンラートやボブ・ユンゲルスなんて、ステージ狙えそうだし、結構魅力的な布陣になったと思うけどどうですかねぇ。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO イーデ・スヘリング、同じ綴りで大昔のドイツの哲学者にシェリングという人がおりますが、こちらはオランダ人のスヘリング、カタルーニャであと少しというところまで何度かいってましたが、バスクでとうとう勝ちました。
しかしなんちゅうコースや。長い下りの直後に狭いカーブの続くゴール地点でした。最後に100メートルぐらい直線路があるけど、結果的にはのこり1キロ弱で先頭に出たスヘリングの後を、追走はほとんど一列棒状で、結局そのまま高速でゴールになだれ込んだという感じでした。
スヘリングは、前日の第一ステージで残り1キロまでうまくお膳立てしてもらっていたのに、バタバタになってスプリントに参加できず、監督から苦言を呈されていたそうです。気持ちいいでしょうね。しかし、カタルーニャでもバスクでも、スヘリングがボーラのスプリンターになっちゃったんですかね?
スヘリングの話。「UCI がこんな下りゴールのレースを許可したのって、ちょっと謎だね。でも今シーズン初勝利だからとても嬉しいよ。今日がスプリントになると想ったチームはそんなにいなかったんじゃないかな。でも最後の登りはとてもイージーだったからね。
下り切ったあと、とてもポジションが良かったんだ。最後はまだいくつもコーナーがあることも知っていたから、必要なスペースを見つけて、ゴール500メートルぐらい前でアタックしたんだ。」
ということで、今日はスプリンターのための世界戦なんて異名のあるスヘルデプレイスが北でありますね。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
いやぁ、ティレノ〜アドリアティコ、ゴール5キロ前まではうまくいってたんですがねぇ。。。ヴラソフが逃げて暫定トップで、捕まったところでケムナかヒンドレィが行けたらよかったんだけど。坂の勾配がキツすぎでしたね。まあ、完全に力負けでした。ケムナも総合表彰台から落ちちゃいました。
ただ、作戦としては良かったよね。あれで上手くハマることもあるだろうし、チームの作戦としては最高だったと思うけどね。ログリッチもアシストがファン・アールトだけだったしねぇ。ただ最後の坂が激坂すぎたってことかなぁ。
ケムナの話「きつかった。アレックス【ヴラソフ】が逃げた時は、僕らはとても良い状況になった。ユンボにプレッシャーをかけられた。でもUAEとイネオスが追走仕事を請け負っちゃったからね。最後の決定的なアタックのところではついていけなかった。アレックスがそばにいてくれて、素晴らしい引きを見せてくれたけど、追いつけなかった。でも、僕らは最高のチームスピリットを見せたし、できることは全てやったと思う。
僕としてはこの数日には満足しなければならないね。調子は良かったし、ハッピーだよ。ただ、もっと上位に行くには、なにかがちょっと足りないんだろうね。」
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO マテオ・ジョルゲンソン?誰? 北欧系の名前なのによもやのアメリカ人でした。昨日のエラダに続き、最後の数十メートルでの切れ味鋭いアタックでしたが、残り1キロ切ったところでスピードアップして、先頭集団を9人に絞ったのもジョルゲンソンでしたから、一番強かった選手が優勝したという印象です。
ボーラからはまだ10代のアイテブルックスだけが9人の先頭集団に残り、ステージ5位、総合でも9位につけてますが、上位を目指すと言っていたブーフマンはジョルゲンソンのスピードアップについていけず、しかもゴール前でヘリコプターの風でフェンスがコースを塞ぐというアクシデント。
結局13秒間足止めを喰らったそうで、25秒遅れ。総合も40秒遅れの18位です。
アイテブルックスの話「最後の登りがかなりパンチが効いてたから、最後は結構ばらけた。チームメイトが一日中アシストしてくれて、特にエミュ【ブーフマン】に合わせていたんだ。おかげでエネルギーを温存できた。【ジョルゲンソンのスピードアップに】ついていくのはそれほどシンドくなかったけど、最後のスプリントはちょっと早すぎた。5位にはなったけど、それ以上に上りで調子がいいのが重要なことだ。最終日の登りゴール(5.7km, 10,5%)のコースはもっと僕向きだから楽しみだよ。」
