Jスポでも言わなかったようだし、まだどこも触れてないみたいなので一番乗りになれるかな? って、世界中のサイト全部調べたわけじゃないけどね 苦笑)
グレッグ・レモンが1983年に勝った時、2位に1分11秒の差をつけて、メルクスがこんな大差で勝つなんて、私にもできなかったことだ、と感嘆したという記事を昔読んだことがありました。このレースはアメリカのビデオがあって、昔テープが擦り切れるほど何度も見たんですが、レモンはイタリアのアルジェンティンとスペインの選手(名前失念)と3人で逃げて、後ろの集団ではアルジェンティンが逃げに乗ったので、イタリアチームが完全に抑えに行ってペースダウン。ところが肝心のアルジェンティンがパンクで遅れるということで、レモンが上りでスペイン人もちぎってそのまま逃げ切ったというレースでした。
今回のはちょっと違うからね。ものすごい強い勝ち方でした。無論このタイム差は21世紀になっては一番。いや、それどころか去年のアラフィリップの32秒差が最大でしたから、大幅な記録更新。
ひょっとして一番大きな差じゃないかと思ったんですが、よく考えればコッピがいましたね 笑) 1953年のファウスト・コッピは2位に6分22秒の差をつけて世界チャンピオンになっています。これが戦後最大かと思ったら、1968年のヴィットリオ・アドルニが9分50秒差で世界一になってますね。これが戦後最大のタイム差です。
まあ、戦前まで遡れば、1928年の第二回大会でジョルジュ・ロンセは2位に19分43秒とか、そもそもその前年の第一回大会のアルフレド・ビンダが7分16秒差とか、36年のアントナン・マーニュが9分27秒差とか、レースとして成立してないだろ!って言いたくなるようなタイム差がありますが。。。苦笑)
いずれにしても、ここ50年で2位に1分以上の大差をつけて世界チャンピオンになったのは、冒頭のレモンと1980年のベルナール・イノーだけですね。それを知ると、今回のエフェネプールの2分21秒ってのはありえねぇ!!ってタイム差です。
ついでに書いておくと、上記のイノー以来のモニュメントクラシックとグランツールと世界戦を同じ年に勝った選手ってことですね。42年ぶりの快挙!!
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うーむ、エフェネプールの勝ちパターンでした。アタックした時の切れ味と、その後の、後ろに誰がつこうがまるで気にしないまま突っ走るといういつもの姿には、もう途中から完全にシャポーで応援してました。
ヴラソフが惜しかったなぁ、と言ってもエフェネプールに追いつける雰囲気は全くなかったですが。でもあの敢闘精神は立派でした。
しかし、エフェネプール、LBL に初出場で初優勝。先日も書いたけど、
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-4276.html やっぱりステージレースよりワンデーにもっと出るべきじゃないかなぁ。
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この人の名前、Forvo で聞くと、エーフェネプールまたはエーヴェネプールと最初のエにアクセントがあって長音みたいですね。v は例によってフなのかヴなのか曖昧ですが、昔の大学書林の「オランダ語4週間」の表記に従っておきます 笑)
さて、ロンバルディアでひどい落車で骨盤骨折、今シーズンが終わってしまったエーフェネプールの話がrsnに載っていました。
本当はロンバルディアの後、初のグランツールとしてジロに参加する予定だったみたいですが、それがかなわず、来シーズンに持ち越しになってしまいました。
というわけで、来シーズンのツール参加はなさそうです。
エーフェネプールの話。「僕としてはツールに出場する前にジロかブエルタのどっちかを走ってみたいです。そこでどのくらい走れるかがわかれば、もっといろんなことを話せるんですけどね。いずれにしても、今はまだ元の状態に戻れるようにリハビリ中なので。今のところまだ僕の身体は完全じゃないし、無理をすれば益よりも害をなすでしょう。今はただただ距離を乗ることに集中していて、2ヶ月の遅れを取り戻すことが大切です。来シーズンは最初のレースはリラックスしたトレーニングとして走りたいですね。その後、そこへ大きな目標を積み上げていければいいです。」
メルクスの再来と言われてきたエーフェネプール、来年は21歳。メルクスに重ねれば、21歳のメルクスはモニュメントのミラノ〜サンレモに勝ってます。しかしエーフェネプールはすでに今シーズン20歳でクラシカ・サン・セバスチャンに勝ったから、現時点ではメルクスをリードしてますが、来シーズンはモニュメントをどれか取らないといけません 笑)
メルクスのツールデビューが24歳だったから、ツール出場はまだ急ぐ必要はないとも言えますが、一方で、今のレース界はベルナルやポガチャルみたいな20そこそこの選手がツールを勝ってますからね。出場してもおかしくないけどね。
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デケーニンク・クイックステップのツィートと写真にエフェネプール登場です。
デケーニンクのチームメイトを訪問しベルギー選手権での勝利を願ったのだあれ?みたいな意味ですかね?
