いやぁ、自転車レースの歴史においては黙示録的という言い方がよくされますが、昨日のドゥフィネもそんな感じでした。頻繁に放送が滞るしカメラに水滴がついて見づらいし、レインコートで選手が誰だかわかりづらいし、あまりいいことないはずなんですが、追走車のヘッドライトで照らされた選手たちの後ろ姿はなんとも勇壮で感動的であります。
そんな中、有力集団から最初にアタックしたのはブーフマンでした。ラスト2.5キロぐらいでしょうか、カメラがやっと繋がったと思ったらアタックしてました。結局ヤコプ・フルサンに追いつかれて、最後の方はもう完全にツキイチ状態で、残り250メートルぐらいで後ろから抜いていったヴァウト・プールスにも当然ついていけませんでしたが、クイーンステージでの3位はよくやったと言えましょう。
ブーフマンの話。「今日は本物のクイーンステージでした。何より激しい雨が最後の登りをより厳しいものにしました。チームは私をうまく山まで連れていってくれて、私としてはアタックするのをできるだけ長く待つつもりでした。そして一か八かでアタックしてみたのです。プールスが追いついてきた時にはもう間に合いませんでした。たしかに優勝できた方が素晴らしかったんでしょうけど。」
これで総合4位。3位のヴァン・ガーデレンまで1秒、トップのフルサンまで21秒、トップはちょっと大きいけど、3位以内に入りたいねぇ。
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増税するので年金だけでは暮らせなくなるから老後のために2000万円を貯めろという政府。これでも参院選で自民が勝つようなら、世界の歴史を見てもないことだろう。もし本当にそれでも勝つならナチス台頭の時代のドイツ人より愚かな国民として歴史に名を残すだろう。
調べてないので、もしかしたら間違っているかもしれないが、社会保障ってビスマルク時代の富国強兵の帝政ドイツで導入された制度だと聞いたことがある。つまり社会保障で国民の面倒は国が見るから戦争へ行ってくれという意図だったわけだ。無論国が面倒をみるって、その原資は国民の税金であって、権力者が自腹を切るわけではないのは言うまでもないが、でも日本は税金はバンバン取り、社会保障はどんどん削り、国民に自分でなんとかしろと言って、なおかつ戦争にも行けというのだろう。
というわけで、気がつけばクリテリウム・ドゥ・ドゥフィネが始まってて、昨日はテレビをひねったらブーフマンが逃げていてびっくりしました。
レース後のブーフマンです。
「今日は本当に調子が良かったのです。アタックがかかるたびに反応してたら、逃げに乗れました。今日はきっと逃げが決まるだろうと思っていたのです。残り35キロで捕まってしまいましたが、逃げたおかげで最後のパワーがちょっと足りなかったようです」
結局ピノやフルームら優勝候補たちの集団に遅れてバルデやポートやヴァン・ガードレンと一緒の44秒遅れの集団でゴール。総合では55秒遅れの12位グループ。どこかで一発逃げを成功させたいところですねぇ。
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rsn にクリテリウム・ドゥ・ドゥフィネに望むブーフマンのインタビューが載っていました。今年は調子がいいですからね。マジョルカ・チャレンジで勝ったり、 バスク一周では総合3位になったりしてますからね。ジロではマイカがトップ10に入ったから、ブーフマンとしてもグランツールでのトップテンはなんとか果たしたいところでしょう。そのための前段としてドゥフィネでも上位に入りたいところです。
「僕はまだ絶好調ではない。東チロル地方でのトレーニングキャンプから戻ったばかりだからね。だからこそ、このステージレースでの負荷をうまく利用して、自分の最高のレベルにしておきたい。ドゥフィネでは最終的にトップテンに入れれば十分だよ。それよりスプリンターステージが二つあるから、うちのチームとしてはサム・ベネットにチャンスがあると思う。そのほかにもTTがあるので、そこで僕の調子も見極められるだろうね。レースのコースとしては去年よりいくらかハードかな。
今シーズン前半の成果【ボーラはここまで24勝】のおかげである種の勢いができているよね。みんなそれに乗ってリラックスして走れている。みんな余裕を持ってレースプログラムを組んでもらえてて、みんなが自分のチャンスを得ている。それそれが自分のレベルを高められている。僕自身も力をつけられたと思っている。
今回のドゥフィネではパトリック・コンラートとダブルエース体制だ。二人で、チャンスを見つけて総合上位を目指したい。何れにしてもツール・ど・フランスは最も大きな自転車競技イベントだ。そこにパーフェクトの状態で参加したいと思っている。」
というわけで、マイカとフォルモロはジロにでたので、今年はブーフマンとコンラートが総合のエースですかね? 多分ブーフマンがエースでコンラートはジロでのフォルモロの役割だろうと思うけど、このドゥフィネでの結果では逆になる可能性もあるのかな?