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO この後の3つのステージも登りゴール、もしくはほぼ登りゴールですので、どうなるかは全く予想もつきませんね。特に最終ステージのラストは平均10%以上が6キロ近く続くようです。
ボーラはブーフマンがエースですが、アシスト陣も調子良さそうですね。この第2ステージもラスト1キロで先頭を弾き続けているのはベン・ツヴィーホフですね。そのあとイデ・スヘリングとジョヴァンニ・アレオッティがブーフマンを引っ張り上げたんですが、そこでヘスス・エラダがアタックして後ろを引き離してしまいました。
他にもまだ10代のシアン・アイテブルックスもブーフマンと同タイムゴール。この選手も期待大ですが、まだちょっと早いかな。
追記(2/13、 11:10)
このレース、日本からチーム右京が出てますね。エースのスペイン人プラデスはメカトラで遅れてしまったけど山本と小石が40位前後、エラダから25秒程度の遅れでした。この後、どっかで、なんて期待したくなっちゃいますが。。。
レースレポートはこちら→
https://jcl-team-ukyo.jp/news/p632/ よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO 陽性反応と共に、症状も少し出ているそうで、最終ステージを欠場でした。総合4位から逆転を狙ったヴラソフもかなり積極的に仕掛けたようですが、ゴール前2キロで落車したようです。
登りではボーラのファッブロがうまくヴラソフをアシストして、登り切ったところでアタックさせて、上手くいってたんですがねぇ。
「ゴール前2キロまでは計画通りだったんだけどね。とても忙しいレースで、みんながアタックしたがっていた。路面もちょっと滑りやすかった。だから落車したんだよ。調子が良かったし総合だって可能性はまだまだ十分にあっただけに、残念だよ。」
総合を鮮やかな逆転で取ったルイ・コスタ、この人が世界チャンピオンになったのはいつのことでしたかねぇ。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO うーん、このクイーンステージ、ケムナが逃げるんじゃないかという予想は完全に外れました。ラストの登りを見ると、残り1キロまでは完全にケムナがヴラソフのアシスト役を務めてますね。ここまで来ればチームとしてもヴラソフの総合狙いに完全にシフトチェンジでしょう。総合トップはチッコーネ、4位のヴラソフは8秒遅れです。
さて、今日の最終ステージは500メートル前後の山を二つ超えますが、総距離は93キロ。最後の山を超えてから下りを30キロ、平地を15キロって感じですかね。総合をひっくり返すにはコースとして難度が低いような気もしますが。。。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO ボブ・ユンゲルス、ボーラ移籍後初勝利のチャンスだったんだけどねぇ。コースとしては山を超えて降ってからゴールだから、ユンゲルスのチーム内での役割はこういう感じなんでしょう。こういう500メートルぐらいまでの丘陵コースだとユンゲルスを逃し、4ステージ目のような1000メートルの山を超え、なおかつ登りゴールみたいなコースだとケムナを逃がす。で、最後の登りでヴラソフに総合を狙わせる。
今日のステージ、きっとケムナが逃げるんじゃないかと。。。笑)
しかし、最後のところは、あんなところに小さなラウンドアバウト(?)があって、むちゃくちゃ危険なコースじゃない?
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
去年はヴラソフが総合優勝したこのレース 、今年も始まりました。初日はギルマイが集団スプリントを制しました。
VIDEO 残り1キロを切るぐらいまではスプリンターのいる各チームがトレインを作っていたけど、結局最後はぐちゃぐちゃでしたね。ギルマイの早駆けにタイミングが遅れて誰も追い付かなかったと言う感じ。左端から出て行ったのも勝因の一つでしょう。
で、ボーラはこのレースはヴラソフエース、ケムナも総合上位を狙うという立場のようです。さらに期待の新加入、ボブ・ユンゲルスも出てます。三人とも同タイムですね。
今日の第2ステージも最後は短いけど急な登りゴール。去年はじゃり道の登りがあって、そこでヴラソフがエフェネプールを引き離したんですが、今年もあるのかな?