まだ松葉杖ですが、インタビューにも答えたようです。
「毎日回復していると感じてる。来週いくつか検査して結果を見ていろいろ決めることになる。毎日少しずつだけど前進しているから、モチベーションも高まるよ。毎日自転車に乗ってたのに、全く乗らない毎日になったのはとても辛かった。でもティレノ・アドリアティコやツールがあったおかげで午後は時間が過ぎるのが早かったから助かった。【来シーズンは】普通ならオリンピックに参加する。でもそれだとツールと両方は無理だろう。12月にはオリンピックがあるのかないのかわかるようにして欲しいね。それがわかったらどのグランツールに出場するかを決めることになると思う。」
イル・ロンバルディアのレースで橋から落下して骨盤骨折 なんですが、やっぱり若い人は治りが早いんですね。
ところで落車したときにこんなニュースも出てたんですけど、この疑惑??はその後どうなったんだろう??
監督のブラマーティはインタビューで禁止されているものではないと言ったそうですが、、、まあ、禁止されているものをレース中背中のポケットに入れるという大胆さはありえないとは思うけど。。。
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やんなっちゃうなぁ。アスタナのフルサンがルチェンコとともに例のドクタードーピングのフェラーリ医師と接触したなんてニュースも流れてます。フルサン側は完全否定してますが、まだしばらく揉めそう。
アスタナは4、5年前にもフェラーリとの接点を疑われてライセンス取り消しまで取りざたされましたからねぇ 。
というわけで南米アルゼンチンのブエルタ・ア・サン・フアンはエフェネプールが総合優勝。スプリントではガビリアが3勝を挙げたようで、こちらは去年あまりいい事なかったから復活という言葉を使っていいのかな?