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ボーラとしては快心のレースでした。シャハマンも残り40キロの一級山岳で、切れそうで切れないまま集団の最後についていったし、最後の山も遅れながらも、大きく遅れなかったのは立派でした。
ブーフマンは一昨年のドイツナショナル選手権でも一人逃げを決めているので、逃げた瞬間にこれは決まったなと思ったんですがね。最後の山も、ブーフマンの登坂力なら2分は絶対に縮められないだろうと思いましたが、チャンスをうまく生かしました。
と書いているのは、実はまだ残り5キロぐらいあるのです 笑) このあと万が一ひっくり返ったりしたらごめんなさい 爆)
**追記(0:30)
結果は書いた通りになりました。ボーラのワンツースリーはなかったけど、コンラートもシャハマンをアシストしたようで、この結果は十分ではないでしょうか。明日もキツイみたいですが、イサギレと50数秒差。コンラートとシャハマンとでブーフマンを守れますかね? ブーフマンももっと派手に万歳すればいいのに。しかし、とうとうここまできたか、ブーフマン!
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というわけで、山頂ゴールのステージ、総合4位につけていたブーフマンが表彰台の順位を目指してアタックするかな、なんて思ってたんですが無理でしたね。タイムを稼ぐことはできなかったけど、失うこともなかったということで良しとしましょう。
ブーフマンの話「この山では時間を稼ぐのは無理だった。3位につけているゴデュはとても強かった。こういうスプリントでは僕には勝利を争うことはできないけど、タイムを失わなかったのは良かった。これはシーズンが始まったばかりのこの時期にしてはとても良いことだ。冬場のトレーニングがうまくいった。去年の今頃よりはずっと良い。」
まあ、後ろを見れば、ヴィルコ・ケルデルマンとかトム・デュムラン、ダン・マーチンなんてのがいるわけだし、シャハマンも最後の9人のトップ集団に残れたし、ボーラとしては大喜びの結果でしょうね。
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去年のマジョルカチャレンジ、2つのレースに出たデーゲンコルプが2勝でしたが、今年はなんと!! ブーフマンが今年初レースで優勝です。マジョルカチャレンジの2戦目トロフェオ・アンドラーチ〜リューセタでゴール前20キロで単独アタック、ソロで逃げ切り勝ちですね。プロ入り2勝目、最初のは2015年のドイツナショナル選手権でした。
「こんなにうまくいくなんて思ってなかった。次々アタックがかかり、私もアタックしてみたら、誰もこなかった。距離が15秒から20秒ぐらいになったので、どうなるかと思っていたけど。」
このレース、土砂崩れでコース変更になりしたようですが、ブーフマン自身はそれが自分には良い方向に出たと言っています。スタート前は完全にトレーニングレースだと言っていたみたいですが。
このマジョルカチャレンジの第3戦目になる翌日のトロフェオ・セラ・デ・トラムンターナでも、ブーフマンはソロアタックを決めて逃げたようですが、追走してきたティム・ヴェレンスに捕まり、最後は引き離されたようです。でも、3位がバルベルデと聞くとスゲーとなります 笑)
「ヴェレンスに捕まった時、2勝目は難しいと思った。でも自分のパフォーマンスには大満足だ。とてもうまく言ったし、自信になった。」
ブーフマンももう26歳、今年あたり、もう少し名を上げたいところです。
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1週間ぐらいのステージレースではトップ10の常連になったんですけどねぇ。今シーズンはバスク一周で4位、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネでは6位、ポーランド一周では7位、ツール・ド・ロマンディーでは9位、アブダビ・ツールでは10位。
ところがエースとして出たブエルタでは良いところまで行っていて、最後にトップテンを逃してしまいました。第1週は総合2位にまでつけたんですけどねぇ。第2週以降がジワジワと順位を落として、結局12位止まり。
「今年もまた少しだけど進歩できた。それは小ステージレースで証明できたと思う。ブエルタだけは最後に願っていたようにはならなかったけど。でもコース的にハードなバスクやドーフィネで強豪選手たちに対抗できた。ブエルタでトップテンに残れなかった最大の理由は水分保持力がなくなってしまったことだ。おかげで第二週以降は辛くなってしまった。ワット値はずっとよかったが、ワット値と体重の関係がうまく合ってなかったことだ。」
水分保持力っておそらく体に水分を貯めておく能力のことでしょう。水が貯められず体重が落ちてしまったと言うことですかね? この辺りの生理学的な話はよくわかりませんが、そういう能力を高めるとか、落とさずにおけるということができるんですかね?