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
rsn のドイツ語圏出身の選手の総括シリーズ。これってなかなかビミョーで、スイスのフランス語県出身選手まで入っている一方で、イタリアの南チロル地方やベルギーの一部ではドイツ語も公用語になっているけど、入ってないです。
というわけで、拙ブログでは10年前に初登場した
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-1163.html ルクセンブルクの怪童もすでに30歳。今シーズンはとうとうツールのステージ優勝が実現しました。なんか、リエージュ・バストーニュ・リエージュにも勝っているし、ツールのステージぐらいこれまで何度も勝ってるかと思ったら、初めてだったんですね。60キロの大逃げでした。
ただ、実を言うと、この頃は安倍射殺事件とゲシュケの赤玉ジャージ獲得が印象が大きすぎて、すっかり忘れていましたわ 笑) リエージュ優勝後、ここ3年ほど血行障害で苦しんでいたわけで、復活劇だったわけでした。
「キャリア上は19年のリエージュの勝利が僕にとっては一番大きなものだ。でも個人的には、このツールのステージ優勝は一番大きな勝利と感じているよ。今振り返ってみると、あの瞬間は興奮しすぎで、実感がなかった。少し距離を置いてみると、自分が何をやったのかがわかるようになった。もうたくさんのエモーショナルな気持ちが繋がってくる。
その前の時期が辛い時期だったし、こんなことができるなんて思えなかったからね。でも僕は第二のチャンスを得て、再びそれを掴めたんだ。それにツールでステージを、あんなやり方で勝てたなんてね。普通はできないことだよ。だからこそ特別大切な勝利になったんだ。」
どうやら骨盤の動脈が狭くなって、足の血行が悪くなってたそうで、去年6月に手術を受けていたんですね。
「この症状は数年前からあって、体がもうかつてのレベルに到達できないだろうと思っていたんだ。でも手術のおかげで2022年シーズンはモチベーションも高かったし、楽観的な気持ちで臨んだよ。春のクラシックシーズンはイマイチで、思い通りに行かなかったけどね。まだパワーが足りなかったんだね。
その後疲れが出て、一週間休んだら、その後で自転車に乗ると、自分が調子が良いことに気づいたんだ。ワット数も以前と同じぐらいの数値になった。高地トレーニングに出かけたら、山でベン・オコナーについて行くのが問題なくできたんだ。
その後のツール・ド・スイスではTTで5位、総合で6位になった。ツールでの第9ステージの独走は計画していたわけではないよ。ただ逃げグループのメンツを減らしたいと思っていたんだ。一緒に逃げてたゲシュケを下りでちぎった後、一人で逃げ続けるか、後ろの強い奴を待つべきか迷ったんだけど、最後の登りのことを考えると、待って後ろから強いクライマーを連れて行くとまずいと思ってね。思い切ったら上手く行ったわけだよ。」
この勝利が、ボーラとの接点を作って、来シーズンはボーラの一員です。契約ではパリ〜ニースのような小ステージレースやフランドルなどのクラシックに出ることが決まっているようです。
「僕としては、いろいろできるだろうと思っている。今年はツールで総合11位だったんだ。これでも十分と言える。でもトップ5に入れと言われたら、どんなに頑張っても無理だろうね。でも、今は血行障害は完全になおったからね。」
ボーラのチーム戦略としては、やっぱりアルデンヌクラシックでの上位狙いと、グランツールのステージ狙いでしょう。ツールはなかなか今いるメンバーで優勝は難しいだろうけど、ステージを狙える選手はたくさんいそうです。むろんユンゲルスもその一人でしょう。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
去年はオーストリアチャンピオンマイヨで、ツールでステージ優勝したり、他にもトップテンの成績が結構あったんですが、今年は勝利はなし。トップテンも大きなレースではツールの14ステージとハンブルクのサイクラシックで5位というのぐらいですねぇ。ただ、コンラート自身は自分の成績ではなくチームの勝利や上位入賞に貢献できたことで、悪くないシーズンだったと総括しています。
この選手も春先に調子があまり上がりませんでした。3月初めのストラーデ・ビアンケで落車して脳震盪により、この時期のカタロニアやバスクのステージレースをすべてキャンセル、ひと月半レースから遠ざかることになりました。