エフェネプールは言葉の本来の意味での「弱冠」二十歳ですね。第3ステージの15キロほどの個人TTでイタリアTTチャンピオンのガンナに対して30秒以上の差をつけて優勝して総合トップに立つと、クイーンステージの第5ステージもそつなく先頭集団でゴールしてリードを保ったまま総合優勝です。
2位のフィリッポ・ガンナはともかく3位がオスカル・セビリヤ!! いやぁ、一体いくつよ! と調べたら43歳。かつては紅顔の美少年で、Tモバイルにも所属してウルリッヒらとともにオペラシオン・プエルトでのドーピング疑惑でヨーロッパのレース界では見なくなったんですが、地方のドサ回りという言葉を思い出しました 苦笑)
と書いたところで強烈なデジャヴ感。と調べたら去年のブエルタ・ア・サン・フアンで、
ほぼ同じようなことを書いてました。しかも同じようにエフェネプールネタだし 苦笑)
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ブエルタにかぶってあまり注目されてませんが、去年に引き続きドイツではドイツツールが行われています。結構な豪華メンバーだし、風景もドイツの田舎町や山の上のお城など、雰囲気はとても良いです。
第一ステージは集団スプリントでパスカル・アッカーマンが勝ちました。
VIDEO また昨日の第三ステージはアラフィリップが逃げたりして出入りの激しいレース展開だったようですが、最後はスタウフェンと逃げ出したアスグレーンが勝ちました。
VIDEO しかし、やっぱり第二ステージですね。最終的にはクリストフがスプリントを制したんですが、ゴール前10キロをきるところまで、95キロの単独の逃げを成功させたのがまだ10代のレムコ・エフェネプールでした。後ろではゲラント・トーマスやヴィンチェンツォ・ニバリが追走に加わって追いかけたんですが、何しろ強かったようで、ゴール後にポリットはこんなことを言ってます。「今日初めて彼と同じレースを走ったんだけど、あの少年がやらかしたことは信じられない、理解不能だよ。彼一人を捕まえるために10人ぐらいの選手が身を犠牲にしたんだよ。しかもそのうち二人はツールの元チャンピオンだったんだよ。それだけでもあいつがどれほど強いかわかるってもんだ。
VIDEO エフェネプールの話「今日はとてもハードだった。アップダウンが多いコースだった。出来るだけ後ろを離そうとしたんだ。ひょっとして勝てるかな、と思ったりもしたけど、最後の登りを登りきる前に捕まってしまった。捕まるのがもう少し後なら先頭のグループについていくこともできたかもしれないね。でもしょうがないよ。素晴らしいトレーニングになった。今日のレースに満足しているけど、自転車レースの最終目標は勝つことだからねぇ。」
うーむ、言うことも怪物だわ。
***追記 9/1, 17:45
当初ドイツツールが数年ぶりに行われていると書いたんですが、間違いでした。去年、10年ぶりに再開されたのでした。訂正しておきました。
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ヨーロッパ選手権、世界的にはいまひとつ盛り上がりに欠けますが、今年の個人TTはエフェネプールが優勝です。去年はジュニアの部でこのタイトルを取っていますが、今年はエリートの部でタイトルホルダーになりました。これから1年、個人TTでは星のヨーロッパチャンピオンマイヨを着ることができるわけですね。
22.4キロのコースを24分55秒で走り、2位のカスパー・アスグレーンに19秒、3位のエドアルド・アッフィーニに21秒差だったようです。ヴィクトル・カンペナールツもトニー・マルティンもローハン・デニスも出てないけど、シュテファン・キュングやアレックス・ドーセット、イヴ・ランパールトなんかが上位に入っていますね。地形的には大したことはなかったようですが、いくつかの直角コーナーがポイントになったようです。
エフェネプールの話。「信じられないよ。先週はクラシカ・サン・セバスチャンに勝てて、ここでこの勝利だもの。レースの前にはみんなに言ってたんだ、僕はなんとしてでも空の最も大きな星のために星のマイヨを取りたいって。このタイトルはビョルクのためのものだ。」
というわけで、ポーランド一周で落車事故で亡くなったビョルク・ランブレヒトに捧げる勝利だったようです。表彰台では涙を抑えることができなかったそうです。