一応来年度も小ステージレースメインで走り、ツールに出場できるように願っているとのことですが、マイカやコンラートや、2年間すっかり忘れられているレオポルト・ケーニヒなんかもいるし、なんか中途半端なステージレーサーがいて、いまひとつ突出したところがないと、まだツールで総合上位を狙うのは厳しいですかね?
まあ、何れにしてもボーラとの契約はまた新たに2年契約を結んだので、チームとしても地元ドイツの貴重なステージレーサー、なんとか育てたいと考えているんでしょう。
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第一週はほとんど完璧に近かったのに、最後の最後に落車の影響か、ちょっと遅れて休息日に入ったんですが、第二週には入り、このままズルズルと、というのではつまらないなぁ。
昨日のステージはゴール前15キロでメカトラで遅れ、追走後かろうじてメイン集団に追いついたけど、最後は結局9秒遅れで、総合も6位に後退です。
ブーフマンの話。「今日の調子は良かったです。チームも素晴らしい働きを見せました。それだけに、最後の下りで自転車交換しなければならなくなって、そうしたものをすべて台無しにしてしまったのが残念です。自転車交換は非常に素早く行えたのですが、前に上るのにかなり高スピードを維持しなければならず、おかげでライバルたちに対して数秒遅れをとることになりました。」
まあ、ケルデルマンのことを考えれば、まだ運がいいからね。もう落車の影響はないと思いましょう。
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いや、やっぱり栗村さんの解説は図抜けてます。話が面白いし指摘が適切です。
しかしマイカが引っ張りまくって、こりゃあブーフマンいけるかも! ついにリーダーマイヨか!と思ったんですがね。やっぱり落車の影響が出たようです。ケルデルマンのアタックについていけず、あろうことか 笑)バルベルデにまで遅れてしまいました
ブーフマンの話。「ハードなステージでした。最後の登りは本当の試練でした。ハードな仕事をしてくれたチームに感謝したいと思います。私たちは当初のプランを変更しました。ラファウ【マイカ】と一緒に長い登りを第一集団で登ったのですが、残念ながら最後のアタックにはもうついていけませんでした。総合優勝候補にちぎれてしまいました。みんなが200キロにわたってハードな仕事をしてくれたのに、残念でなりません。落車から完全に回復できていませんでした。でも私はまだ自分を信頼しているし、この後は全力を出せるでしょう。」
マイカの話。「僕は今日は調子が良かった。もちろんエミュ【エマヌエル・ブーフマン】を何より最後の登りでアシストすることができた。今日は向かい風で辛かったので、最後の山で風よけになって走ることが重要だったんだ。エミュは今総合4位だ。イェーツに遅れることわずかだ。今日は本当に信じられないチームパフォーマンスを見せられたと思っている。そしてエマヌエルはまだ表彰台の可能性がある。」
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うーん、rsn にも cyclingnews にも載ってないみたいだけど、フレーリンガーのツィート日記を載せている Cyclingmagazine ではトップで出てましたが。。。
第7ステージ最後のところは確かに狭いし、落車やトラブルが多発していました。ブーフマンも落車した一人で、より正確な医者の診察を要するとのこと。ただ、落車シーンはTVでは見えなかったですね。
ブーフマンの話。「落車しました。痛かったです。でもジョイ【マッカーシー】とダヴィデ【フォルモロ】のおかげでメイングループでゴールできました。この事故で何か影響が出るかはわかりません。大きなことにならなければ良いのですが。でも、まずは医者の検査を受ける必要があります。」
え? っと、ツールのネルツを連想したんですが、その後、現地時間23時だから日本時間だと今朝6時の更新ニュースで、とりあえずチームの発表によると擦過傷と打撲のようで、第8ステージのスタートは問題なしとのこと。やれやれ。しかしスカパーではマイカは出てきてもブーフマンの名前はまるで出ませんねぇ。現在総合3位だよ? 苦笑)
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いやぁ、地味なんですかね? 日本のTVではコンラートとかブーフマンとか独墺系の選手の話題はほとんど出てこないですねぇ。サシャさんがいるのにね?