その後のハンガリーツールで総合8位、クリテリウム・ドゥ・ドゥフィネで12位と調子を整えて、ツールではヴラソフの総合5位に貢献、さらにハンブルクのサイクラシックではマルコ・ハラーとヴァウト・ファン・アールトが混じった5人の逃げに乗って、ハラーの発射台でファン・アールトに勝つお膳立てをするとともに、自分も5位に入りました。あのハラーの逆サイドからのスプリントにファン・アールトはダッシュのタイミングが遅れて、その意味でもコンラートの発射台が功を奏した典型的な例でした。下のYouTubeでは3分過ぎぐらいからをご覧ください。
VIDEO コンラートの話。
「悪い年ではなかったよ。とても良い時もあった。まあ、その好調さが自分の結果には現れなかったけどね。3月の脳震盪はあったけど、ツールに向けて徐々に調子が上がっていったし、ツールの後はとても調子がよくなった。でもトップリザルトは上げられなかったけどね。
クリテリウム・ドゥ・ドゥフィネでの総合12位は、19年にツール・ド・スイスで3位になってるんだから、満足はできないよ。去年のドゥフィネも同じ順位だったけど、ステージ3位が2回あったからね。今年はそれがなかった。
ツールは何度も逃げグループに入ろうとしたけどうまくいかず、逃げに乗れた時は早々に潰された。だからアレックス【ヴラソフ】のアシストに徹することが多くなった。【ツール総合15位だけど】最後の山までアレックスについて行ってアシストしろと言われたら、この順位は当たり前だよ。だから総合15位も25位もあんまり変わらないよ。
それぞれのステージで自由に走ることができて、自分のチャンスもあって、それ以外はキャプテンのアシストをするっていう今の役割は、僕にはとても快適なんだ。去年のツールでのステージ優勝は僕のキャリアの中で一際目立つものだろうね。【過去、ジロで2回総合トップテンになっているが】今の僕にとっては、グランツールで3度目のトップテンを目指すより、むしろステージ優勝のほうが目標だよ。」
というわけで、ボーラにたくさんいたオーストリア人のうち、ミュールベルガー、ペストルベルガー、グロースシャルトナーと長い名前の3人が移籍して、残るオーストリア人はガンパー、ハラー、コンラートと短い名前ばかりになりました 笑)
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
rsn で毎年恒例のドイツ語圏選手たちの総括シリーズ。これをもとにして、気になる選手をピックアップして今シーズンを振り返ってみましょう。まずペストルベルガーです。この選手はもう拙ブログではこれしか書きませんが、2017年のジロの最初のステージで、ラスト1キロ、スプリンターの発射台として戦闘に出たら、そのまま1キロ逃げ切って、昔のティエリー・マリーとかイェレ・ネイダムみたいな、スプリンターを嘲笑うような勝ち方をして、強烈な印象を与えたんですがね。
その後どんどん勝つかと思ったら、去年のクリテリウム・ドゥフィネの1勝のみで、どうもパッとしません。今シーズンは活躍するどころかコロナに3回かかって、さらに脳震盪。ある意味最悪なシーズンと言えそうです。
「言い訳にはしたくないけど、去年の11月にコロナ陽性、12月にまた陽性。おかげでシーズン開始はうまくなかったね。その後、心筋梗塞の兆候があってトレーニングができなかった。12月に3週間も何もしなかったんだから、最悪だよ。」
マヨルカ島でのトレーニングキャンプは練習なしで参加したため、マヨルカ・チャレンジは4レース中2つのリタイア。2月中旬のアルガルヴェ一周でようやく走れるようになったとは言え、基礎的な体力に不安があり、春のベルギークラシックは出場レースの半分以上リタイア。挙句に「ドヴァルス・ドール・フラーンデレンで落車して脳震盪で、1ヶ月以上レースに出られず。
それでもツール・ド・フランスを目指して5月中旬にツール・ド・ハンガリー、6月前半にクリテリウム・デュ・ドゥフィネを走ったんですが、パッとした成績は挙げられませんでした。本人は後者のレースについて、こんなことを言ってます。
「去年は強かったからね。4日間黄色いマイヨをキープしたからね。だからみんなそれを思い出して、僕を逃げさせてくれなかったし、一方で僕と一緒に逃げたがった。こんな状況だと何もできないよ。」
オーストリア選手権ではボーラが圧勝して、最後は形のみ3位に入りましたが、結果、ツールの切符は手にできず。
「あの前に3週間高地トレーニングに出て調子が上がっていただけに、仕方はないとは思ったけど、ちょっと悔しかったよ。正直に言えばモチベーションに穴があいたね。去年の10月から、今年のツールを目指すようにとチームとも確認し合っていた。でもチームの決断はしょうがないよ。」
結局グランツールにはどれにも出られませんでしたからね。本人も、ボーラを離れる理由の一つに挙げているそうです。来年はバイクエクスチェンジへ移籍です。ズデネク・スティバル、マイケル・マシューズがエース格で、まずは春先のクラシックを狙いに行くことになるのでしょう。