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ジュニアからU23を飛び級でデケーニンク・クイックステップ入りした19歳のエフェネプール、クラシカ・サンセバスチャンというクラシックレースで単独逃げ切り優勝です。
昨夜はJスポーツでもDAZNでも放映してなかったので諦めていたんだけど、寝る前にちょっと rsn を見たら LiveTicker でやってて、最後の登りでエフェネプールとトムス・スクインシが40秒ぐらいリードしているところで、思わず見入ってしまいました。
YouTube にラスト40キロ弱からのものがアップされてました。
VIDEO エフェネプールは最後から2番目の登りで一度千切れかかっていたようで、それを下りで追いついて、最後の登りになる前、残り20キロでアタックしたラトビアチャンピオンジャージのスクインシを単独で追いかけ、追いつくとあとはほぼ7割がた前を走り、最後の登りでスクインシをちぎり、そのままゴール。19歳と190日、戦後のクラシックレースでもっとも若い優勝者だそうです。
エフェネプールの話「信じられないよ。レースの間ずっと調子が悪かったんだ。最後にあんなに早めにアタックしたのはリスクもあった。でも最後の登りでまだ力がだいぶ残っているとわかった。このレースはいつか勝つというのが夢だったんだ。プロ入り最初の年で実現できるなんて、信じられないよ。」
メルクスの再来と言われていますが、どっかんとアタックして逃げるのではなく、みんなが苦しい瞬間にスピードを落とさず後ろを振り切るというタイプで、メルクスのようなスプリント力はなさそうです。
ところで、3位になったサンウェブのマルク・ヒルシ、この選手はU23のチャンピオンですね。ネオプロの20歳。それとボーラのパトリック・コンラートが6位に入っています。
* 追記(8/4、16:25)
YouTube に新しいものがアップされていたので差し替え、その前後の文言を変えました。
* 追記(8/6、17:05)
上でアップしたものが消えていたので、新しいのを探して差し替えました。
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ファン・ホーイドンク、お父さんとはまるで似てないですねぇ 笑) お父さんの方は89年の立川昭和公園であったスーパークリテリウムで優勝してるんですけどね。まあ、それ以上にフランドル2勝の方が有名だけど。
さて、エフェネプールですよ。何しろ巡航速度に対して先頭交代できないぐらい速いとなると、もしかしてTTでも桁違いの大差をつけて優勝しちゃうんじゃないか、という期待とも不安ともつかぬ奇妙な気持ちで見ていましたが、よかった、彼も普通の強豪選手だったね 笑)
エフェネプールの話。「最初のカーブで小さなミスをおかし、そこで少しタイムロスしたんだ。でも全体としては良い走りだったし、満足できるよ。この素敵なマイヨを少なくとももう1日は着ていられるんだから嬉しい。僕がベルギー一周で先頭にいるんだと思うと誇らしいよ。明日のコースはとても難しいコースだし、何が起こるかわからないけど、すぐ反応できるようにして走るよ。【明日のコースにあるLBLで有名なルドゥートの登りは】ジュニアのレースで一度走ってるし、そのレースでは勝てた。あの時の勝利はとても素晴らしいものだったけど、明日は他にもたくさんの登りがあるし、全く違うものだからね。」
しかし、今夜はブーフマンがどうなるか、一方でエフェネプールはどうか、さらにスイスも始まりますね。今日はプロローグのTTだからまあいいか 笑)
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昨日のDAZNで見ていてエフェネプールのゼッケン13が普通に貼られていて、ジロでのツィート日記を紹介したニコ・デンツはゼッケン13を片方上下逆に貼っていたから、あれ? 彼はこういうことは気にしないのかな? と思ったのですが、この数字は逆に彼にとってはラッキーナンバーだったようです。
rsnではゼッケン13は彼の初勝利6月13日と一致したのこと。デケーニンク・クイックステップで今シーズン優勝した選手の数は11人、彼は、惜しい! デケーニンクで12番目の優勝選手となったそうです。