というわけでボーラはゼッケン1がサガンは不動みたいですが、今回のエースはブーフマンと監督も公言していますね。
一応最初のTTも総合優勝争いの選手たちの中では上位に入るものでした。第二ステージの短い急坂は本来長い登りが得意なブーフマンにとって苦手な部類に入りそうなのに、うまく上位でゴールできたし、昨日のステージはゴール前数キロでアタックしてライバルたちに25秒の差をつけることができました。サイモン・イェーツには追いつけなかったけど、とりあえず総合でもまだ3秒彼にリードしています。
ブーフマンの話。「私の調子はとても良いです。この最後の登りはトレーニングで走ったことがあったので、最後が少しなだらかになることも知ってました。最後は少し力が残っていたので、行ってみようと思ったのでした。ライバルたちはラファウ【マイカ】のことを気にしているはずだと思っていました。これは私にとっては助かりました。ブエルタは最終週で決まるでしょう。ですからそれまで力を残していなければなりません。」
もっとも rsn を始めドイツのサイトもブーフマンの優勝は期待しすぎだと思っているようで、最終トップテンに入れれば、2009年のアンドレアス・クレーデンがツールに総合5位に入って以来の、グランツールトップテンなるかという論調ですが 笑)
クレーデンといえば、ものすごい下半身の細さでしたが、ブーフマンもなんかガリガリですね。今日のステージでどれぐらい頑張れるか、まず最初の試金石となりそうです。
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いやあ、連れ合いがTVを見ながら一言、「いろんな意味で変な頭の二人が会談ね。」 笑) しかし、これで独裁者とレイシストの二人がノーベル平和賞ですかね。悪い冗談だったのに。
というわけでブーフマンのドゥフィネ、最終ステージでも積極的でしたね。総合順位は結局6位のままでしたが、5位を目指して、あるいはステージ勝利を目指して、有力グループからアタックしたのは良かったです。ロマン・バルデが強くてアタックも潰されてしまいましたが、ステージ4位は立派でしょう。本人も、総合6位で終われたのは大満足だと言ってます。
ブーフマンの話。「【最終ステージは】最後にアタックが次々かかって辛いステージでした。ずっとうまい具合についていけたんですが、バルデが最後にスピードを上げた時にはもう付いていけず、4位に終わりました。」
この前ブーフマンに触れた時には調子の上がらないマイカに変わって、何て書いたんですが、やっぱりツールはマイカをエースにするのがボーラの考えのようですね。次の大きな目標はブエルタということのようです。
一方、ボーラのツールでの目玉、ペテル・サガンはツール・ド・スイスで1勝して通算ステージ勝利の記録をさらに更新したようですが、昨日は残り10キロぐらいで逃げたんですね。しかもその挙句スプリントに参加して惜しくも3位。色々やらかしてくれて、ホント面白い選手で、目が離せんわ。
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ペテル・サガンはともかく、タイプがかぶるラファウ・マイカの加入で、今シーズンはマイカが出ないステージレースでエースを務めることになるんだろうと思ってたんですが、まあ、その通りになりました。
ツールとブエルタはどちらもマイカのアシスト役で参戦でしたが、マイカが出場しなかったクリテリウム・ドュ・ドゥフィネでは総合7位で新人賞を獲得。まあ、少ないチャンスを生かしました。
「ドゥフィネが私のハイライトでした。フルームやポートと一緒のグループに残って走れたのですから、それはもう特別のことでした。あの時は絶好調で、なんでもできそうな気がしたものです。他にもツール・ド・ロマンディでは総合10位でしたが、最終日のTTの前までは3位にいました。そしてドイツナショナル選手権では2位。2017年については満足してます。きっと自分の成長のために新たな一歩を進めることができたと思います。」
ツールでもマイカが第9ステージで落車リタイアした後はエースの役割を担ったんですが、結局ほとんど目立つことのないまま総合15位。