「パリ〜ルーベはどうかわからない。あのレースのためには、僕はたぶんちょっと体が小さいし軽量だからね。むしろ、マシューズとアルデンヌクラシックにフォーカスしてみたいね。あのレースは一度しか走ってないけど、面白かったからね。その前はカタロニアへ行くので、準クラシックは出ないと思う。でもドヴァルス・ドーアとE3ハレルベケとロンデ・ファン・フラーンデレンはまた出ると思う。」
くどいけど、グランツールのステージ優勝を狙える潜在力はあると思うので、どこかで派手に勝って欲しいところです。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
Cyclingmagazine.de にボーラの今シーズンの総括がでていたのでそれを参考にします。
シーズン終了後のUCIチームランキングでは4位と、チームの予算を考えれば大成功と言えます。なによりジャイ・ヒンドレイがジロで総合優勝したのが大きかったですね。チームはグランツール上位を目標に掲げて、チームとしての方針転換を公言していただけに、正しさが証明された気分でしょう。ジロ以外も、ツール・ド・フランスではアレクサンドル・ヴラソフが5位に、ブエルタもヒンドレイがトップ10入りしてます。
バレンシア一周、ツール・ド・ロマンディ、エシュボルン〜フランクフルトなど、チームの勝利数は30。ツールではステージ優勝はできなかったけど、レンナルト・ケムナがマイヨ・ジョーヌまであと少しと沸かせました。
ただ、春のクラシックはコロナ感染で、ほぼ壊滅状態でした。フランドルの石畳系は、リーダーのニルス・ポリットが振るわず、アルデンヌの丘陵系でもリーダーのマキシミリアン・シャハマンがコロナ感染など、体調不良で出走すらできませんでした。
一方のスプリンターの勝利という点では、パスカル・アッカーマンを放出して再契約したサム・ベネットが、シーズン前半は膝の故障でトレーニング不足。やっとブエルタでのスプリントステージで2勝を挙げ、今回の出場者の中では突出しているかに思えたんですが、コロナで序盤でリタイアと残念な結果になりました。でも、来シーズンは期待できるでしょう。ベネットの勝利をバックアップしたダニー・ファン・ポッペルも、勝利はあげられなかったけどシーズンを通じて全般的に活躍しました。
来シーズンはケルデルマン、グロースシャルトナー、ペストルベルガーらがチームを出て、ルクセンブルクの元怪童ボブ・ユンゲルスや、拙ブログではツィートレース日記でお馴染みのニコ・デンツが加入します。ユンゲルスはジョーカーとしてアシストでも勝利狙いでも使えて、グランツールでの活躍が期待できそう。
今シーズンはドイツ人選手がパッとしませんでした。来シーズンはケムナやシャハマン、ポリットらもっと頑張って欲しいところです。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
ピレネー、中央山塊、アルプス、ジュラ、ヴォージュとフランスの5つの山脈を全て横断というコースです。山頂ゴールが4つあるのに対してTTも上りで、だけどこちらは1つだけ。距離も22キロと短めです。
個人的には第9ステージのピュイ・ド・ドームゴールが楽しみです。ここでのプリドール対アンクティルの肩をぶつけ合う一騎打ちは以前写真多数入りで書きましたので、よろしければどうぞ。
史上最高のツール・ド・フランス
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-3324.html ただ、この山頂は狭くて関係車両の駐車スペースもあまりないので、今後はもう登場しないだろうと思われていたんですがね。最後に登場したのはデルガドが総合優勝した1988年。
さて、このコース、ボーラの監督ラルフ・デンクはウェルカムですね。
デンクの話。「来年のツールのコースはなかなか普通じゃないね。バスクでスタートして第一週目からすぐにハードになる。ピレネーで勝ちを決定づけることはできないだろうけど、ここだけで負けが確定する可能性もある。TTは22キロというのはちょっと少ないね。TTのツールでないことは確かだ。でもボーラにとっては、TTスペシャリストが揃っているわけじゃないからむしろ良いことだね。メンバーを決めるのはだいぶ先のことだけど。」
ボーラとしてはヒンドレイ、ブラソフ、ブーフマンと山岳に強い選手が揃っていますが、ヒンドレイもヴラソフもヴィンゲゴールやポガチャルにアタックされると、ちょっとかないそうにありません。ブーフマンが総合4位になった19年のような調子に戻っていれば、ひょっとして、と思いたいところですが、このところ今ひとつパッとしないですからねぇ。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