エフェネプールの話。 「13という数字は僕にとっては不吉でもなんでもないよ。逆だよ。僕はこの数字が好きなんだ。この数字で勝てたのは特別な気分だね。このプロ初勝利は僕にとっていろんな意味がある。ゴールラインを通過した時、初めて両親の顔が見えた。二人がここにいたこと、この瞬間を両親と分かち合えたことがとても大切なことだったんだ。両親以外にもたくさん友達が来てくれてた。素晴らしい、忘れられない1日になったよ。」
何しろ中盤のヘラールツベルヘンの壁など、ツール・ド・フランドルでも有名な登りで繰り返しアタックをかけて集団を小さくしていったので、チームメイトでこの日2位になったファビオ・ヤコブセンはこんなことを言っています。
ヤコブセンの話。「あいつに少し冷静になるようにって言わなければならなかったよ。何しろ早すぎるだろ? あいつは言うことを聞いて、実に適切なタイミングでアタックしたね」
アタックしたのはゴール前12キロぐらいの平地でした。普通見られるような、スプリントするような急激なスピードアップではなく、なんかジワジワとスピードをあげたみたいに見えたけど、集団は全く追えませんでしたね。ただ一人、後ろについたカンペナールツは、何しろアワーレコードの新記録を打ち立てたばかりなのに、全く前に出られませんでした。繰り返し肘でエフェネプールが前に出るように合図しても、見ててもわかるぐらい、ついていくのがやっとでした。
ジュニアの世界戦でも、全く同じシーンを見ることができましたが、今回はレベルがもう一つ、否、U23 を飛ばして二つ上のクラスですからね。ぶったまげ!! ですよ。みるみるうちに差は30秒、40秒と離れていきました。
エフェネプールの話。「アタックのタイミングはここだ、と感じたんだ。先週コースの下見にきてたから、各コーナーは知っていたし、最後の方のコーナーがかなりきついこともわきまえていた。多少のリスクはつきものだけど、カンペナールツが落車したのは気の毒だった。こう言うことは誰にだって起きて欲しくないからね。」
カンペナールツの話。「自分のプロでのキャリアでまだ体験したことがないものだった。去年ジュニアの部で彼のライバルたちが感じた気持ちがわかったよ。たとえ僕が落車しなかったとしても、あいつについていけたかどうかはわからないな。本当に信じられないくらい速かった。へたばったよ。本当にあいつのスピードときたらファンタスティックだった。同時に、とてもめげてるよ。」
エフェネプールの話。「レースはまだ終わってないし、総合のことは今は考えてないよ。ただこの瞬間をチームとともに楽しみたい。でも、うまくリードできているから、明日のTTでさらにこのリードを広げられるといいね。」
というわけで、今日のTTも楽しみですねぇ。
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ベルギー一周の第二ステージ、とうとうエフェネプールが本領発揮です。石畳や小さなアップダウンの続くフランドルやアルデンヌのクラシックの雰囲気の181キロ、残り12キロ強でアタックというほどの強烈な感じではなく、するするとスピードを上げると、ついてくるのはカンペナールツだけ。しかもアワーレコードを更新したばかりのカンペナールツは全く先頭交代できず完全ツキイチで、挙句落車。一人で行くエフェネプールと後ろの追走集団がどんどん開いていくんだものね、びっくりですよ。
オランダのファン・デル・プールよりも5歳若いけど、これから先この二人が大きな話題になるんでしょうかね。
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というわけで、アルゼンチンで行われていたブエルタ・ア・サン・ホアン、最終第7ステージはボーラ・ハンスグローエのベネットがスプリントで取りましたが、トップ10にボーラから三人も入ってます。チームとして圧勝ですね。
さて、例のジュニアで敵なしのレムコ・エフェネプール。最終的に総合9位で新人賞でした。しかしまだ19歳になったばかりなのに初レースで新人賞の緑のマイヨを獲得です。トッププロ選手たちと渡り合えることを証明しましたね。