「マイカがリタイアした後は自分の順位を考えて走ることができました。しかしそれは計画通りにはいきませんでした。ツールの毎日は失望の日々だったと言えます。確かに最後は15位になりましたが、ドゥフィネのことを考えると、もっと上位に行けるはずだと思っています。ただ、絶好調のピークは過ぎてしまったから、そのあとは持続性が足りませんでした。
そのあとのブエルタのおかげで、今回はトレーニングの休みの期間が絶対に必要だということがわかりました。体調不良で出場したブエルタは最後にはものすごくエネルギーを消費しました(総合86位)。今、再び最初のトレーニング期間に入っていますが、自分の水準を高めてさらに一歩前進したいと思っています。」
2018年シーズンはおそらくまたツールではマイカがエースになるでしょうから、ブーフマンとしてはジロかブエルタのどちらかでエースを務めたいところですが、ボーラには今年は、体調不良でほとんどレースに出なかったレオポルト・ケーニヒもいるし、どうなりますかね?
「うちのチームにはステージレーサーが他にもいるから、うまく割り当てるのは難しいでしょう。自分はクライマーなのでグラン・ツールでエースを務められるようになればいいのですが。」
総合を狙うためにはTTがかなり落ちますからねぇ。。。グランツールの山岳ステージで優勝を狙えればいいんですけどね。

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一昨年だったか、下りで強引にコーナーに突っ込んでゲラント・トーマスだったか?を吹っ飛ばし、顰蹙を買ったバルギル、去年の初めにデーゲンコルプやヴァルシャイトとともに暴走車にぶつけられて大怪我したバルギル、今回は勝ったと思って泣いて喜びながら、実は負けててバツの悪い思いをしたバルギル、とうとう勝ちましたね 笑)
というわけで、山岳では20位前後でゴールすることが定番になってしまったブーフマン。マイカがリタイアして自由に走れるようになったけど、現在の力はやっぱりこのぐらいのところなんですかねぇ。勝負所までもたずにちぎれ、その後はマイペースで走ってゴール、それでもあまり大きく遅れることはないみたいで、現在総合17位。
「予想通りハードな1日でした。最初からすごく速く、私は最初の山で前のグループについて行こうとしましたが、キンタナがアタックして、そこからレースが本格的に始まりました。二つ目の山でコンタドールとキンタナがアタックした時、もうついていけませんでした。だけど小さな集団の中で山を越えたらまた前に追いつけました。三つ目の山では頂上手前の険しい区間で全力を出したのですが、私にはちょっとペースが速すぎました。結局、ちぎれた小さなグループでゴールを目指したのです。何れにしても今日は昨日よりは良かったです。」
かつてのヴェークマンファンクラブのイザベレさんからメールが届き、ブーフマンはもう少し上位にいけるだろうけど、トップ10となると今年は難しそうだと書いてありました。ヴェークマンが引退したので、
新たに 3und1Radsportwelt というHPを立ち上げたそうです。まあ、ドイツ語ですが。

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来年はタイプの同じような、しかも力が上のラファウ・マイカとレオポルト・ケーニヒが入ってきて、これまでのように自由に走ることはできなくなりそうですが、今年のブフマン、なかなか良かったんですよね。ネルツがやめちゃった今となっては、ドイツのステージレーサーとして期待できる一番手です。
オマーン一周では12位、クリテリウム・アンテルナショナルでは13位、ジロ・デル・ゴレンティーノで8位、クリテリウム・デュ・ドウフィネで20位、そしてツール・ド・フランスでは21位でした。その後もオリンピックでは14位で、まあ地味だけど、年齢を考えればまだまだ伸びしろがありそうです。
「この一年でまた少し進歩したと思いますし、良いレベルで全シーズンを過ごせたとも思います。ツールとオリンピックが私のハイライトでした。むろんもっと他のレースでも結果が出せればよかったのですが。しかしもっと上位の成績を出すためには、いろいろなところで運がありませんでした。来シーズンはもう少し小さなステージレースで上位に入りたいと思っています。しかし私にとって一番大切なのはさらに力をつけることと、できれば怪我をしないようにすることです。マイカとケーニヒが入ってきたから、これまでの2年のように自由には走れなくなるでしょうけど、きっと少し小さなステージレースでチャンスがあるはずです。」