個人的にはボーラのヴラソフが結構上位に入るんじゃないかと思ったんだけど、あんまり良くなかったですね。ボーラとしてはケムナの25秒遅れ19位が最高で、ヴラソフが31秒遅れの21位、シャハマンとコンラートが37~9秒遅れの27、28位。オーストリアの二冠になったグロースシャルトナーは1分以上遅れて86位、ドイツのTT3位のポリットも1分半近く遅れて121位でした。
ケムナ。「序盤はコーナーを比較的慎重に走り、徐々に安定してきたので、終盤はコーナーをいくらかスピードを上げて走った。全体として堅実なTTだったと言えるね。」
ヴラソフ。「まだ初日だし、リスクは冒せなかった。落車するよりは少しスピードを抑えたほうがいいと思ったんだ。あんまりタイムを失わないように走ったよ。調子はいいし、雨でなければもっと良いタイムが出たと思うけど、とりあえずこれでOKだよ。」
シャハマン。「タイムを大きく失うことなく、無事にゴールすることが大切だったんだ。ただ、わかってはいるけど、どうも本気になっちゃうんだよね。でも、今日は抑え気味で走ったよ。バイザーを取って走ればよかった。雨で視界が悪くて。。。」
コンラート。「スタート前に考えていたよりも、リスクを冒して走った。気持ちも体調も良かった。ただコーナーを二つミスって修正しなければならなく、タイムを失ったね。でも、今後に大きな自信になるよ。」
グロースシャルトナー。「コーナリングが最低だった。ちょっと恥ずかしいぐらいだよ。調子は良かったからかなり残念だよ。でもコケなかったからよしとしようか。」
というわけで、このボーラのコメントは気が向いたら 笑) 漢字の変換間違いご指摘ありがとうございました 汗)
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
独墺系6人でヴラソフの総合上位をアシストするとともに、場合によってはファン・ポッペルのスプリントの発射台にもなるという布陣ですね。ただ、スプリントでステージを狙うためにはファン・ポッペルではちょっと辛いかな。
でも、中級・上級レベルのハードなステージなら、独墺系6人のうち、司令塔のハラーを除けば誰でも逃げて勝てる可能性がありますね。特にコンラートとポリットは去年のツールでステージ勝利を挙げているし、ケムナは先のジロで勝ってます。今年はついてなかったシャハマンも、コロナを乗り越えての出場で、長い登りがあるステージではダメだろうけど、中級レベルの生き残りレースになれば強いし、長い登りがあるステージはむしろグロースシャルトナーにチャンスが出てくるかもしれません。
いずれにしても、今年のツール、ボーラの独墺系のステージ優勝は結構可能性があるような気がします。あとはコロナだな 苦笑)
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
最終ステージが平地TTなので、2秒差で2位につけたゲラント・トーマスの総合は固いところでしょうけど、ボーラはイギータが総合トップになり、チームとして存在感を示しました。
この日はアシストのマルコ・ハラーがコロナ陽性で強制リタイア。ボーラで残っているのは総合トップのイギータと9位のグロースシャルトナー、それに11位のシャハマンだけになってしまいました。最後のTTのことを考えると、シャハマンがトップテンに入る可能性は高そうです。
グロースシャルトナーもTTはそれほど悪くない印象があるから、うまくすれば、ボーラは生き残った3人が全員トップテンの可能性もありそう。イギータもたぶん大崩れはしないだろうし、4位とは1分以上の差があるから表彰台はなんとかセーフじゃないかなぁ?
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村
VIDEO まあ、今日の山頂ゴールがあるから、この後どうなるかはわかりませんが、スイス一周の第5ステージでヴラソフが優勝、ステージトップテンにグロースシャルトナー、イギータ、シャハマンと入りました。
総合もヴラソフが6秒差でトップ、そのあと16秒差でイギータが6位、40秒差でグロースシャルトナーが8位、1分ちょいの11位にはシャハマンがつけています。シャハマン、第3ステージでゴール前4キロでの落車で遅れなければ、総合ワンツー、トップテン4人と圧倒的だったんだけど 苦笑)
しかし、ヴラソフが安定しています。今日の山岳ステージでもこの調子が続くと、ツールでも活躍が見込めそうな気がします。ログリッチは強いけど、ときどきモロいので、ひょっとしてポガチャルの最大の対抗馬になれるかもしれません。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)
にほんブログ村