総合優勝したウィナー・アナコナが勝ったクイーンステージでもアラフィリップのアシストを勤めた挙句の24位だし、何より第3ステージの個人TTでは3位という強さですからね。
「僕は何も期待せずにスタートしたから、新人賞マイヨを取れて、総合でも9位に入れたなんて、本当にすごいよ。ここで僕ができたことに対しては誇りに思うし、たくさん学んだ。最高のスタートになったね。ただ、まだ絶好調というところまでは来てない。このレースは準備レースだから。調子はいいけどもっと良くなることを期待しているよ。」
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ジュニアのロードとTTで桁外れの強さを発揮して圧勝したレムコ・エフェネプール、来シーズンはクイックステップ・フロールス改めドゥスナンク・クイックステップと読むのか、それともデスニンク・クイックステップか?(後記:オランダ人の発音ではデケーニンク・クイックステップと聞こえますね)何れにせよこのチームに新加入です。
何しろジュニアのレースでは今シーズン20勝以上だそうで、勝率は8割ぐらいだったようです。100人ぐらいで一斉にスタートするロードレースの勝率8割って、桁外れですわなぁ。
さて、ベルギーの新聞ヘト・ニウスブラットに記事が載っていたようで、来年度はフランドルのワンデーには出場せず、ベルギー南部のワロン地方のワンデーレースと1週間程度のステージレースに焦点を絞るそうです。
エフェネプールの話。「ツール・ド・フランドルやオムループ・ヘト・ニウスブラットには出場しない。ワロン地方のクラシックと比較的短いステージレースにフォーカスする。プロのフランドルのクラシックはジュニアのそれとは比べものにならないから。全く違うものだから。」
プロデビューは1月のアルゼンチンのツール・ド・サン・ファンになるそうで、春のステージレースは他にアルガルヴェ一周とカタロニア一周、4月になったらトルコ一周が組まれているそうです。今週はチームのトレーニングキャンプで初の顔合わせでした。こんなことを言ってます。
「いいチームに入れた。ワクワクしている。でも舞い上がったりしないでしっかり地に足をつけていきたい。」
さてさて、なんだかんだ言ってもまだ18歳。U23を飛び越えてのプロ入りですからねぇ。無理させないように育てていくんでしょうね。グランツールに出場はあと4年後かな?
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今年の世界戦ジュニアで、何しろ突出していたレムコ・エフェネプール。すでに書いたように、7月半ばのヨーロッパ選手権でTTとロードに優勝し、世界戦でも同じくTTとロードで優勝。しかも勝ち方がすごいです。ヨーロッパ選手権のロードでは2位に10分差の独走、世界戦ロードでは落車で1分以上遅れたのにじわじわ追いついて、最後は20キロ以上一人で先頭を引いた挙句、一度も先頭に出なかったツキイチ選手をちぎって独走ですからね。ジュニアのクラスでは突出してます。
それ以前はサッカー選手としての才能で知られていたそうで、まずRSCアンデルレヒト、続いてPSVアイントホーフェンに所属し、ベルギーのU16代表選手として6試合に出場していたそうです。
自転車を始めたのは1年半前。父親のパトリック・エフェネプールは1992年から94年まで3年間プロ選手として走り、プロ3勝を挙げてます。選手年間で写真入りで出てました。
なかなか二枚目であります。しかしまあ、無名選手ではありますね。息子のレムコはサッカーでいまひとつ伸び悩み、自転車に転向してみたようです。
「僕はサッカーがもうあまり楽しくなくなったんだ。テレビで見るのは自転車レースばかりになった。サッカー選手だった時も時間があればロードやマウンテンに乗っていたんだ。サッカーから自転車に乗り換えたのは良い選択だった。今は本当に幸せさ。」
もともと陸上競技も、面白半分で、16歳でハーフマラソンを走っていたりしたそうですが、今年になって出場した自転車ロードレースは25。そのうち優勝したのは20。エフェネプールがこれまで出場した44のレースの内、優勝は34だそうです。確かに見ているものにメルクスを連想させるような強さ。でも本人はこんな風に言ってますね。