と、いつものように、この人の真面目で、ちょっと内気そうな雰囲気を口調にしてみました 笑)
しかしなぁ、ブフマンが21位だったとなると、もしネルツが万全だったら結構上位にいけたんじゃないかと思ったりして。。。まだネルツショックから抜け切れてません 笑)

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ネオプロでドイツチャンピオンとツールの頂上ゴールステージで3位というのはかなりビックリしましたね。ただ、振り返ってみれば、シーズン前半のステージレースではアシストだったのにもかかわらず、それなりの総合順位を上げていたんですね。
まずアルガルベ一周は29位、クリテリウム・アンテルナショナルでは18位、ジロ・デル・トレンティーノでは20位で、この安定性でネオプロにもかかわらず、ツール出場がかなったわけです。ツール直前のクリテリウム・ドゥ・ドゥフィネは32位でしたが、拙ブログではブフマンのレース日記として7、8回のシリーズでご紹介しました。
そしてドイツ選手権、ゴール5キロほど前で一人で抜け出してソロゴール。ツールはドイツナショナルチャンピオンマイヨで出場でした。
そして11ステージでダニエル・マーティンとラファウ・マイカについで3位。これには驚きましたね。ネルツリタイア直後でめげていて嬉しさ半減だったのが残念。
ツール後はしばらくレースに出ず、秋のミラノ〜トリノで22位。タイプとしては長身痩躯のステージレーサーだそうです。ネオプロとしてはレースには59日間出場ということで、ネオプロとしてはちょっと多いですかね。
「私のシーズンは完全にファンタスティックなものでした。ステージレーサーとして、来年はさらに飛躍し、確実に進歩したいと思っています。」

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今 rsn でも結果がアップされました。しかし、ブフマン、ネオプロでプロ初勝利がドイツチャンピオン!! やっぱり想像した通りソロアタックを決めて逃げ切ったようです。5位に入った同じボーラのシリンガーがうまくアシストしたのかもしれません。しかし、ブフマンはこれでツールではドイツチャンピオンマイヨで出場ですよ。うーん、恥ずかしい走りはできません 笑)きちんとネルツのアシストをするんだよ! ところで、ネルツ、どこ行ったぁ??
2位のジャイアントのアルントはTTについでまたしても2位。残り1周を過ぎたところではゲルデマンがアタックして逃げたみたいだし、うーん、見たいなぁ。YouTube にそのうちアップされるかなぁ。
と思って、先ほど何も出てなかった live stream をのぞいたら、あれ? さっき出てなかった時間帯のレース経過がアップされてます。なんだこれ?
これによると、残り3キロぐらいで16人の集団からブフマンがアタックしたみたいですね。
26日に行われたU23のドイツTTで優勝した(ジュニアの世界戦でもTTチャンプ)まだ18歳の
ケムナが12位ってのも凄いです。

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いや、詳しいことが全く分からない、あまりに突然な livestream です。日本時間10時42分時点で、たぶん20人以上の先頭集団だったと思うんですが、その後まったく反応しなくなり、唐突に日本時間11時13分に非公式の結果が出ました。
なんてこったい! エマヌエル・ブフマン、この名前に記憶のある人は拙ブログとしては、感謝と賞賛をお届けいたします。先日のドゥフィネ日記を書いていた23歳の、どちらかと言えば登りの選手ですね。
2位にニキアス・アルント、3位がブルクハルトで、4位に我らがヴェークマン、5位はボーラのスプリントの発射台になると思われるシリンガー、そしてスカイの巨漢クネース。その他、ゲルデマンが10位、U23のTTチャンプのケムナが12位、16位にデーゲンコルプ、18位にグライペルです。
タイム差もなにも出ていないけど、アルントにスプリントでブフマンが勝つとは思えないから、ソロアタックが決まったんでしょうね。詳しいことはまた明日。

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