「メディアは僕のことを新たなメルクスと呼んでる。でも僕は新たなメルクスじゃないよ。僕は僕だよ。僕はツール・ド・フランスに勝ったことはないし、エリートの世界チャンピオンでもない。新しいメルクスだなんて、全然まだまだだよ。僕はレムコ・エフェネプールだよ。」
今年の初めにすでにクイックステップからバックアップを受けていたようですね。いわゆるスタジエールだったのかな? よくわかりませんが、自転車などは自由に使えたとのこと。それもあって18歳でクイック・ステップと正式契約です。
「ヨーロッパ選手権の後、僕がTTとロードの両方に勝ったから、いろんなチームからオファーが来た。スカイとミッチェルトン・スコットが来たね。でも僕はもうクイック・ステップと繋がりがあったから。でも道はまだまだ長いよ。僕がチャンピオンになれるかどうかはわからないことだよ。でもいつかそうなりたい。まだ18歳だからね。来年はまだそんなにたくさんのレースには出ないし、トレーニングをたくさんするつもりだよ。レースのこともトレーニングのこともまだ勉強することがたくさんある。僕は僕自身の期待があるからそれを達成できたら嬉しい。でも他の人たちが僕にかけてくる期待を目指すわけじゃない。僕は自分のことに集中して、僕が行くべき道を行くだけだよ。」
うーん、世界戦のロードしか見てませんが、逃げ切り独走が持ち味なんでしょうか? しかもアタックして一瞬のスピードで相手をちぎるというのではなく、じわじわとスピードを上げてちぎるというタイプみたいです。スプリントはあまりないタイプかもしれません。しかし、来年からすでに期待しちゃいたくなります 笑)
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いやあ、ジュニアのTTで2位に1分半の大差をつけて、メルクス再来と言われるエフェネプール。強い強い。本当に強い。とんでもないね。漫画みたい。
残り70キロぐらいのところで集団落車に巻き込まれ、トップから1分以上遅れたのに、そこからどんどん追い上げ、前を行く小集団で少しづつ休みながらアタック、休みながらアタックで、途中ベルギーチームのアシストがあったとはいえ、結局残り40キロで先頭に追いつくだけでなく、3人の逃げグループになったらほとんど一人で先頭で走り、肘で先頭交代を要求しても誰も出ないと、文句も言わずにそのまま引きまくり、残り30キロぐらいで下りでアタック。その後もかろうじてちぎれなかったドイツ人マイアホーファーは全く前に出なかったけど、これは戦略とかではなく、単純に前に出られないってのがわかりましたね。
後ろではイタリア人二人(片方はTTで3位になった選手)が先頭交代しながら追っているのに、どんどん差が広がっていくんだもの。
最後は、ドイツ人は一度も前に出ることなく残り20キロの登りでちぎれていきました。結局この20キロで2位に1分半の差をつけちゃいましたね。2位のマイアホーファーも追い上げてくる二人の選手をかわして逃げ切りましたから、要するにエフェネプールが強すぎたってことですね。
英語のアナウンサーもプチ・カンニバルと連呼してましたが、体つきから見ると小柄だし、メルクスというよりむしろリック2世ことリック・ファン・ローイって感じでしょうかね。惜しむらくは顔が真っ当すぎますかね 笑)もっとゴリラみたいな凶暴な雰囲気があるともっといいんだけど 苦笑)
まあ、これまでもメルクスの再来と言われた選手がいなかったわけではないけどね。例えば、ジュニア時代のレモンを見たベルギーのプロ選手は帰国後、アメリカに小さなメルクスがいたと言ったそうだし、90年頃にフランドルに2勝したファン・ホーイドンクなんかもメルクスの再来と言われていたけど、まあ、メルクスってクラシックもステージレースもTTも山岳もスプリントも強く、年間50勝しちゃうような(今シーズンのクイック・ステップがチームとして70勝ぐらい)怪物でしたから、普通の人はなれんわなぁ。エフェネプール、まだ18歳、ロード選手が一番脂がのる年齢が28ぐらいと言われていますから、それまでまだ10年もあるけど、下手すればこれから15年ぐらいロードレース界に君臨するような選手になるんでしょうか。
何れにしても何か歴史的な選手の誕生の瞬間を見た気がします。
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